県警捜査2課の幹部2人が昨春、相次いで自殺した問題で、石田勝彦県警本部長が、昨年4月に自殺した男性警部=当時(51)=の遺族方を訪問し、男性の自殺が業務によるものとした上で「大変申し訳なかった」と謝罪したことが28日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、石田本部長が遺族方を訪れたのは27日。男性の自殺をめぐっては、遺族から県警を通じて地方公務員災害補償基金県支部に申請した公務災害が認定された。今月17日に警視に特例昇任した。県警によると、男性は当時の捜査2課長から人格を否定されるような叱責(しっせき)をされ、何度も文書の書き直しを命じられるなどのパワーハラスメントを受け、自殺した。
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福島民友新聞
県警本部長が謝罪 捜査2課自殺の男性警部遺族に