ナカナカピエロ おきらくごくらく

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カマキリ

2011-12-04 19:19:47 | 日記
カマキリ

ナカナカピエロ昆虫記。時々。

昔はよく、カマキリを捕まえては遊んでいた。

長く10cmほどの緑色の方がメス。茶色いした小さいのがオス。なんでもメスは交尾したオスを食べてしまうということだから、恐ろしい。

私はよくメスのカマキリを獲っては、人差し指でカマキリを叩いた。攻撃するのである。カマキリは緑の長い首を上げ、やたらと大きいぎょろっとした両目で、私の人差し指の動きを追い、両手の鎌を振り上げ、叩こうとする指に鎌を振りおとした。なるほど。カマキリ拳法とは、よく言ったものだ。

好物のバッタを食わせてやったら、カマキリはバッタの内蔵だけしか食わなかった。よく鮭の産卵の川のぼりを狙う熊は、たくさんの鮭を生けどっては、鮭の卵だけを食べて身を捨てるそうな。全く生き物たるものも、かような残虐な贅沢を味わうとは。

よく秋になると、カマキリの卵を見つけた。そこから一センチにも満たない、子供もカマキリが出てくるのを見たことがある。子供ごころにも、かわいいと思った。

ついこの前、メスのカマキリに出くわした。私は幼い時と同じように、人差し指で叩いてやった。そして、頑張れよといって、その場を去った。
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2011-12-04 01:15:08 | 日記


ナカナカピエロ昆虫記。時々。

昔はよく蝶を追いかけていた。

虫取り網を持って、春はモンシロチョウを、夏はアゲハチョウや黒アゲハをよく取った。その羽根の綺麗な紋様に嫉妬し、一回美しい模様の鱗粉を全て削ぎ落としてしまったことがあった。透明になった羽根は、水でくっついてしまい開くことができなくなった。そこで初めて、鱗粉が雨から身を守る役割があることをしった。全く、残酷な話だが、そうやって昆虫という生き物の性質を学んでいた。

未だに、私は蝶を追いかけているのような気がする。
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