奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

春日大社と奈良女子大

2024-11-22 21:08:44 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1347弾


11月3日は日曜日だったのですが、春日大社で明治祭が開かれ、10時から舞楽が見られるというので朝早く家を出発しました。写真はあまり撮らなかったのですが、行ったという記録を残しておきたいので書いておきます。





9時半ごろに市営高畑駐車場に車を止めました。最近、奈良公園付近の駐車場が大幅に値上げされました。土日は県庁駐車場が一日2,000円、興福寺と春日大社がそれぞれ1,500円です。高畑はまだ1,000円なのでまずまずといったところです。駐車場から春日大社まで歩いていきました。途中、アセビにつぼみがいっぱいついていました。



これは春日大社の神山である御蓋山(みかさやま)。



そして、浅茅が原園地。朝早いせいか人はまだ少ないです。



春日大社参道も人はまばらです。





二之鳥居の前にこんな「神鹿」の像ができていました。



御本殿に向かう参道です。この辺になると人が増えてきました。



そして、これが南門です。



南門をくぐって中に入ると、幣殿の前に人垣ができていました。明治祭という祭典が行われているようです。明治祭というのは明治天皇の偉業を称え、国の隆昌を祈念するお祭りだそうです。人垣の間からちらっと覗いてみたのですが、祭典は本殿で行われているようで、手前で雅楽の演奏がなされていました。一緒に行った家族は前の方で見ていたのですが、私は人混みが嫌なので、そこを離れ、境内をうろうろしていました。



これは南廻廊です。





そして、若宮に向かう途中の御間道と呼ばれる道沿いの燈篭です。こんなに長いノキシノブがいっぱいついていました。



そして、ちょっと貫禄のあるシカでした。

後から話を聞くと、明治祭の祭典が終わった後で、本殿前の林檎の庭で舞楽が行われたようです。舞楽というのは、舞を伴う雅楽のことです。朝鮮半島や中国大陸から伝わった楽舞で、奈良から平安時代に貴族が楽しんだとのこと。このときの演目は「貴徳」だったそうです。折角の機会だったのですが、見損なってしまいました。



奈良女子大で恋都祭が開かれているので、この後、ちょっと覗いてみることにしました。春日大社から奈良女子大までは2 kmほどあるのですが、歩いていきました。そして、やっと奈良女に着きました。





正面に見えるのが、重要文化財の記念館です。明治41年に旧奈良女子高等師範学校が設立され、翌明治42年(1909年)に高等師範学校本館として竣工した建物です。



中に入ってみたのですが、展示は去年とほとんど同じでした。



記念館の2階にある講堂です。ピアノが自由に弾けるようになっていました。このピアノは高等師範学校創立当時の明治42年に購入され、その後、長らく倉庫で眠っていたのですが、平成17年に発見されたもので、百年ピアノと呼ばれています。

歩いていて驚いたのは、春日大社駐車場の出口からもう渋滞が始まっていました。この日は七五三の参拝客もたくさん来ていたので、そのせいだったのかもしれません。ただ、そういうわけでもなさそうです。周りの細い道もあちこちで車の長い列ができています。おまけに公営駐車場の周辺の民間駐車場まで値上げをしていました。1日2,000円だったり、30分500円だったり。奈良は静かで、ここに来るだけでほっとした感じがしていたのですが、最近は人人人と車の渋滞で奈良の良さはほとんどなくなってしまいました。


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