趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

経費と税金の無駄遣い

2011-08-14 11:10:58 | 機器について
 ホームページやブログを投稿するに際して、よくある話なのですが、例えばある行政の出先機関が無料サーバは広告等で不都合があるので、お試し期間でも接続不可だというお堅いPC担当者の意見があります。

 でも、無料で一切広告がないサイトがあれば問題はないでしょう。住民には、期間限定で無料版をお試しで試験送信していることをはっきり公言して、盆・正月にはつながりにくいこともあると事前説明して断ればいいわけです。

 でも、無料故の不安定なサイトは責任をもってアップロードできないと断る場合があります。で、筆者の経験では、そういった不都合な場面が生じる場合は、常識的に考えて盆や正月のみであって想定内です。でも、それでもまったく拒否するPC担当者がいますが、それは行き過ぎだと思います。なぜならば、お試し接続とはいえ、近々に正式契約して有料版にするべく試験運転している訳であり、有料版になればもちろん人数制限が設けられているので、つながりやすくなるからです。 

 つまり、お試しもせずに最初から高速で大容量のサイトにつなげばいいという発想は、税金だからなおさら費用対効果の面を熟慮しなければならないという、至極当然な市民的感覚と視点を欠いているのです。

 これでは、ともすれば有名某企業との癒着体質ができあがります。随意契約ではなくて、本来は競争入札するのでなくてはならないはずです。それでも、お役所はスペシャル高額サーバーの採用で住民サービスを向上させるものだ・・・という判断は正解でしょうか?

 たとえば、A社は廉価にサーバーを提供しており、無料コース(宣伝無し)を使ってみて、盆や正月以外は正常に通信できておれば、有料コースに変えて契約すればいいと思います。

 ホームページで一刻を争うお知らせなどはほとんどありませんので、超高速なサーバーは必要がありません。緊急連絡が必要ならば、ホームページではなく、普通は、「安まちメール」や「緊急地震速報」や広報車を出すか、緊急市内放送やサイレンを鳴らすのが定石です。

 有名某企業はメール&webビジネスライトにセキュリティをつけて、容量は40GBぐらいで1ヶ月5000円で年額6万円です。A社では、1事業所で年額3000円ですから10個所で3万円です。年額3万円で済むところを60万円も計上しており、比較検討しないで高級志向で随意契約を更新するのは、税金の無駄使いです。

各市町村の出先機関のHPでは、実際にアップしているHPの容量は、どこでも似たり寄ったりで、大体50MB以下で簡素なHPが多いですし、メールも1個だけしか使ってないようだし、これでもし豪華版のwebサーバーやメールサーバーを契約しているとしたら、税金の無駄遣いと思われます。

 


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