いつものご近所散歩。
池の鳥の姿も少なく、キンクロハジロ夫妻もぼーっ
その時、上空を大きな鳥が飛んできました。
上空を飛ぶのは大抵サギかカワウ。せいぜいトビです。
ん?それにしてはちょっと様子が違うかも。
目いっぱいズームで撮って、さらにトリミング。
ミサゴです!久しぶりにミサゴがやってきました。
必死でコンデジズームで追いかけます。
生憎ドン曇りで、目いっぱいズームにすると連写してもブレブレ。
池の上を何度も何度も旋回するので、しつこくシャッターを押し続けました。
そうこうするうち、ミサゴがギアダウン、もとい足を出して降下を始めました。
目も留まらぬうちに魚を足で捕らえて上昇~
かなり大きな魚!さすがは猛禽類。
この後は、魚を足で捕まえたまま、上空はるかねぐらの桃山御陵方面に飛んで行きました。
お見苦しい写真ばかりでしたが、興奮が伝わりますでしょうか。
この日は他に鳥撮りの人はいらっしゃらなかったので、なつみかんの独り占めでした。
地元の池は水が減って、上から見ても沢山の魚が見えます。
待っていたら、また見られるかも・・・
【撮影:2025/2上旬 宇治市】
それでは伊勢神宮遥拝所に向かいます!
いきなり石段
石段がどんどん続きます。しかも途中で崩れていて登りにくい所も。
せっせと上っていくと、ようやくこんな標識が。
よっしゃ~
右に曲がったら遥拝所! おや、左が東山トレイルなんですね。
ここからは石段ではなく、こんな山道。そしてついに・・・
やったー!この鳥居の向こう側が伊勢神宮ですね!
・・・全然向こうが見えない。木ばっかり!!
でも反対側を見ると
あれ、見えているのは京都市街?
中央に見えている森はなんでしょう。
わお~、手前には平安神宮の朱塗りの大鳥居、中央には京都御苑、向こうに左大文字の大の字が!
そうなんです。この遥拝所のすごいところは、京都御苑と伊勢神宮を結んだ線上にあることなんです。
ずかずか歩いていますが、ここはご神体の日御山。それを示す石柱の前にはお水が供えられていました。
神のおわす山、ここは伊勢神宮を拝むために最適な場所。
ということで、私もこの鳥居の前でしっかり拝みましたよ。なかなか伊勢まで行けませんので。
すっかり気分がよくなって帰路につきました。
途中、トレイルを歩いてきた団体さんとすれ違いました。
私と同年配か少し年配の女性方が賑やかにおしゃべりしながら登ってこられ、楽しそうだな~って。
少し羨ましくなりましたよ~
下りはあっという間。さっき参拝していなかった境内神社のひとつ
朱塗りの鳥居の神田稲荷神社を参拝しました。
本当に有名どころの神様は全部いらっしゃる感じでしたね。
最後に、こちら。
駐車場横の山際に石の鳥居が。
左手の白い立て札には、
「この鳥居は御山全体を拝むための鳥居です(ここから先は危険ですので入らないでください)」
と書いてありました。
ご神体である御山(日御山;神体山)を拝むための鳥居だったのですね!
近づいて手を合わすと、杉の間から日が射して、神秘的な光景にゾクゾクしました。
最後に少しだけ植物をば。
境内に登る石段の横にあったジュウガツザクラと
ナンテンのツヤツヤした実。
モノトーンの境内に色を添えてくれて、ちょっとホッとしました。
神様のパワーを浴びすぎて、少し緊張していたかも・・・
ここは秋のカエデの紅葉が素晴らしいとのことで、隠れスポットになっているようです。
今年はその頃に再訪して、南禅寺まで抜けてみたいです。
【撮影:2025/1下旬 京都市山科区】
京のお伊勢さん、日向大神宮境内のメインスポットは昨日ご紹介した通りです。
でもここの凄さはそれだけではありません。
というのも境内を擁する山、日御山じたいがご神体。
そこには多くの境内神社や明日ご紹介する伊勢遥拝所があり、そこにいるだけですごいパワーを感じます。
内宮・外宮・天岩戸にお参りした後、私はその境内神社を順にお参りしました。
(境内図はこちらをご覧くださいね)
内宮から一番近い位置にあったのがこちら。
こちらは天鈿女(アメノウズメ)神社と恵比須神社が一つのお社に祀られています。
アマノウズメといえば、天照大神が天岩戸に隠れられた時に、神々の前で踊った女神です。
その踊りがあまりにエロティックだったので神々が大笑いし、不審に思った天照大神が顔を出したところを、外に引っ張り出したというのは有名な話。
外宮の近くにあったのは・・・
猿田彦神社と花祭神社が同じお社に祀られています。
猿田彦神社と言えば道案内をした神様で、旅行安全などの神様とされています。
花祭神社のご祭神は木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)!
