〇
パンツ一丁で学校の授業を受けたことありますか?
僕はあります。
体育館から白いブリーフパンツ一枚のまま、教室の前まで来た。
もう授業は始まっていた。廊下にクラスの笑い声が響いた。
僕は深呼吸してドアをあけた。皆の視線が一斉に集まる。
老先生は何も聞かず、席につくように言った。
ない、机にあるはずの服がない。
脱いだ服は確かに机に置いて、教室を出たのに。
隣の席のY美が僕を見て、「罰ゲーム」 . . . 本文を読む
〇
パッパッパッ、とY美とS子は手際よく僕の体操着を脱がし、上半身を裸にした。
「やめて、何するの」
おびえた声になってしまったのが悔しい。
おびえるとY美たちは、いよいよ嗜虐的になる。
逃げようとして、転んだ。
転んだ拍子に運動靴が脱げてしまった。
S子がすかさず僕の靴下も引き抜いた。
半ズボンも脱がされる。
あっというまに僕は白ブリーフ一枚という情けない姿になっていた。
ほんとにもう勘弁して . . . 本文を読む
〇
ドアの割れ目から毛むくじゃらの腕が伸びてきた。
「ちょっと貸して」ルコが僕のシャツを強引に脱がし、怪物の腕に向かってシャツを鞭のようにしならせた。
怪物は呻き、なおも執拗に腕を振り回した。
「ナオスくん、ズボン借りるね」
今度はメライちゃんが僕の長ズボンを下ろして足首から抜くと、ルコに加勢して、ズボンを腕に叩きつけた。
数分後、思わぬ反撃に遭った怪物はすごすごと立ち去った——僕のシャツとズボン . . . 本文を読む
以前にTwitter(新しい名称なんか使う気にもならん。なんだっけ、V? W? Y? Z? ・・・知らん)で呟いておったものを、多少アレンジして、ここに再録していきたいと思います。「小話」はそのために新しく設けたカテゴリーじゃ(ショタ君が「じゃ」なんて語尾使ったらいけませんね)。これとは別に小説も書いていきますので、ひとつ気長にお付き合いのほどを。 . . . 本文を読む