いい胸(足)してるな」
「月○○万円で愛人契約せんか?」
「金払うからやらせろや」
社長が女性社員に行うセクハラの数々。2014年4月に発売された『ブラック企業から残業代を取り戻す』(横山祐太/花伝社)では、ブラック不動産会社で横行するパワハラやセクハラをリアルに描写している。入社式後の懇親会では、こんな具合だ。
「私が驚いたのは次のことにあります。新入女性社員へのセクハラを、社長自身が行っているのです。私は社長が酔いに任せて新入女性社員のスカートの中に手を突っ込むところを見て目を疑いました。50歳をゆうに超えている社長が、父娘ほどに年の離れている女性に対してセクハラ
(中略)
●サービス残業の証拠を集め、未払い分を請求
入社後1カ月、5月の給与明細を見ると、残業代は4万1052円。実際の1カ月の平均残業時間は150時間。法律通りに支払われるとすれば、月の未払い残業代は約20万円に上る計算だ。労働基準監督署が過労死を労災認定するための基準である「過労死ライン」とされている月平均80時間を超えるどころか、その2倍近くに達している。80キロあった体重が3カ月で15キロ減って65キロになり、「このままでは会社に殺される」と退職を決意する。
さらに未払いの残業代約56万円の支払いを求めるため、証拠集めをした。退職の意思を伝える際の上司とのやりとりを録音し、サービス残業を助長するような上司の発言を引き出し、タイムカードの写しを取り、出退勤ノートもつけ、「自分のデスクにある電話機の時刻をスマートフォンで撮る」など、可能な限り残業を証明できるものをデータに残したのだ。
結局、地域労働組合のサポートもあり、未払い残業代のうち50万円が支払われることになったという。会社が管理するためのタイムカードだけではなく、労働者の側でも時間管理のデータを残すことが欠かせないようだ。企業にしてみれば、証拠とともに未払い残業代を請求されれば支払わざるを得ない。
Business Journal
14時間電話営業、部下を拳で殴る…超ブラック企業から未払い残業代をこう勝ち取った!
「月○○万円で愛人契約せんか?」
「金払うからやらせろや」
社長が女性社員に行うセクハラの数々。2014年4月に発売された『ブラック企業から残業代を取り戻す』(横山祐太/花伝社)では、ブラック不動産会社で横行するパワハラやセクハラをリアルに描写している。入社式後の懇親会では、こんな具合だ。
「私が驚いたのは次のことにあります。新入女性社員へのセクハラを、社長自身が行っているのです。私は社長が酔いに任せて新入女性社員のスカートの中に手を突っ込むところを見て目を疑いました。50歳をゆうに超えている社長が、父娘ほどに年の離れている女性に対してセクハラ
(中略)
●サービス残業の証拠を集め、未払い分を請求
入社後1カ月、5月の給与明細を見ると、残業代は4万1052円。実際の1カ月の平均残業時間は150時間。法律通りに支払われるとすれば、月の未払い残業代は約20万円に上る計算だ。労働基準監督署が過労死を労災認定するための基準である「過労死ライン」とされている月平均80時間を超えるどころか、その2倍近くに達している。80キロあった体重が3カ月で15キロ減って65キロになり、「このままでは会社に殺される」と退職を決意する。
さらに未払いの残業代約56万円の支払いを求めるため、証拠集めをした。退職の意思を伝える際の上司とのやりとりを録音し、サービス残業を助長するような上司の発言を引き出し、タイムカードの写しを取り、出退勤ノートもつけ、「自分のデスクにある電話機の時刻をスマートフォンで撮る」など、可能な限り残業を証明できるものをデータに残したのだ。
結局、地域労働組合のサポートもあり、未払い残業代のうち50万円が支払われることになったという。会社が管理するためのタイムカードだけではなく、労働者の側でも時間管理のデータを残すことが欠かせないようだ。企業にしてみれば、証拠とともに未払い残業代を請求されれば支払わざるを得ない。
Business Journal
14時間電話営業、部下を拳で殴る…超ブラック企業から未払い残業代をこう勝ち取った!