続いて、拝殿横手から入っていくと・・・
縁結びの神様、福土神社です!
こちらのご祭神は大国主命を始めとする4柱
(詳細はリンク先をご覧くださいね。もう頭がゴチャゴチャです)
ところで、神社の前に白い小皿が沢山重ねられているのにお気づきでしょうか。
これは祈願土器といい、社務所で500円で頂くことができます。
ここに日付と名前を書き、お願い事のある神社の前に納めるといいそうです。
一番多かったのが、縁結びの神様であるここ、福土神社でした。
続いて向かったのは、山の方に続く道の麓にあったこちらの神社。
多賀神社、春日神社、五行神社が同じ社に祀られています。
多賀神社はイザナギ・イナザミの二柱、春日神社は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)など4柱がご祭神
この辺りは、滋賀の多賀大社、奈良の春日大社と同じです。
五行神社は? 木火土金水の五行を祀る神社とのこと。
この階段を登っていくと・・・
菅公ということは、菅原道真ゆかり?
石碑には、菅公御胞衣所。菅原道真公の胞衣(胎盤など)がここに収められているのでしょうか。
なにやらいわれがありそうです。
そして、そのすぐ近くには・・・
天龍龍神と地龍龍神の碑。ご神体の山の木々に抱かれて佇んでいます。
その左横の碑は・・
神田大神の碑。
もう一度同じ道を下りて、次の神社に向かいます。
牛がいるということは・・・
やっぱり!こちらは朝日天満宮。ご祭神は菅原道真です。
さらに進むと、何やらいわくありげな鳥居。
というのも、扁額がありません。そして突き当りには・・・
古いお社。でも神社の名前も、祀られている神様の名前もありません。
ちょっと背筋が寒くなったので、また元の道に戻りました。
こちらの鳥居の奥には・・・
よかった!こちらは厳島神社だそうです。
ご祭神は弁財天。
日本の神様がここに全部集結されているのではと思うくらい多くの神様がいらっしゃいました。
ここでようやく、こんな看板を発見。
「伊勢遥〇〇」の道標。そう、次の目的地は本家・伊勢神宮を拝むことができる伊勢遥拝所です!
こちらもぜひ行ってみたいと思っていたところです。
明日につづく・・・
【撮影:2025/1下旬 京都市山科区】
京都市山科区にある日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。
昨年、京都の旅番組で紹介されているのをたまたま見ていつか行きたいと思っていました。
ようやくそれが実現したので、3回に分けてレポートします。
思った以上のパワースポットでしたよ!
京都市営地下鉄東西線の蹴上駅を降りて、南禅寺とは反対方向に歩きます。
地下から上がったところの街路樹の植え込みに咲いていた菜の花。
少し歩くと、「日向大神宮」と書かれた石柱と石でできた一の鳥居がありました。
鳥居をくぐって進みます。
ここを少し進むと疏水が見えてきます。
左手が有名なインクラインですが、帰りに寄ることにして疏水を渡って進みます。
緩やかな石段を登っていきます。人は少ないですが、たまにすれ違う人はみな山登りの格好。
ここは大文字山に登るコースの一部になっているようで、どうやら大神宮はその通過点らしい。
私自身はもちろんそんなことは知らず、普通に散策する服装。
ほどなく、日向大神宮に到着しました。
まずは、そこにあった説明板を読んで勉強します。そのまま載せておきますね~
(明らかな手抜き・・・)
何といっても、天照大神が祀られ、お社も外宮・内宮・天岩戸とまさに伊勢神宮!
京の人々が伊勢神宮の代わりとしてこの神社にお参りし、とても賑わったそうです。
私もまずはご本殿にお参りしようと、左手の石段を登っていきました。
(朱塗りの鳥居は境内社のひとつでした)
なにやら謂れありげな丸い金属が埋め込まれた鳥居をくぐると、そこが境内です。
右中ほどにあるのが外宮。
ご祭神は、天津彦火瓊々杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)と天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)。
ニニギノミコトは天照大神のお孫さん、アメノミナカヌシノカミは古事記に登場する創造神だそうです。
外宮を参拝後、奥に進むと朱塗りの橋が現れます。
両側が勾玉池という池になっており、そこを渡る橋です。
(水が少なく、写真を撮りませんでした・・・)
その先の石段を登るとまた鳥居があり
そこが内宮です。
ご祭神はもちろん天照大神。
それと、宗像三女神も祀られています。
なんだかすごい!
