趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

webアプリ

2011-11-06 21:14:06 | webコンテンツ
スマホでwebアプリとネイティブアプリの違いは何でしょうか?という論点でスマホ特集を掲載しているwebサイトをよく見かけますが、それはおそらくandroid機種のことであろうと察しがつきます。というのは、iphoneの場合は、3機種だけですから機種依存するネイティブアプリでも機種依存しないwebアプリでも実用上は差が無いからです。千差万別なandroid機種の場合は、同じ会社の同じネーミングの機種でも発売時期によってOSのバージョンが違うし、同じバージョンでも旧機種をアップグレードしたものと新発売の同バージョンの機種では微妙に動作が違うからです。こうなってくると、やはりwebアプリの方が圧倒的にソフト制作側のベンダーや個人にとっては有利だし、費用対効果というか収益性が高いということになります。

これは卑近な例ですが、自分でホームページビルダーを使ってwebサイトを立ち上げる場合と、CMS、たとえばWordpressをサーバーに送ってwebサイトを立ち上げる場合との違いに喩えることができます。html文の静的webサイトは、自分のローカルのファイル構造をそのままサーバーに送り、その通りの構造でサーバーに同期すれば、全く自分のコンピュータで表示された通りに世界中のどのコンピュータでも表示されるものと思い込んでいますが、実際はそうでもなくて、位置は大抵ずれてしまうのです。1024×768の画面と800×600や1280×1024の画面とは全然違いますし、IEとFirefoxとsafariでは、微妙に表示位置が違いますしスマホと普通のパソコンでも大違いです。こういった違いを可能な限り少なくしようとすれば、ホームページビルダーでwebサイトを作る時に、何種類ものパソコンを同時に立ち上げて、どのPCでも正確に表示されるのかどうかを検証して修正しなければ、プロというか実務の仕事としては決して評価され得ないでしょう。

一方、CMSの場合は、OSやブラウザの違いや画面解像度の違いをかなり吸収して、どんな機種でも正しく表示されるように設計されていますので、ユーザーは全くそういった画面の表示やデザイン、位置関係について設計・修正などをする必要がなく、内容だけに専念してwebサイトを構築することができます。そういう観点から、私はwebアプリ開発及び積極的活用がこれからの時代は、webサイト運営の鍵であると思っています。

もちろん、htmlの静的コンテンツ制作や機種依存のネイティブアプリ制作を否定するものではありませんが、「時間・費用・労力」対「効果・収益」を比較検討すると、経費支出に余裕のある大企業や財政の安定している自治体ならそういった自前の独自コンテンツ開発は可能でしょうが、一般の中小零細企業や財政の安定しない自治体ではそうはいかないのではないか?と考えます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Youtubeの有用性 | トップ | 最少の経費で最大の事業効果... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

webコンテンツ」カテゴリの最新記事