名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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サービス残業の元凶!年俸制・裁量労働制に残業代は込みのウソ

2013-11-03 | 労働ニュース
「ブラック企業」と一言で言っても、

 「死ぬほど働かせる長時間労働」
 「働きにまったく見合わない、不当に安い給料」
 「上司の業務命令は無理難題ばかり」
 「非人間的な切り捨て人事」
 「『1日後輩は虫ケラ同然』のような“体育会系”社風」
 「同僚の間の殺伐とした人間関係」

など実態はさまざまで、たいていは複数の原因がからみあって「早期退職者が多い」という結果を招いている。

 例えば、今まで給料が安いのはまだ我慢できたが、新しい上司の苛酷な仕打ちやサービス残業の強制で、自分の中で「ここまでが限界」という「しきい値」を超えて退職を決意した、ということはあるだろう。

 原因の中には、経営者が確信犯的にやっていて、その考えを改めさせない限り絶対に直らないケースとか、長年にわたって受け継がれ会社に染みついた「負の伝統」が犠牲者を生んでいるケースもある。また、幹部候補生の定着率が悪い会社、教育研修がほとんど機能していない会社、組織や店舗網が急拡大した会社、IT系などで若手しかいない新興企業、本社の余剰人員の押しつけ人事が横行する大企業の子会社などで、本来なら管理職につかせるのを避けるべき人物なのに管理職に起用せざるを得なかったために起きた悲劇もある。それらは言ってみれば、ブラック企業になるべくしてなったブラック企業である。

●まともな企業が、いつの間にかブラックに…
 だが、現在ブラック企業とされている会社の中には「以前はまともだった」というところがけっこうある。

 例えば、本業が順調で労働環境はそんなに悪くなかったのが、2008年秋のリーマンショックをきっかけに、業績が急降下した会社である。当時、「需要の消失」とまでいわれた売上の激減にあせった経営者は、事業の多角化、組織の再編、経費の切り詰めなどさまざまな対策に乗り出すが、その結果はすぐには出ない。だから、受注できるなら納期や金額などの条件がどんなに悪い仕事でも二つ返事で引き受けた。そうやって、不景気でもけっこう忙しいのに会社は儲からないという「利益なき繁忙」にはまったツケが、「忙しい→サービス残業」「儲からない→安月給」と形を変えて、社員にしわ寄せされていく。

●口コミサイトでうさばらし
 やがてこの会社は、櫛の歯が欠けるように社員がやめていき、口コミサイトで「いい会社だったのにもう夢も希望もない」「社長のAが諸悪の根源だ」などと匿名で罵詈雑言を書きなぐられて、ブラック企業として警戒される存在になっていくのである。おそらく経営者のA氏は、「ああしなければ、会社はつぶれていた」と開き直り、「俺の気持ちが全然わからない人間にネット上であることないこと好き勝手に書かれて、ブラック企業にされた」と憤るだろう。

 だが、社員にサービス残業と安月給を強いてダークサイド(暗黒面)に墜ちなくても、リーマンショック後の危機を立派に乗り切った企業はいくらでもある。こんな会社は、なるべくしてなったのではなく、道を誤ってブラック企業になってしまったと言える。

 道を誤っても、安月給だけならまだ情状酌量の余地はある。それがよほどひどくなければ、収入が少なければ少ないなりにやりくりができるからだ。深夜や早朝にこっそりアルバイトをして副収入を得ることもできる。

 より罪深いのは、社員を会社に縛りつけて時間を拘束し、金銭的な見返りを与えないサービス残業のほうだ。社員の生活時間を奪い、副収入の道を閉ざし、疲れさせて睡眠時間を奪って、その身体に負担をかける。しかも、残業代のコストを考慮して切り上げるという歯止めが存在しないから、残業時間がどんどん長くなっても会社は平気だ。

http://biz-journal.jp/2012/10/post_919.html
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マック社員、パワハラで入院&自殺未遂、訴訟へ「去年も一人自殺。労災認められない」

2013-11-03 | 労働ニュース
ニュースサイト「My News Japan」を中心に、企業のパワハラ問題や労働争議を追いかけ取材を続けるジャーナリストの佐々木奎一が、独自のルートで取材したあの企業や業界の問題点に迫ります。

日本マクドナルド(以下、マクドナルド)本社の社員が上司からパワハラを受けたとして、東京地裁で係争中の事件がある。

 訴状や証拠書類によると、原告のA氏(仮名/40代)は、1991年に新卒でマクドナルドに正社員として入社。以後、本社社長室などを経て、11年7月1日から人事本部店舗人材開発部に異動した。異動先の上司にあたる部長は、B氏(仮名)だった。

 異動から1カ月後の同年8月、A氏はB部長に、「高校生新卒と障害者の採用を担当できない?」と言われた。そのときA氏は、新しい業務を覚えている真っ最中だったので、「今は無理です」と断った。するとB部長は「あっそう」と言って立ち上がり、背中を向けて立ち去った。