天岩戸の岩くぐりがあると聞き、そちらに向かうことにしました。
内宮の左手にあった大きな岩「影向岩」。
なんだか謂れがありそうと思ったら、何とここに神様が降臨されるんだそうです。
天の岩戸に登っていく山道。こちらもトレッキングコースの一部になっています。
すれ違う人はみな軽やかに挨拶され、なんだか私だけ場違いな感じ。
お~、開運厄除け!ぜひくぐらなければ。
こちらが天の岩戸入口です。
良かった、入れそう!
狭くて入れなかったらどうしようと思っていましたが、無事お参りすることができました。
この先を進むと、大文字山や、南禅寺に向かうルートがあるようです。
今回は時間も遅かったので諦めましたが、次は南禅寺くらいまで歩いてみたいと思いました。
ということでここでUターン。
さきほどお参りした内宮です。
もう一度手を合わせ、今度は境内に散在する神社をお参りすることにしました。
つづく・・・
【撮影:2025/1下旬 京都市山科区】
宇治市植物公園の温室特集フィナーレは、特に美人の花たちです。
その中でもイチオシなのがこちらです。
こちらはドンベア・ウォリッキー(アオイ科)
くす玉のような、とかアジサイをひっくり返したようなとか説明がありますが、
誰が何といってもこちらはフランス人形のドレス!
そんな人形を持っていたわけではないのですが、いつも見るたびに思い浮かべてうっとりです~
他の植物園では鉢植えなどにされて1,2輪の花しか見られないのですが、なんとここでは・・・
ひゃあ!見上げるとびっしり花が付いています。
前はここまでではなかったと思うのですが、よほど環境が合ったのか伸び伸び咲いていました。
植物園にはアオイ科の花が他にも色々咲いていました。
上の写真で奥の方に見えているのは
ハイビスカス 'フラミンゴ'です。
二段咲きの花、サーモンピンクの色、まさにフラミンゴを連想させる花です。
いつ行っても咲いている印象です。
もう一つ、元気に沢山咲いているアオイ科。みんな下を向いていますが・・・
ご存知、ウナズキヒメフヨウです。
これから開くのではなく、これで満開。下を向いて咲くので「頷き」という名前に。
蕊を覗いてみると、なるほどアオイ科らしい姿ですね。
合着した雄蕊筒の中からにゅーっと伸びてきたのが雌蕊。
ハイビスカスなどもそうですが、アオイ科に特徴的ですよね。
ピンクのウナズキヒメフヨウも咲いていました。ちょっと少なくなっていたのが心配。
ザ・ハイビスカスも例年見られるのですが、今年は見られず。
もう一種類アオイ科といえばこちら。
いつも咲いている場所になかったので心配しましたが、場所が移動していました。
パボニア・インテルメディアです。
蕊にインパクトがありますが、造りは同じですね。
元パボニアが咲いていた場所の近くで見たアオイ科の花。
あれ、どこかで見たような・・・
アブチロン ヒベリドゥムという名札がありました。
なるほど~アブチロンですね。
バラエティに富んだ花色と、次々咲く丈夫さが人気なんだそうです。
アオイ科の花たち、見ごたえがありました。
他にも美形のピンクの花が。
シャクナゲモドキ 'レッドフェンネル'という樹名板がありました。
シャクナゲに似た花ということなのでしょうが、こちらはマンサク科です。意外だ・・・
もどき、と言われるのが気の毒なほど綺麗な花でした。
そして最後は、宇治市植物公園のシンボルツリー(←なつみかんが勝手に言ってるだけですが)
トックリキワタに花が沢山咲いていました。
贔屓目抜きで、こちらのトックリキワタの花は一番綺麗です。
天井を突き抜けそうなほど大きくなっていますが、花は生き生き元気に咲いています。
本当に、宇治市植物公園の職員さん方の技術と情熱に脱帽です。
今回はこれでおしまい。
次は、ヒスイカズラが咲くころに行ってみたいと思います。
【撮影:2025/1下旬 宇治市植物公園】