だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「共生社会・障害者差別解消法・・・」

2017年02月20日 | 日記
今日は朝っぱらから頑張りました p(^^)q

「朝っぱら」というほど早くはないのですが、本日は午後から「リハビリ」に行くことになっており、
毎週リハビリの日は「体力温存」をモットーに、まったり過ごしています。
どうしても「ハズセナイ用事」がある場合は、リハビリをパスする・・・と決めておりますの、ワタクシメ。
それが今日は「リハビリ」の方もインレギュラーなカリキュラムだったので、パスできず、
午前~午後にかけ、ハードだったなー」と。
ちょっくら自分をほめて、ブログに記してから寝ようと思い、パソコンを開いておりまする。

野澤和弘さんの講演会 「共生社会をめざして 障害者差別解消法と心のバリアフリー」

ワタクシメ、20年位前に「毎日新聞」にハマった時期があります。
現在は「論説解説員」である野澤和弘さんの記事をよく目にしました。
野澤さんの息子さんが障がい者ゆえか、彼の書く記事には「本音の厳しさ」と「鋭い愛」がありました。

だいぶ昔(笑)、あるシンポジウムのパネラーとして、壇上で並ばせていただいたことがありましたが、
その後ナマでお話しを伺うことはありませんでした。
今回は我が区の公開講座の講師として来て下さると知り、「絶対に参加しよう!」と気合を入れたわけです。

講演者プロフィール
1983年毎日新聞社入社、社会部で児童虐待、いじめ、ひきこもりなどを担当。夕刊編集部長を経て2009年論説委員。
社会保障審議会障害者部会委員、障害者政策委員会委員。植草学院大学客員教授、東京大学非常勤講師、上智大学非常勤講師。
NPOなどで障害者虐待防止や差別解消法の報道や法整備と普及に取り組まれている。
著書に「あの夜、君が泣いたわけ-自閉症の子とともに生きて-」(中央法規出版、2010年)、
「条例のある街-障害のある人もない人も暮らしやすい時代に-」(ぶどう社、2007年)、
近著に「障害者のリアル×東大生のリアル」(ぶどう社、2016年)など。







内閣府のホームページより・・・

国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、
全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、
障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」
(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行されました。



「障害者差別解消法」について

ココにはほとんど書きませんでしたが、この法律が出来てから、地味に勉強していました、ワタクシメ。
表立って書かなかったのは、「解消法」というやる気のない名前が腹立たしく(怒)
「一応ナンラカの法律がないと先進国としてカッコ悪いじゃん。
オリンピック・パラリンピックもやる前に、とりあえず作りましょう」みたいな国の姿勢が感じられ、当事者として、もやもやしてるんです。

折も折、「相模原障害者施設殺傷事件」が起こりました。
『障害者なんか、いなくなればいいと思った』という容疑者の言葉。
これは大きなショックでしたが、ワタクシメが受けた「ショック」は、健常者(もしかしたら障がい者も?)が多かれ少なかれ思っていることを、
容疑者は公言し実行に移した気がしたからです。

障害の有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を目指す。
障害をもつ人だけでなく、子どもも、高齢者も、女性も男性も、外国籍をもつ人も、すべての人が共に暮らしやすい地域社会。


ーー障害者殺傷事件が起こるような日本社会で、差別解消法が実現するんかい?
ーーきれいごと、絵空事並べないでよ!

というのが、ワタクシメの本音なのです。

障がい者が「障害者」のまま生きるならば、暮らしよい社会になったと感じます。
しかし、「差別の上にある平等」に過ぎず、
本当の意味での「差別の解消」をわかっていない人が、多いのではないでしょうか。

ワタクシメも「わかっていない」部類の人間かも知れないから、このへんで止めます。


現在は変えられないが、未来は変えられる

今日の野澤さんのお話しは「頭のベクトル」を変えるヒントが、たくさん詰まっていました。
その中でも印象に残ったのは「現在は変えられないが、未来は変えられる」です。

ワタクシメが生まれてから青春期頃まで、ワタクシメが介護者や福祉タクシーなどの「社会資源」を使い、朝っぱらから夕方まで出歩くことを誰が想像したでしょう。
ネットを利用し「心の丈」を不特定多数の人に発信できるようになるなんて、夢にも思いませんでした。

今のワタクシメには「絵空事」にしか思えないことが、未来には「当たり前」になるということですかね(o|o)
そうなるように「今」を積み上げるしかありません。
真の「共生社会」を目指して・・・
コメント
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