だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

年越しへの道@読書感想(つぶやき)Ⅰ.。o○

2013年12月30日 | クリエーター・モード
雪辱・・・のつぶやきか(?_?)


《前回のつづき》

図書館に行きそびれたので「正月休みの過ごし方」を変えたワタクシメではありますが・・・
「ブックレビュー」を書く気満々だったから、このまま何も書かずに年を越すのは、とってもとってもくやしいのですぅ(涙)
そこで「読書感想」とまでいきませんが、本について、作家について、つぶやくことにします。
「だーばぁの雪辱のつぶやき」、お許し下さい _(_^_)_


三木卓「K」



この本を今年の初めに読みました、ワタクシメ。
そして著者(三木先生)に感想を送るつもりでした。
でも、書けませんでした。
大掃除をしていたら、ホコリだらけの葉書が出てきました。
表側には「三木卓先生」と宛名がプリントしてありますが、裏面は白紙。
暑中見舞いを差し上げようとして宛名だけ印刷し、「K」について何か書こうとして先に進まなくなり、葉書のことを忘れてしまったのでしょう。

その白紙の葉書をみつめ、ワタクシメ思いました。
ーーこれが「K」だ、と。
(全然、意味がわかりませんですね。すみませ~ん)

内容(「BOOK」データベースより)
円満とはいえなかった夫婦生活を、優しさとユーモアに溢れた眼差しで振り返るとき、そこにはかけがえのない「愛」と呼べるものがあった―。逝ってしまった妻・Kへの想い。半世紀に及ぶある夫婦の物語。


「円満とはいえなかった夫婦生活」、早い話がドロドロなわけです(笑)
ドロドロの水溜りでも静かに見守っていいるうちに、泥は沈殿し、水面は透き通っていきます。
そして・・・その水溜りの底に何があるのか・・・のぞき込むと自分の顔が写っていた!

「妻・K」と「主人公=三木卓・ぼく」との関係はよどんで見えます。
しかし、Kは水溜りで、ぼくがそれをじっとみつめことにより映し出された影が「三木卓」なのではないか・・・。
ホコリはついているけれど真白い紙(葉書)が、三木先生のように思えました。

ワタクシメ、高校の頃から三木先生のファンですが、今まで読んだ作品の中で「K」が一番美しいです。
装丁もあわせて、美しい「本」です。


つづきは年が明けてから ☆彡







コメント
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