奈良散策 第1008弾
吉城園は奈良国立博物館の北側にある庭園です。もともと興福寺摩尼珠院だったのですが、明治になって民間に払い下げられ、大正8年に正法院家により建物や庭園が造られました。その後、企業の迎賓施設を経て、昭和の終わりに奈良県が買い上げ、平成元年に庭園として開園したものです。広さが8,900平米もある広い庭園で、入場無料です。行ったのは今回が初めてでした。

これが入り口です。入り口が締まっているみたいですが、門を開けて中に入ることができます。

中に入ると正面に小さな小屋があり、パンフレットなどが置かれています。パンフレットをもらって右側の階段を登ります。

中は山あり池ありの広い庭園になります。

左に小さなあずまやが見えました。

そこに行ってみました。

ちょっと階段を登ると「池の庭」を見渡すことができました。建物は大正時代に建てられた正法院家の住宅です。奈良県有形文化財に指定されています。


さらに進んでいくと、花が咲いていました。ツバキかな。(追記2023/12/12:12/02の吉城園ブログに「白い山茶花が咲きました。」という記事が出ていたので、サザンカかもしれません)

そして、離れ茶屋が見えてきました。これも奈良県有形文化財です。

庭はよく手入れされています。これはツワブキ。



そして、センリョウの実です。


こちらはマンリョウです。


紅葉は綺麗ですね。


モミジの葉が池に落ちたところもなかなか風情があります。


これはシャクナゲ。もうこんなつぼみができています。

もう一度、ツワブキの花を撮りました。

ツワブキの花と紅葉の組み合わせも映えますね。


ここは「苔の庭」。落ち葉がスギゴケの上に落ちています。


これはツツジ科みたいですが、やはり紅葉していました。


ここは「茶花の庭」です。


これはウメモドキの実。


「茶花の庭」には出口があって、そこから外に出ると、なんと氷室神社の本殿の横に出てきました。びっくりです。