 それ以降、B部長の態度は一変した。同月下旬、社内システムがダウンすると、B部長が、A氏に向かって、「なんでそんなことになっちゃうの」「ったく、ちゃんとしてよ!」「何とかなるんでしょうね!」と、周囲に聞こえる大声で叱責。
 
 翌9月には、前任者が出席していたグランドオープン会議、マックデリバリーサービス会議といった会議にA氏が出席することを禁じた。そして同11月には、人事本部全体の会議でC本部長(仮名)が、マクドナルド社内で長く店長などを務め年齢が高い社員のことを「ブロッカー」と称して、「ブロッカーは後進の道を妨げている。こういった人はモチベーションが低い」と発言。

 それから数日後、B部長がいきなりA氏に「ところでAさんの旦那さんって、何している人?」と聞いてきた。

 A氏の夫は、マクドナルドの社員でAMD(エリア・マーケット・ディベロッパー)から、店長の下の役職であるマネージャーに降格していた。そのことを説明すると、B部長は「えー、そうなの、それじゃ『ブロッカー』みたいじゃない」「私なら、『あなたの輝けるところは、ここではなくて、他にあるんじゃないかなあ』とか、別の言い方をするわ」と、夫を侮辱した。

 その頃から、A氏の精神状態は悪化し、手がたまに震えたり、意味もなく涙が流れ止まらないことが多くなる、といった症状が現れた。

 さらに同年12年1月には、「PDS(パフォーマンス・ディベロップメント・システム)」という、社内の評価システムが実施された。これは、従業員と会社の間で目標を合意し、中間面談などを経て、毎年4段階で評価されることになっていた。B部長はA氏に「4段階で2(機会点【編註:問題点、課題点】あり)の評価」と告げた。そして、一方的に「どうして、そんなに他責なの。人のせいにしないで!」とA氏を叱責し始め、それは1時間以上にも及んだ。

 翌2月には、A氏がある仕事でミスをすると、B部長は「ったく、何やってんのよ」「4時間でできるでしょ」と命じた。A氏は愕然とし、「無理です。プロである業者がやって2週間の納期の見積もりが出ている作業を、私一人でそんなに短い時間でするのは、無理です。そんな能力はありません」と必死に訴えたが、B部長は「何キレてんのよ」と責めた。

「キレてません」、そうA氏が言った途端、突然A氏の目から涙がぼろぼろこぼれ出し、そのまま声を上げて泣き崩れ、しばらく立ち上がることができなかった。A氏はその時、これまで必死に我慢して耐えてきたものが、一気に押し寄せてきたように感じ、自分の心が壊れたような感じがした。

●入院、自殺未遂に発展
 その後、A氏は精神科で「適応障害、抑うつ不安状態」と診断され、12年7月から休職を余儀なくされた。同月下旬、クリニックの勧めで埼玉県内の病院に入院。

 8月中旬、一時外泊して自宅に戻った。そこで夫と子どもが暮らしているのを見て、A氏は安心した。その日の夜、A氏は眠らずに一人でリビングにいたが、安心と同時に「やっと楽になれる」と感じ、スマートフォンで「首つり自殺」を検索し、自殺を決意した。そして、白い便せんに遺書を書いた。

 遺書には、これまでのパワハラの経緯を記した上で、こうつづられていた。

「パワハラはみとめられず、おとがめなし、私は病院おくり、コンプラは意味なし、去年も一人自殺しているし、労災も、死なないと認められない」

 さらに、次の一文だけ下線入りで「Bさん うらみます、許さない」と記載。

 そして、「戦いたかったけど、もう気力がありません。大好きなマック、もう戻れない……マクドナルドをうらみます ■■■(※A氏の知人や子どもの愛称) ごめんね。お父さん お母さん 本当にごめん。でも、あなたが産まれた日 最高に幸せだった。 A」と記した。その後、麻ヒモを何重にもしてドアにかけ、イスに上り麻ヒモを首にかけ、首つり自殺を図った。その時、夫が気づき、間一髪でA氏の体を持ち上げて救命した。その後、A氏は病院に戻され、13年1月にA氏は復職し、他部署に異動した。

●会社を相手取り提訴へ


続きは・・・
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2984.html
をご覧になってください。
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過労死防止法案提出へ=基本計画策定を明記―超党派

2013-11-03 | 労働ニュース
過労死防止法案提出へ=基本計画策定を明記―超党派
時事通信 11月3日(日)14時50分配信

 自民、公明、民主3党などでつくる超党派議員連盟は3日、過労死を防ぐため、政府による基本計画策定を明記した「過労死等防止基本法案」の概要をまとめた。今国会で委員長提案による成立を目指し、各党内の手続きを進める。
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