〇
ドアの割れ目から毛むくじゃらの腕が伸びてきた。
「ちょっと貸して」ルコが僕のシャツを強引に脱がし、怪物の腕に向かってシャツを鞭のようにしならせた。
怪物は呻き、なおも執拗に腕を振り回した。
「ナオスくん、ズボン借りるね」
今度はメライちゃんが僕の長ズボンを下ろして足首から抜くと、ルコに加勢して、ズボンを腕に叩きつけた。
数分後、思わぬ反撃に遭った怪物はすごすごと立ち去った——僕のシャツとズボン . . . 本文を読む
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