田んぼの中に突っ込んだ手から泥がこぼれる。全部こぼれない内に自分の体に塗り付けると、ぬるりとした感触が腕や胸を這う。素っ裸のまま公道を歩かされる僕に、せめては体に泥を塗って、迫りつつある夜の闇に紛れこませようというY美の気遣いが幾分か含まれているのかもしれなかったが、Y美は、あくまでも僕が歩行中おちんちんを隠した罰として、泥塗りを厳命するのだった。
「もっと全身にくまなく塗るの」
語気鋭く叫ぶ . . . 本文を読む
昨夜からパンツ一枚身につけることを許されていなくてずっと真っ裸なのに、たった今衣服を剥ぎ取られたかのような鮮やかな羞恥が全身を朱に染めた。襲いかかる便意に全身が震える。
縄を解いてどうするのかとY美が問うのでトイレに行きたいのだと答えると、Y美だけでなく、女の子全員が一斉に笑った。
「馬鹿だね。トイレに行ったら、お前のお尻の中のスーパーボールも一緒に流れてしまうじゃないの」
「ほんと、頭が悪い . . . 本文を読む
頭のてっぺんまで川の中に入った僕に水圧が襲いかかって、自分が完全に裸であることを意識させられた。流されながらも、もがき続け、やっとの思いで水面に顔を出すと、僕を川へ落した小学生の女の子たちが囃し声を上げて岸を並行移動している。
おちんちんを根元で縛り付けたロープが引っ張られて、ロープの食い込むおちんちんの袋に痛みが走る。岸辺に寄せられた僕は、これ以上引かないでほしいと懇願したが、レイちゃんは薄 . . . 本文を読む