自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

杉作よいか、日本の夜明けは近いぞ!?

2021年11月20日 | なかま道志

掲載作で、ちびっ子剣士に向かってサザエさんのカツオが叫ぶ「くらまてんぐだ!」とは、「鞍馬天狗」のことでした。

悪人どもをとっちめる架空のヒーローで、誰よりも強くかっこいい存在でした。

黒頭巾をかぶった正義のヒーロー。

バッタバッタと敵をなぎ倒す。

正義は死なず、最後に勝つ。

決めぜりふは、杉作向かって言う。

「杉作よいか、日本の夜明けは近いぞ!」でした。

連載漫画「サザエさん」1958年10月8日朝日新聞朝刊の記事より。

私が11歳で、まさに鞍馬天狗を真似た時代でした。

風呂敷を三角に折り、また三角に・・・。

すると顔がすっぽり入る頭巾が出来ました。

諸説あり、モデルが登場する時代は江戸末期で、坂本竜馬、桂小五郎、西郷隆盛、近藤勇らが登場していました。

アラカンこと嵐勘壽郎が人気を博していた時代です。

杉作役には美空ひばりさんも・・・。

鞍馬天狗のパロディー番組では「頓馬天狗」もありました。

風呂敷で頭巾を作り、竹んぼうで遊び回った時代が懐かしく思います。

今やその竹んぼうも、杖替わりになりそうです。

もし、今の時代に鞍馬天狗がいたら・・・。

杉作(国民よ)、日本の夜明けはまだ先だぞ!と言うかと思います。

悪人?や悪事?をバッタバッタと打ち倒すようなヒーローは出てこないもんですかね。

変な時代になっちまったなぁ~。

 

Hiro