出張が多かった時代を懐かしがって、各地のランチや居酒屋などをご紹介しています。
この時は、名古屋から「近鉄特急のしまかぜ」に乗って伊勢に入りました。
座席のチケットは取りにくい豪華列車です。
いままで乗った列車では、新幹線のグリーン車を超えているくらいです。会社の担当者が席を用意してくれました。
お相手とお話しする前にまずは腹ごしらえです。
伊勢駅を降りて、伊勢神宮の参道を散策します。
お会いするのにちょおと時間がありましたので、伊勢神宮とランチタイムにしました。
時間の都合から、少しだけ神宮内を散策です。橋を渡り音は歩く玉砂利だけで、あとは静寂に包まれています。
戻り大通りを渡り、目的の店に入りました。「豚捨」と言う店です。ユニークな屋号は、牛肉にこだわって豚を捨てたことから名づけられたといわれていとしていました。
ランチで頼んだのは値段もお手頃な揚げ物定食です。
美味しくいただきました。近くには海鮮店もありますが、観光客で混んでいました。(コロナ禍前です)
その後、相手先にお会いし話に夢中になってしまいました。そして、私は焼き鳥が好きなものですからどこかあるかとお尋ねしましたら、行きつけの店があるのでご一緒しましょうと声をかけてくれました。
私の好むような佇まいです。
常連の相手さんが予約して置いてくれました。このような店はやはり地元の方に聞かないと分かりません。お店も駅からは少し離れています。地元の方しか分からないかと思います。
*あまりにもの美味しさと、品ぞろえから写真が多くなります。お許しを!
先ずは、やはり生で乾杯です。
ご夫婦の切り盛りする呼吸で、夫唱婦随が伝わります。(もう、息子さんの世代に引き継がられているかと思います)
珍しい新鮮な鳥の部位が出されます。鳥好き人間の私にとってはたまりません!
これでもか!と言うほど出されました。お連れいただいた方に感謝です!
いままで食べた焼き鳥(各種部位)で、一番おいしい店かと思います。もちろん合間には仕事の話もありましたが、お相手との地元の会話も楽しみました。また、大将や女将さんとの話も面白かった~。
やがて店は満席になり、予約なしでは入れない店でした。何人ものお客さんが顔を出しては、「満席でスミマセン!」が繰り返されています。
これは最初使った時の包丁の長さで、串を足したくらだったとのことです。長年使いこなした包丁もこんなに短くなるとは・・・。
自慢気な大将も実直で、祭りの話しや伊勢志摩サミットのことなども話になりました。手に持っているのが新しい包丁のようです。
〆の鳥丼です。いやぁ~堪能しましたね。お連れいただいた〇野さん大変ありがとうございます。東京に来ても、こんなお店をご紹介することが出来ません。
店の外まで出て見送ってくれました。この気持ちがこの店を長年支えてきたのでしょう。
出張は大変な責務を抱えていますが、このような出会いや機会があるのも楽しみの一つです。今では暇を持て余した生活になっています。懐かしいお話でした。
Hiro