思考の上昇

思考の上昇

思考というやつは不思議だ
堂々巡りをしていると思っていたら
ある日、突然飛躍して
まるで山の霧が晴れて
頂から四方の景色が一望するような
一つ上のレベルの高みにあがる
そしてそこから眺める景色を
壮観に見下ろすことができる

慣性の力

慣性の力

立っているだけで
どんどん血の気が引いていく
まるで頭の中が
水槽のように揺れ動いて
慣性が働いて
重心が定まらない
もうやめてくれ
やめてくれと言ってるんだ

安全な場所へ

安全な場所へ

追いかけているのか
それとも追いかけられているのか
どちらにしても走って
ここから移動せねば
どっちへ行けばいいか分からないし
安全な場所なんて見つかりそうもない
ならばここから少しでも予測不可能な場所へ
そして追ってる人物が行きそうな場所へ
急いで移動するしかない
追い詰めたときには
俺も追い詰められたことになる
安全な場所なんて何処にもない

点滅する信号機

点滅する信号機

信号機が狂い始める
まるで自律神経を持ち始めたかのように
自分の意思を三色の色の点滅で
神経回路のように互いに会話し始めた
交通は麻痺、渋滞続出
これは誰の陰謀か
人間を混乱に陥れるネットワーク
社会が機能不全となり停滞する
クーデターが起こったのだ

蟹

蟹

居酒屋でおやじたちが
飲んだくれて騒がしい中
アスファルトを蟹が横切る
横歩きで居酒屋を回り込むように
はさみをチョキチョキ動かしながら
寄る夜中のお引っ越し

揺れるさくらんぼ

揺れるさくらんぼ

心の中で
揺れているさくらんぼ
あなたは
そんなことをお構いなしに
勝手に一本道を進んでいった
揺れているさくらんぼは
いつの間にか君のほっぺの中にあり
要は食べてしまったということだ
そうやってあなたは
自分の人生を選択していった

カクテル

カクテル

あなたは夜更けに
静かで暗いBarのカウンタに
腰掛けてカクテルを飲んでいた
カクテルの底には
黄色い満月が沈んでいた
僕が、いいのかい？と聞くと
あなたは、いいのよと答えた
しかしどう見ても
満月はこちらを睨んでいた

おもちゃ

おもちゃ

カタカタと動くおもちゃ
ゼンマイ仕掛けで
壁にぶつかっても
前に進もうとして
二の足を踏みながら
カタカタと動いている
そのうち動きが鈍くなり
静かに止まる
まるで時間が止まったように

観葉植物

観葉植物

あなたは
あの時、作業の手を休めて
窓越しに見える
太陽の光が注がれた観葉植物に
目をやった
時がゆっくり流れている
あなたはその時間に
微笑んで返し
もとの作業に戻る

キッチン、冷蔵庫の貸し出し終了

キッチン、冷蔵庫の貸し出し終了

日曜日。

8寺起床。姉夫婦宅リフォーム39日目。

ようやく姉夫婦宅リフォーム支援の大きな節目を迎えました。ようやくキッチンと冷蔵庫が使えるようになったらしく、我が家のキッチン、冷蔵庫の貸し出しが終了しました。これでもう姉夫婦が朝食及び夕食（休日、祝祭日は昼食も）を食べにくることはなく、ようやく自分の生活が進められます。約2週間遅れ。長かった。

引き続き、9月いっぱいは洗濯機の貸し出しと10月末まで荷物置き場としての和室の貸し出しは残るものの、一息つくことが出来ました。

明日は6時に起きるつもり。でも気持ちは大分楽になりました。寝る。

後記
大河ドラマ「おんな城主　直虎」面白かった。