自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

老いてはこに従えと戻ってきた色紙

2023年02月02日 | なかま道志ベース

「常清」(じょうせい):意味は常に清くです。

11年前の2011年、近代書道家の大御所である比田井天来記念館で企画された「忘れられないことば色紙展」のタイムカプセル色紙展にお出ししたものが帰って来ました。

書道を始めたころの作品です。先生から見本を書いていただきマネしてお出ししました。

私の好きな座右の銘は「魚利」(漁夫の利)です。労せずにして利があるのは良いですね。かってにそう思っているだけです。

今では筆を休めています。雅号(ペンネーム)は萬鶴(ばんかく)です。萬はよろずで、何ごとにも興味を持つので、先生が付けたものです。鶴は先生の生徒のほとんどがこれをいただいています。

準師範で墨の香りから離れています。

・・・

先日はダンスの練習会で9時過ぎに帰宅し、一杯やりながらサンドウイッチマンが出演するNHKの「病院ラジオ」と言う番組を10時から観ていました。

子ども病院で、病気と闘う子どもたちに対談形式で館内放送とテレビ放映するものです。

この子どもたちを見ていると、私の長男のことを思い出しました。期せずして今日が49歳の誕生日です。先ほどメールを送りました。

思い起こせば、生まれてどうもミルクを飲む量が少ないので病院に行った時に、検査の結果 入院して手術することになりました。4歳と小学5年生の時に大手術をしました。各手術も3カ月の女房が付き添いの入院生活でした。最初の手術の時は成功するかは半々だと主治医から伝えられ、それなりに覚悟もしていました。2度目の再度の手術をいたしました。

入院中はベッドの脇に日光浴用の簡易ベッドで暮らして(世話して)た女房でした。やはり、退院した時は看病疲れで、体調不良が続いていました。

*庭にテントを張って誕生日会なども行いました。

入院生活を送っている時は、次男は女房の実家に預けました・・・。そんなことを昨夜のテレビを観て思い出したのです。

いろいろとありましたが、子ども回復は早いですね。

自宅から山梨の実家(女房の)まで、自転車で青梅街道(丹波山村1泊して)、柳沢峠を越えて行ったこともあります。長男はサイクリング車で走破しました。次男坊は私とタンデム車(二人乗り)です。自転車を必死にこいでいる姿が、まだ目に焼き残っています。アクティブな私でした。

今では長男はある病院の企画経営の責任者になっているようです。身長も185cm近くあり忙しく(コロナ対応で)痩せてきました。それも心配です。車も大きなダッジに乗っています。住まいも聖跡桜ケ丘近くの庭付きマンションに住んでいて、庭だけでも20坪くらいあるようです。農作業も私より上手で、3匹のワンちゃんもいて、一部をドッグランにしているとか。

年収も私の現職のころより高いようです。全ての面で私を越えています。先ほどもメールで嫌いな言葉だけど「もうすぐ後期高齢者になっちゃうよ」と送ったら、「その分、医療費が安くなるよ」と返ってきました。

大きな手術を経験しましたが、至って性格が明るく人づき合いが上手いのは誰に似たのか分かりません。今では仕事も大変のようですが会長の下で手足になっているとのことでした。

その分、次男坊は実直の一言です。どちらも私たちにとっては大事な可愛い息子たちです。

そんなテレビ「病院ラジオ」を観ていろいろと思い出したり、逆に子どもに心配をかけるような年齢になってしまいました。

人生にはいろいろな出来事があります。こうして家族の結束?と思いも強くなるのでしょう。

たかが10年前のタイムカプセルとしての色紙でしたが、時の流れを早く感じます。

2月になり何枚かのカレンダーを1枚めくりました。

3月は金婚を迎えますし、4月は後期高齢者(嫌な言葉です)になってしまいます。

ダンスの試合も復活しようかとも思っています。また、デモンストレーションも予定しています。

子どもの心配をしていましたが、子どもは親の心配をするようになっています。老いては子に従えとは良く言ったものです。

 

Hiro