だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

映画「道草」を観てきました 🎥

2019年07月19日 | 日記
ちょっと・・・忙しかった・・・かも


この頃「思うこと」は多々あるんですが、ヘルパーが交代したり天候不順だったりで、思うように時間が作れず、
ブロックもFacebookも止まったままでしたわ。
でも、いたって元気でごじゃる、ワタクシメ(*^^*)

実を言うと、股関節の痛みと手のしびれで、目の前が暗くなる日もあるんですが、
「困ったヘルパー」に消えてもらったら、「股関節」だけは正常に戻ってきました!
体調は「いい日もあれば悪い日もあるさ、人間だもんね」・・・とは言っても、
不愉快な人間に会わずにすめば、気が楽になるさね。「病は気から、人間だもんな」・・・

ワタクシメが「人間らしい生活」を取り戻したということを前置きにして(笑)、
地元の映画上映会のことを書きまーすφ(..)。。。

映画「道草」  監督・宍戸大裕 

知的障害者(自閉症・多動性・自傷他傷行為もしてしまうような重度の障害)がヘルパー(介護者)付きでアパート暮らしなどをする、その生活を追ったドキュメンタリー。
行動障害がある人々は、世間との間に線を引かれ、囲いの内(施設や病院。親元)といった社会から隔たれた所で暮らしています。限られた場所て生きているとも言えます。
しかし、2014年の重度訪問介護制度の対象拡大により、重度の知的・精神障害者もヘルパーにいてもらい、「ひとり暮らし」ができる可能性が広まりました。
もっと昔から、そういうチャレンジをしてきた人もたくさんいますが、「制度」として認知されたわけです。
この作品は、そういった知的障害者の人々を追い、介護者とのせめぎあいや、道草をしながら散歩する何気ない日常の姿などを通して、健常者の新しい選択肢を見つめていきます。

やむを得ない事情で家族は彼らを「施設や病院」に入れていたのですが、ヘルパーと街で暮らすうちに様々な変化や成長があり、
家族との関係にも明るい兆しが見えてきたりします。

もちろん、いいことばかりではありません。
「多動性障害」は怖いです。
ワタクシメは身体障害者だから「多動性障害」の人がそばで暴れたら、なすすべがありません。
支援学校時代の同級生に、すぐ暴れる子がいました。
その子に「暴れるスイッチ」が入ったと察し、ワタクシメは無意識で「みんなー、逃げろ!」と叫んでしまいました。
その一言が「火に油」となり、騒動を起こした経験があります。

  「共生社会」は容易なことではありません。
  だけど、今あの頃を振り返り「諦めてはいけなかった」と思います。

「津久井やまゆり園」の事件以後、「共に生きる社会」をみんな各々の立場で考えるようになった気がするし、
「障がい者の選択肢・可能性」を根底からひっくり返して組み立てている感じもしています。

「道草」を観る時、スクリーンには映っていない「影」を想像しつつも、差し込んでいる「光」を信じ、社会全体の価値観を変える力を受けてほしいです。

上映会があったら、ぜひお立ち寄り下さい(^_-)


宍戸大裕 監督

映画の後で監督のトークショーがありましたが、開催時刻が21時近かったので、参加できず残念でした。
魅力的な方なので、またの機会を期待します。

以下、プロフィール(HPより)
1982年、宮城県に生まれる。
映像作家。学生時代、東京の自然豊かな山、高尾山へのトンネル開発とそれに反対する地元の人びとを描いたドキュメンタリー映画『高尾山 二十四年目の記憶』(2008年)を製作。
これまでの作品に、東日本大震災で被災した動物たちと人びとの姿を描いた「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」(2013年劇場公開)
人工呼吸器を使いながら地域で生活する人を描いた「風は生きよという」(2016年劇場公開)ーこれも観ました👀
知的障害がある人の入所施設での人生を描いた「百葉の栞さやま園の日日」(2016年製作)がある。



 










コメント
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