名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

職場のお困りごと、相談しませんか?
私たちは、共に学び行動する労働組合です。
ひとりじゃない、一緒に生きよう!

<鳥取養護学校>看護師全員が一斉に辞職

2015-06-08 | 労働ニュース
鳥取県立鳥取養護学校(鳥取市)で、医療的ケアを担う看護師が不在になり、ケアの必要な児童生徒9人が通学できなくなっていることが分かった。以前から要員不足の事情があり、ケアの一部が遅れたことを保護者から批判された看護師6人全員が、一斉に辞職を申し出た。県教委は看護師の配置や相談体制の不備を認め、後任の人材確保を急いでいる。

 県教委が8日の県議会で報告した。同校には小学部から高等部までの児童生徒76人が在籍、うち33人がたんの吸引などのケアを必要とする。看護師6人は非常勤で、5月22日の授業終了後に全員が辞職の意向を伝えた。看護師の1人は、ケアが数分遅れたことについて、ある保護者から威圧的な言動を繰り返し受けたと訴え、他の5人も不安を募らせていたという。


<鳥取養護学校>看護師全員が一斉に辞職
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいの? 「女性活躍」にも逆行。派遣法改正案が通過すれば、男女とも非正規拡大・貧困化が進む。

2015-06-08 | 労働ニュース
■ 派遣法改正が成立してしまう?

労働者派遣法の改正案が成立してしまうらしい、と報じられています。

これまで労働者の反発も強く、2度も廃案になった問題法案。今回も野党が共同して廃案に追い込む方向だと思っていたのですが、驚いたことに、維新の党が採決を容認してしまったという報道です。



安倍内閣が重要法案の一つと位置付ける労働者派遣法改正案の今国会成立が確実な情勢となった。維新の党が実現を目指す「同一労働同一賃金」に関する法案の共同提出に自民、公明両党が応じて可決するのと引き換えに、維新が衆院厚生労働委員会での改正案の採決を容認する方向で最終調整に入ったため。自民、維新両党幹部が6日、明らかにした。これを受け与党は、早ければ来週中にも改正案の採決に踏み切る。

出典:時事通信・6月6日


■ 派遣法改正は何が問題なのか?

派遣法改正の問題については、既に労働問題の専門家の皆さんが熱く論じているところですが、ついていけない方のためにすごーく簡単に言うと。。。

こちらの解説がわかりやすいです。

改正案の最大のポイントは派遣期間制限の見直しだ。

現行では通訳や秘書などの専門26業務は無期限、その他の業務は最長3年だが、専門26業務を廃止し、一律に3年とする。

ただ、期限を迎えた時の対応が大きく異なる。現在は3年を超えて同じ仕事に派遣労働者を使えないが、改正案では労働組合などの意見を聞いた上で、人を代えれば使い続けられるようになる。同じ派遣労働者でも事業所内で働く課を替えれば、更に3年延ばせる。事実上、派遣を使える期間制限はなくなる。

派遣会社に無期雇用されている派遣労働者は、無期限で派遣先で働ける。

一方、労働者の雇用安定措置も盛り込まれている。派遣会社に対し、キャリアアップのための教育訓練の実施を義務づけた。また、3年に達した労働者を派遣先に直接雇用するよう依頼したり、新たな雇用先を紹介したりするなどの措置も求めている。しかし、派遣先が依頼を簡単に受け入れることは考えにくいなど実効性は不透明だ。

出典:クローズアップ2015:派遣期間制限「撤廃」 狭まる正社員の道 「雇用調整容易」経済界は歓迎
この毎日新聞の記事は「今回の労働者派遣法改正案は、「臨時的、一時的」という派遣労働制度の原則が失われかねないと指摘されている。この原則が崩れれば、正社員の仕事を派遣社員に置き換える「常用代替」が進む恐れがある。」「派遣受け入れ期間が事実上、撤廃され、企業側が派遣社員を長期にわたって使えるようになるのは確か」とまとめていますが、全くそのとおりと思います。

1986年に派遣法が出来るまで、人材派遣は、人買いと言われ、ピンハネの危険性が高いということで禁止され、「犯罪」「違法」でしたが、1986年に「例外的」に解禁され、どんどん例外が拡大していったわけです。

それでも、派遣は専門性の高い分野に限定する、それ以外の業務は臨時、一時的という建前をとってきましたが、今回の法改正でこれまでの規制を撤廃し、人を変えれば、または同じ派遣労働者が事業所内を転々とすればいくらでも派遣労働者を使うことが出来る、つまり常用労働者の代わりに派遣労働者を使う、ということがどんどん発生してしまうことになります。

