だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

障がい者団体の紆余曲折(サワリだけ)

2014年04月24日 | 日記
毎月毎月・・・忙しい理由


ワタクシメが所属している障がい者団体では、毎月「機関紙」を発行しております。
それは定期的に長く続いている点で、全国的に誇れるものです。

ワタクシメと後輩のM女史(笑)が機関紙に関わるようになり四半世紀になります。
ワタクシメが知る限りでも「機関紙の歴史」を書き出したら小説になってしまうので~省略~。

ワタクシメよりも障がいの重いM女史に任せ切りの時期もありましたが、2013年度からワタクシメ、責任者として復活!

毎月発行なので、忙しいです。
気が休まらいです。
ぶっちゃけ、鬱になります(+_+)

まぁ、ワタクシメのペースで仕切れるので、「楽」になった面もありますが、この責務が、
「か・な・り、ワタクシメを苦しめてごじゃる」ってことを書くと、
当事者の実情を知らない人たちから、
「そういうことはボランティアに頼めばいいじゃない」と言われるのが関の山(苦笑)
そうかも知れませんが・・・
支援者に「頼めることと頼めないこと」があるし、障がいの有無に関わらす「得意不得意」があります。
文章を書いたりまとめられる(?)ワタクシメとM女史にお鉢が回ってきて、何十年も経ってしまった感じです(ToT)

ーーいろいろ入り組んだ事情があるんでねぇ~、
  障がい者団体の紆余曲折は、あまりブログネタにしたくないです、ワタクシメ。

本日あえて取り上げますのは、前回ココでふれた「パソコン事情」と、この機関紙が密なる関係があるんです~。

新しいパソコンにお引越しする前に「Ward2010」をまともに使えるようになろうと、一大決心をし(笑)、機関紙の編集作業に挑みました。
なので、ちょっとだけ「今までの苦労話」などを書くことにします(^^)v

障害者団体定期刊行物」というのがあるんです

「障害者定期刊行物」とは・・・
身障害者(児)団体がは発行する定期刊行物に対して郵便料金が減免される制度。
これは「障害者の福祉の増進を図る活動を行なう障害者団体」を支援する事業です。
「障害者定期刊行物」と認めてもらうためにはいくつかの《必要用件》があり、厄介ですが、それをクリアすれば格安の費用で発送できます。

ワタクシメたちの機関紙は基本的に8ページですが、ページの上部に「障害者団体定期刊行物協会の住所」や「通巻番号」を貼り付けます。
これは「パソコン時代」になってからも、ヘルパーさんやボランティアさんに手作業で貼り付けてもらっていました。

写真のように、切り張りして「書式」を整えていました。  


ーーなぜ、こんな時代遅れなことをしていたか?!

理由は、ですねぇ。
この団体の中心メンバーに、超アナログな方がいて(涙)長文原稿を郵送してくるんですよ(泣笑)
「ワープロ段階」まではクリアしてるので、ご本人的には「完全原稿」なんですけどね。
データ入稿でないから、「障害者団体定期刊行物」の書式が整えられなかったんです(-"-)
「お料理教室の感想!」みたいな短くて簡単な文章なら打ち直せますが、
「社会保障がどーたら」といったお堅い文章は・・・個人的に苦手なので(爆)

アナログさん一人のせいではありませんが(笑)
一括して原稿が集まらないことが多々ありまして~、切り貼りせざるを得なかったのです。



「通巻番号」を書き込む以外にも様々なキマリがあります。

「表紙をつける=目次を書く」
「ページを打つ」
「ページの割付」などなど・・・。

イラストを入れたりレイアウトを考えたりするのは、ヘルパーさんやボランティアさんと
「あーだ、こーだ」言いながら、手作業するのも楽しいです。
でも、その「イラスト・クリップアート」を探すのはパソコンでやるわけだし、
写真の画像調整はパソコンでないとできませんから、
「そんなら全部パソコンでこしらえちゃおう」と・・・なったわけです。

ネックは超アナログな方でしたがぁwww
なにがあったのか?
突然パソコンに目覚め(@_@;)
データをメールで送ってくれるようになったのです!

         文明開化だ~ \(^o^)/


難所はページを組みです。
両目印刷で見開き8ページを基本としているので、
  P1とP8がワンセット、その裏面はP7とP2。
  P3とP6がワンセット、その裏面はP4とP5。
  ページ数が増減するとこの組み合わせが変わります。
熟練したボランティアさんも「ページ組」の時は緊張。
もちろん、ワタクシメも。



「さぁ、皆さん、いいですかー? 刷りますよ! やりまーす」
《印刷》のボタンを押して、最初の一枚がちゃんと出てくると、「やったー」と拍手 !(^^)!

以上がワタクシメが担当している部分の、そのまた一部。


ここまで読んで「手伝ってくれる人がいるなら、いいじゃない」と思った人は・・・ツラ貸しな(~_~メ)

ヘルパーさんに、どこまで手伝ってもらうか・・・とか、
ボランティアさんの手配とか、仕事(作業)の内容の調整・・・とかを考えるのはワタクシメとM女史。

パソコンの腕を磨けば「切り貼り作業」とはオサラバできるでしょうが、
手伝ってくれる人たちに心を配るのは「当事者」の務め。
これが、一番難しいのです。

  「お誕生日席」に座っていれば、誰かがやってくれるというもンじゃーないです。

それゆえ、
機関紙を創る時期になると、鬱になります、ワタクシメ。
「機関紙」自体は、原稿や写真が集まればおもしろいです。(アナログさんは困るけど・笑)
執筆者や投稿者との交流もあるし、読者からの反響もあり、張り合いがあります。
なのに鬱になるのは、過去に、
「そんなことは、ボランティアに頼めばいいじゃない(障がい者が骨折ることはない)」と、言われたことがあるから。
当事者の根底の踏ん張りをまったく知らない人の心無い言葉が、胸に刺さったまま抜けないからだと思います。


コメント
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