ご無沙汰しております。
公開したつもりが、一部しか公開できておりませんで、大変失礼しました。
すべて復活させました。
~もうすぐ書き上げる「思い出したくないことなど」の続きです。なんとミステリーがあります。ナオスくんと母のエピソードも出てきます。
冒頭の一部だけ紹介します。「一人だけヌーディストのビーチその2の後を受けています。
海水浴場で、僕は一人だけ水着を与えられなかった。Y美が忘れたのだ。ここに来るまで唯一身に着けることを許されていた白いブリーフも、いざ泳ごうとなると、あっけなく取り上げられてしまった。「最初の約束と違う」と、おば様に抗議したものの、聞き入れてくれなかった。それからは、できるだけ海の中で過ごそうと思った。素っ裸なのだから、砂浜にいるよりは目立たなくて済む。
波が押し寄せ、僕を波打ち際に押し出した。波が引いて、白い泡立ちに紛れていた僕の下半身が露わになる。僕は海藻で股間を覆うと、腰を低くしたまま、さざ波に向かってダッシュし―― 情けないことに、すぐに前のめりに倒れてしまった。
「あの子、ハダカッ!」「私も見たよ。水着はどうしたのかしら」「男の子には困ったもんね」「なんで男の子って分かったの?」「だって…見えちゃったんだもん」背後で女の人の話し声が聞こえた。僕は大きく息を吸い込み、海中に頭を沈めた。
多くの海水浴客で賑わう夏の海は、人々の歓声、笑い声がいたるところから聞こえてくる。どうせみんな裸といっても水着で大切なところは隠しているのだろう。だから安心して無邪気に波と戯れるのだ。僕も、せっかく海に連れてきてもらった以上は、楽しみたい。普通にみんなと一緒にはしゃぎたい。でも、それができないし、そういう気分にもなれないのだった。事情を知れば、誰だって「そりゃ、そうだよね」と頷いてくれると思う。だって僕だけ一人、水着を付けていないのだから。
海の中ではY美とアミさんと行動を共にした。波が寄せてきて、僕たちは垂直にジャンプした。波が後退しても、お腹までがすっぽり海中に隠れているので、遠くからでは僕が全裸だってことは分からない。海中マスクを付けた小学五年生くらいの女の子二人が接近してきた。僕はしきりに海底の砂を蹴って、腰の周りを濁した。女の子たちは、すぐ僕の近くで何度も潜っては顔を上げて、楽しい秘密を見つけたように、おでこをくっ付け合って、クックッと笑い声を立てた。彼女たちは何度も頭を海中に沈めて、僕の横をすり抜けた。気づかれてしまった。運よく海藻がゆらゆら揺れていたので、それを手に取って巻きつけ、おちんちんとお尻を隠すと、もう少し沖へ向かった。
公開したつもりが、一部しか公開できておりませんで、大変失礼しました。
すべて復活させました。
~もうすぐ書き上げる「思い出したくないことなど」の続きです。なんとミステリーがあります。ナオスくんと母のエピソードも出てきます。
冒頭の一部だけ紹介します。「一人だけヌーディストのビーチその2の後を受けています。
海水浴場で、僕は一人だけ水着を与えられなかった。Y美が忘れたのだ。ここに来るまで唯一身に着けることを許されていた白いブリーフも、いざ泳ごうとなると、あっけなく取り上げられてしまった。「最初の約束と違う」と、おば様に抗議したものの、聞き入れてくれなかった。それからは、できるだけ海の中で過ごそうと思った。素っ裸なのだから、砂浜にいるよりは目立たなくて済む。
波が押し寄せ、僕を波打ち際に押し出した。波が引いて、白い泡立ちに紛れていた僕の下半身が露わになる。僕は海藻で股間を覆うと、腰を低くしたまま、さざ波に向かってダッシュし―― 情けないことに、すぐに前のめりに倒れてしまった。
「あの子、ハダカッ!」「私も見たよ。水着はどうしたのかしら」「男の子には困ったもんね」「なんで男の子って分かったの?」「だって…見えちゃったんだもん」背後で女の人の話し声が聞こえた。僕は大きく息を吸い込み、海中に頭を沈めた。
多くの海水浴客で賑わう夏の海は、人々の歓声、笑い声がいたるところから聞こえてくる。どうせみんな裸といっても水着で大切なところは隠しているのだろう。だから安心して無邪気に波と戯れるのだ。僕も、せっかく海に連れてきてもらった以上は、楽しみたい。普通にみんなと一緒にはしゃぎたい。でも、それができないし、そういう気分にもなれないのだった。事情を知れば、誰だって「そりゃ、そうだよね」と頷いてくれると思う。だって僕だけ一人、水着を付けていないのだから。
海の中ではY美とアミさんと行動を共にした。波が寄せてきて、僕たちは垂直にジャンプした。波が後退しても、お腹までがすっぽり海中に隠れているので、遠くからでは僕が全裸だってことは分からない。海中マスクを付けた小学五年生くらいの女の子二人が接近してきた。僕はしきりに海底の砂を蹴って、腰の周りを濁した。女の子たちは、すぐ僕の近くで何度も潜っては顔を上げて、楽しい秘密を見つけたように、おでこをくっ付け合って、クックッと笑い声を立てた。彼女たちは何度も頭を海中に沈めて、僕の横をすり抜けた。気づかれてしまった。運よく海藻がゆらゆら揺れていたので、それを手に取って巻きつけ、おちんちんとお尻を隠すと、もう少し沖へ向かった。
更新お疲れ様です。
冒頭だけでも嬉しいです。これからどうなるか楽しみにしております。
とても待ち遠しかったです。
本当に助かります
でも最近もう一度最初を読み直して作者も辛い体験を乗り越えるために書いてると文頭にあったので自分も頑張らないとと思えました。どうか頑張ってください。