初めての女装 2017-02-05 17:23:04 | 9.いじめられる僕 居間のフローリングに正座し、ガラス戸へ首を回すと、そこに相変わらず一糸まとわぬ姿の僕が移っていた。 ガラス越しには、雨上がりの草木が生き生きと輝いているように見えた。僕は命じられた仕事、古雑誌の十文字縛りを終えたところだった。おば様のご用済みとなった沢山の雑誌、地域情報誌や流行雑誌などを積んだ束が五つほど、居間と玄関をつなぐドアの近くに並べてある。 「なんで浮かない顔してんのよ。もうすぐ服が着 . . . 本文を読む