だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「3.11」に思うこと

2017年03月11日 | 日記
もう6年経つんですね

東日本大震災から、早や6年。
あの時、ワタクシメは通院日で、大きな病院の待合室にいました。
ものすごい揺れでした。
「ここが、こんなに揺れねのだから、ただ事ではない」と。
家に帰る途中で、防災頭巾をかぶり、並んで下校する小学生を見て、
「ついに・・・来たか」と思いました。

ワタクシメが小学生の頃から「関東大震災が来るから、それに備えて云々」と言われ続けていましたが、
「何も起こらないだろう」と高を括っていました。
しかし、
6年前の今日、
本当に大地震が起きたのです。

でもアレは「関東大震災」ではなく・・・
東京の被害など被災地から見たらかすり傷のようなものでした。

もう6年経ったわけだけど、大震災の爪痕は深く、
時間の経過とともに、様々な形で「キズ」が浮き彫りになってきました。

農水産物に対する「風評被害」が少し薄まって来たかなーと感じられるようになったら・・・
最近では「福島の子イジメ」が取り沙汰され、同じ人間として悲しい限りです。


被災地支援の在り方について・・・だーばぁの主観

ワタクシメが所属する「日本児童文学者協会」では、作者がメッセージを付けて、
被災した子どもたちに「本」を贈る取り組みをしました。
現地の方に「今どんな内容の本が必要か」と確かめてから送ったりしたようです。
個人的に継続して、本(主に絵本)を贈っている方もいるそうです。

障がい者関連では、まず状況把握のために被災地に入ったチームもいましたが、
「標準語」だと腹を割った話が聞き出せないし、あっちの方言もわからないので(苦笑)、
現地のスタッフとペアになって、活動したと聞きました。

障がい者のストレスもさることながら、支援スタッフのメンタルケアにあたった話も聞きました。

そして、ある時期を過ぎたら応援スタッフは距離を置くことも必要だとのこと。
「それは、元の生活に戻すためのサポートで、いつまでも応援スタッフがそばに居たら自立できない・・・」
というエピソードも印象に残っています。

どの分野でも言えることですが、その時その時で「何が必要か」を調査分析し(かたいなw)、
自立に向けた支援をすることが重要なのではないでしょうか?!


我が家の近所に「東日本大震災による被災地を継続的に支援しております」と店先にPOPを出して、
いろいろな方法で募金を集めている店があります。

ワタクシメは、「そのやり方が悪い」とは申しません。

でもねー、
ワタクシメがそこの店主なら、
「当店では福島産の〇〇を使って調理しています」とか・・・
「福島産の✖✖を販売しています」とか・・・
細々とでも風評に立ち向かいますよ p(^^)q

店先に出すなら、「勇気あるPOP」を書きますわ、ワタクシメ。

「先立つ物」はお金だけど、6年目の今は被災者の心に寄り添うこと。
いっしょに前に進む姿勢ではないでしょうか!


未曾有の大人災

例によって、話はそれますが・・・東日本大震災は「未曾有の大人災」でしょ。
「原発事故」がなければ、ここまでの悲劇にはならなかったと思うから、
「毎月11日は、必要最小限の電力で生活しましょう」みたいな活動をして、
都会人がのほほんと「原発」に頼っていることを自覚して、「被災地」のことを考えなきゃダメだよね_(_^_)_

「募金しましょう。応援しましょう」の掛け声が、被災者にはつらいかも知れませんから、
やる時は、黙ってやります、ワタクシメ。

福島の復興は「日本の復興」だと思っています。

「がんばろう 日本!」で検索して、一番気に入ったイラストをコピペします。













コメント
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