奈良散策 第1025弾
12月17日、奈良最大のお祭である春日若宮おん祭を見に行きました。その続きです。県庁前でお渡り式の最初の方を見た後、興福寺南大門跡で開かれる「交名の儀(きょうみょうのぎ)」を見に、三条通りの方に向かいました。「交名の儀」はおん祭を主催する興福寺に敬意を表し、また、お渡り式に遺漏がないかどうか改めるために開かれる儀式です。
三条通りに出て、南大門跡を見上げてみると、白い幕が張られていました。それで、階段で上に登って南大門跡を見にいくことにしました。
これは中金堂。
左が五重塔で右が南大門跡です。
南大門跡には特に準備がされているようにも見えません。それで、また、三条通りに降りることにしました。
三条通りはものすごい人です。こんな人混み中を果たして行列が無事に通過できるのでしょうか。
先ほどの白い幕を見ると、弁慶のような恰好をした法師が5人坐っていました。
もうじき行列が到着するというアナウンスがありました。それで、三条通りにできた人垣の後ろから行列を見ることにしました。最初は先行行列です。
次にこんな稚児行列が続きます。最初はなかったので、途中で合流したのでしょう。
先行行列が続きます。
奈良市長さんも通過しました。
これで先行行列が終わりました。
ここからは第一番の日使(ひのつかい)の行列が始まります。
そして、日使もやってきました。「交名の儀」では行列が一旦立ち止まり、弁慶の格好をした法師の方に一礼をしてから通り過ぎます。
そして、第二番の巫女の行列がやってきました。この辺りで行列を見るのをやめて一之鳥居の向こうで行われる松の下式を見に行くことにしました。
一之鳥居の直前では行列がゆっくりと行進しています。おそらく、松の下式で行列参加者が一芸を披露するので、その順番待ちなのでしょう。
一之鳥居を入ったところはやはりものすごい人です。それで参道の南側の山側を行くことにしました。これが失敗でした。松の下式の中心となる奉行や頭屋児(とうやのちご)の姿はまったく見えません。一之鳥居側を見ると、行列が続々入ってきます。
やはり、奉行や頭屋児を見るには、参道の北側に行かなくてはいけません。でも、行列が行われているので、道を横切ることができません。それで、奈良国立博物館の東から北をぐるっと回ってやっと参道の北側に出ることができました。ちょうど第6番の馬長児(ばちょうのちご)が通っているところでした。
ここから松の下式が行われているところまでいき、やっと奉行と頭屋児の姿を撮ることができました。でも、人の流れがあって、落ち着いて撮ることができません。
手を伸ばして、松の下式の様子をちょっとだけ撮りました。
これは第四番の猿楽の松の下式のようです。
その近くでは競馬に出る馬が準備していました。しかし、此の日は朝8時に家を出て、ずっと立っていたので、足が痛くなり、この辺りで挫折。奈良国立博物館の地下で休むことにしました。この続きは来年にすることにしましょう。
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