正規労働者の側からみると、「どんどん正


これでいいの? 「女性活躍」にも逆行。派遣法改正案が通過すれば、男女とも非正規拡大・貧困化が進む。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生は誰のためにある? 辛い会社なんて辞めちゃえ! 働くすべての人に贈る人生応援ストーリー

2015-06-08 | 労働ニュース
生活のために働いているつもりが、気づけば、仕事に生活を食いつぶされていた。会社に行きたくない。理不尽な理由で怒られ、成績ばかりを競い合う日々の中で、私たちはなぜ働かなければならないのか。青白い顔をして満員電車に乗り込み、楽しくもない仕事に従事する自分に違和感を覚える人は後をたたない。そして、心身ともに疲れ果て、思いつめてしまう人も多くいることだろう。

川恵海・著『ちょっと今から仕事やめてくる』(KADOKAWA / メディアワークス文庫)は働くことに悩み苦しむすべての人に送りたい1冊だ。第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>を受賞した本作は、エンターテイメントの枠を超えた、人生を応援してくれる作品。今の仕事に悩んでいる人は、誰もが涙なしでは読むことができないのではないだろうか。私たちは何のために働いているのか。何を目指しているのか。この本はぜひとも社会に出たての人やこれから社会に出る就活生にこそ読んでほしい。そうすれば、仕

人生は誰のためにある? 辛い会社なんて辞めちゃえ! 働くすべての人に贈る人生応援ストーリー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弁護士や社労士に雇用・労務問題を無料で相談できる時代 その背景にある、国と弁護士業界の狙いとは

2015-06-08 | 労働ニュース
「弁護士というと、ちょっとした相談でも高い費用を請求してくるのでは…?」。世間ではこのようなイメージを持っている方が多いだろう。しかし、グローバル企業・ベンチャー企業を対象に雇用・労務管理の相談や雇用契約書・就業規則の作成に無料で対応する弁護士・社労士が存在することをご存知だろうか?

 東京圏雇用労働相談センター(以下TECC)は、本来ならば報酬が発生するような事案に対して無償対応を行っている。その目的は何なのか?


■東京圏の特区に進出する企業を支援することで経済発展を促す
 TECCは、厚労省と内閣府の事業で、東京圏国家戦略特区に企業を誘致するインフラ政策の一環として位置づけられる支援センターだ

弁護士や社労士に雇用・労務問題を無料で相談できる時代 その背景にある、国と弁護士業界の狙いとは
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【法律相談】中途採用の私は、差別されています!

2015-06-08 | 労働ニュース
聞こえてしまった、中途採用の人への衝撃の陰口とは・・・

今回の質問は、社員間の待遇格差について。正社員と契約社員、派遣社員の待遇差については社会問題なることもありますが、質問は中途採用と新卒採用間の格差について。

弁護士・柳原先生のアンサーの前に、今岡真理さん(仮名)の質問の背景を紹介します。


「去年、34歳で中途採用で食品専門商社に入りました。この会社は待遇がいいことで知られており、社員のプライドが高いです。
入ってみてびっくりだったのですが、プロパーの社員と、私のような中途採用の社員では、給料額にも待遇にも微差があり、与えられるチャンスも違います。
それが長く勤務するうえで、大きな差になることは明白。それでもがんばって1年間働いています。(ちなみに、社販で商品が購入できるのですが、プロパー社員は低下の6割程度の金額で購入できますが、中途採用と契約社員は定価の8割程度支払わねば購入できません)

先日、ウチの課の役付きが飲んでいる半個室の隣の席で、聞き耳を立てていたら、"やっぱり、中途採用の人はこすっからいよね、信頼できないというか……"と話していて、激しいショックを受け、翌日はそのために会社を休んでしまいました。それから、なんとなくやる気が起きず、気分がすぐれず、うつと診断されました。

このような“文化の違い”もパワハラだと思います。会社にうつの医療費請求と、社員間の公平を申し立てたいのですが、その場合、どこに行けばいいのでしょうか」



弁護士・柳原桑子先生の解答を紹介します。

さて、あなたの言う「プロパー社員」とは,新卒入社の社員を指しているものと解釈し、「社内文化」とは、その企業の伝統なり、経営陣の方針などから出てくる、その企業独特の価値体系等のことを指していると考え、お話していこうと思います。

まず、あなたが、聞き耳を立てて聞いた役付の方々の「こすっからい」といった発言内容について解説します。あなたはショックを受けたそうですが、状況からしてその発言は特にあなた自身に向けられたものではないようです。

たまたま聞き耳を立て、そこで聞いた内容についてショックを受けたとしても、それがパワハラだ、損害賠償だ、というのは無理があるようにも感じます。

法律では、同一の仕事に対して同一の


【法律相談】中途採用の私は、差別されています!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする