だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

本当は昨日のうちに(7月中に)書きたかったこと

2015年08月01日 | 日記
8月になりました


毎年毎年「夏」がヒートアップして、熱くて暑くて・・・眠っている間以外はエアコンつけっぱなしです。
ワタクシメ、類まれな汗かきで、昔は頭から水ぶっかけられたかーって位ぽたぽた汗を流して歩いていたものです。
しかし近年の「暑さ」は汗かく前にめまいがするほどなので、極力外には出ず、エアコンと仲良くして暮らしています。

幸いなことに、最近「6時間爆睡型」になり、寝苦しい夜を体験しなくなりました。
たまに「オシッコ」で目か覚めて(笑)、汗ビショだったりすると、
ーーあぁ夏なのねと、季節を感じ嬉しかったりします~゜・_・゜~

なぜ睡眠中はエアコンを止めるかといいますと、「のど」が弱いモンで・・・でもここ数年風邪はひいていませんが・・・夏冬ともに寝る時止めるから難を逃れているのではないかも知れないし・・・

7月の中頃から、ずっと「暑さとの戦い」で、8月はいったい、どうなっちまうんでしょうか?

暑さのせいもあり、7月は2回しかブログを更新しなかったので、昨日のうちに書きたかったことを本日8/1に書きます。


リライトに専念した6-7月

正直「もう作品は描けないかな~」という気持ちもあるんです、ワタクシメ。
例えば、朝パソコンを立ち上げて「運試し」でキャンティクラッシュ=ゲーム」とかやって(笑)、一面クリアしたりレベルアップできると、かなり爽快です\(^o^)/
手近な所に「楽しいモノ」が氾濫している昨今、「子どもの本」にどんだけの力があるのかなーと考えちゃうわけです。

少しボツが続いていた時期は「こという時もあるさ」とか、
編集さんに酷評をもらっても「今にみてろよ!」って、
作品を描くことに対しては挑戦的でしたね、ワタクシメ。
だけど、だんだん描けなくなり、時代も虚ろっていくと、作品どうこうじゃなく「狙い所が違くねぇ?」と思うようになりました。

  今の時代に「子どもの本」は必要なのでしょうか?
  本が出ない、売れない・・・のは#*%@$”.。o○

早い話、作り手のせいじゃない。
    ワタクシメの作品がつまらないわけじゃないぞっとwww?!

そんで、まー、
御託を並べても今のワタクシメでは説得力ないから(涙)、なんとか一作でも新作だして、言いたいこといってから死のうかなーみたいな気分で(´Д⊂ヽ
以前「ぼつじゃないけど 本にならなかった何作か?」を引っぱりだしてリライトしてました。

やっぱー、「創作」は楽しいです。
売れっ子作家さんがどんどん描けて、ちゃんと売れるのは、作り手自身が楽しいからでしょうね。
「本にしたい」というイマジネーションや目論見を心に秘めて書く文章は「ブログ」の比じゃないですわ。

いろいろな「ブログ」があるので、これはあくまでワタクシメの「ブログ感」ですが、本気で発信したいものを掲載するのは「ブログ」ではないと思います。
ましてやSNSは、お遊びに過ぎません。

みんながそういう線引きをして利用し楽しんでいれば、危険なことは起こらないでしょう。


以上のような状況の最中、映画「あん」を観ました

猛暑の上に雷雨。
リライトは佳境に入っていましたが「この日」しかなかったある日(笑)、映画に連れて行ってもらいました。

本当に「こんな日に車いすで映画かい」と誰からもツッコまれそうなお出かけでしたが、「狙い所が違くねぇ?」と悩んだり迷っているワタクシメを引き寄せた作品でした。



  --やり残したことは、ありませんか?ーー

<私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
 この世は、ただそれだけを望んでいた。
 ・・・だとすれば、何かになれなくても、私たちには意味があるのよ>

樹木希林演じる元ハンセン病患者・徳江のことばです。


ドリアン助川の同名小説の映画化。
この作品は出版されるまでかなりの歳月を要したそうです。

監督・河瀬直美

あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた千太郎。
ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していく。
しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる。
おとなしく店を去った徳江だったが、彼女のことが気にかかる千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナとともに、徳江の足跡をたどる。
千太郎役に永瀬正敏、ワカナ役には樹木の孫娘である内田伽羅が扮した。

【映画.com】より抜粋



この作品は、とても深いテーマを扱っていますかが、登場人物一人一人の言葉(気持ち)がシンプルです。
それぞれの立場で「もっとも」な言い分で、それが、ともすれば残酷であり、差別や偏見につながっていきます。
そこに人間の切なさや、はかなさがあると感じました。
たんたんとしたシーンが組み合わさり「人生」や、「命の意味」が表現されています。



この作品が長い間「お蔵入り」にするような出版界@社会だから、「狙い所が違くねぇ?」と言いたくなっちゃうんです、ワタクシメ。










コメント
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