幸之助が非常に病弱で3日働いたら4日休むというような時期が長く続いたのは有名な話だが、自らが先頭に立って実行できないからこそ「他人を動かして自分の思いを実現する=人たらし」の能力が傑出したものになったのは確かであろう。
その人たらし戦略の根底にあるのが「義路と人情」である。忠臣蔵はもちろん、歌舞伎・講談・大衆演劇、さらにはテレビドラマに至るまでこのテーマは頻繁に登場し、日本人の中心思想とさえ言ってよい。この「義路と人情」を大事にしたからこそ「人たらし」になり得たのだと思う。
また、彼自身が自分の人生と真摯に向き合った結果生まれたとも言える確固たる「人生哲学」も人々を魅了した⇒
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