地元の池にも冬鳥がやってきて、お散歩の楽しみが増えました。
この日も、ハシビロガモやキンクロハジロなどいつもの顔ぶれを眺めながら歩いていると、
「あれ、見慣れない鳥がいる」
遠くの方に一羽だけ少し大きな鳥が泳いでいるが見えました。
眺めていると、あ、潜った!あれ、出てきた! ひょっとして・・・
望遠でパチリしてみると、
てっきりカンムリカイツブリだと思ったのですが、なんだか模様が違う。
カイツブリはすぐに逃げるのに、この鳥はあまり逃げません。
それどころかむしろ潜るたびにこちらに近づいてきます。
ひょっとして子供かも・・・と思って調べてみたら、正解!
カンムリカイツブリの幼鳥で間違いないようです。
地元ではたまに立ち寄るくらいで、冬を越す個体はありませんでした。
ところが、この幼鳥は結構長く滞在しました。
こちらは別の日の写真です。
そしてまた違う日に・・・
またカンムリカイツブリを発見!
でも顔に縞の模様のある幼鳥とは見た目が違います。どうみても成鳥。
まさか数日で変身した!?
昆虫の脱皮じゃあるまいし、一気に変わることはないですよね。
別の個体のようです。親子かしら?
それにしてもカイツブリはせわしなく潜りすぎです。
写真を撮っていたら、こんな中途半端な写真(または水面の波紋だけ)を増産です。
ちなみに、カンムリカイツブリは、日本のカイツブリの中では最大種。
全長56㎝、翼開長85㎝なんだそうですよ。
その後、地元のバードウォッチャーのオジサマと話す機会があり、「2羽入ってる」とのこと。
なんともラッキーな出会いでした。
このカンムリカイツブリを観察していると・・・
横に本家の(?)、カイツブリが現れました。
留鳥のはずですが、ここの池には冬になると大挙して移動してくるようです。
カイツブリの全長は25-29cm、翼開長は40-45cmと、カンムリカイツブリの半分くらいですね。
そしてまた別の日に集団で現れたのはこちら。
ご存知カワウです。
時々池に大挙してやってきて、池の魚を食い散らします。
カワウとカイツブリのツーショット
夕方はお食事の時間なのか、動きが早いのなんのって。
シャッターを押す前に潜ってしまって、まともな写真がほとんど撮れませんでした。
カワウの全長は約82㎝、翼開長は135㎝とさすがに大きいです。
(サイズはすべてWikipediaから引用)
ということで、今日は地元の池に現れた潜る鳥3種類特集でした~
【撮影:2024/11末~12上旬】
展望所からカメラを構えている方々、いったい何を撮っているのでしょう。
私もその方向をズームで見てみると・・・
あ~、あれは間違いなくコウノトリ!!
そういえば、駐車場のトイレ横にコウノトリ飛来地という看板があったのを思い出しました。
本当にいたんだ。
あとは夢中です。かなり遠いので、ノンビリ餌をとっているコウノトリをパチパチ。
前を泳ぐハシビロガモの大きさに比べると、そうとうデカいですね!
くちばしがすごく太くて鋭いので、つつかれたら大変な惨事になりそう。
二羽のコウノトリ、ご夫婦でしょうか。
残念ながら日本の野生種は絶滅。今は人工繁殖で保護され、数は増えつつあるそう。
このコウノトリも、豊岡で生まれ、放鳥された個体なんだそうです。
個体識別の足輪が付いていました。
コウノトリは体長1m超え、翼開長が2m近い大きな鳥。
実際に見ると、遠くてもはっきりと目立つ姿です。
こんなところから望遠で撮ってトリミングしているのでボケボケ写真・・・
もう少し近くで見たかったな~
キリがないので、そろそろ戻ることにしました。
同じ道を行くのも芸がないので、広々した田んぼの間の道を通っていくことに。
最初は池を眺めながら
そして、こんなのどかな道をテクテク
右手に赤く見えているのは
ホトケノザの群生!
可愛いですね~
スミレも咲いていました。
ヨメナも沢山。
るんるん歩いていたのですが、あれ、駐車場ってどっち??
そんなときのお役立ち、Googleマップで見てみると、あれ~どんどん離れて行ってる!
あとは黙々と歩きようやく駐車場につながる道にたどり着きました。
亀岡市街方向ですね。
途中の野菜即売所でちょこっと休憩し、さらに歩いてやっと駐車場に到着。
またもや、本格的な方向音痴を自覚しました・・・
【撮影:2024/11/23 亀岡市平の沢池】
鍬山神社に行った後、同じ亀岡市にある平の沢池に向かいました。
ここは水鳥の来る池(&オニバス自生地)として有名。
2年前の2月に行った時には、夥しいマガモ、カルガモ、コガモを見ることができました。
さて、今回は何が見られたでしょう~
駐車場に車を停め、池の方に歩いていきます。
咲き始めのピンクのサザンカの向こう側、道を渡ったところが池です。
平の沢池は、下池、中池、上池、蓮池の4つの池からなり、周遊路が水鳥のみちとして整備されています。
その割に、あまり宣伝していないからか、誰も歩いていません。
渡ったところにある池が中池のようでした。
パッと見にはあまり水鳥の姿が見えませんでしたが、よく見ると・・・
ハシビロガモがすいすい
眠そうなコガモ
カルガモちゃんも
はるか対岸近くには、マガモとホシハジロ。
今年も同じメンツがいました。
下池との境目はこんな土手になっていますが、ここは歩くことができません。
下池はと言うと・・・
こちらの方が鳥が多そうですね。何がいるのでしょうか。
ほぼ全部カルガモでした~
そういえば、前に行った時も、この土手沿いにびっしりとカルガモが羽を休めていました。
そして、中池と下池の間には、東屋や展望台
遊歩道のメタセコイアが見事に黄葉していました。
そして、こんなところに鳥のモニュメント、あ、ここにも!
ちゃうわよ!!
イソヒヨドリ(♀)が、本物アピールしてくれました~
ここからまた中池経由で上池に行こうと歩き始めます。
向こうの方に見えているヨシ原。近づくと・・・
下の方に何やら鳥の姿が・・・
カルガモでした~
お隣には・・・
ヨシ原に隠れるように沢山のコガモが休んでいました。
そういえば、この辺りは前に来たときもコガモだらけだった記憶が・・・
やはり同じ場所に住んでいるのですね。
さあ、この裏側から上池に抜ける遊歩道に向かいます。
明日に続きます。
【撮影:2024/11/23 亀岡市平の沢池】
今年は10月になっても夏のような気候が続いたせいか、冬ガモの到来が遅れていました。
ようやく寒くなったので、ひょっとして、といつもの池に向かうと・・・
対岸近くに、点々と見える姿は・・・
やった!ついに冬ガモたちが帰ってきました。
こちらはハシビロガモ(手前)とオカヨシガモ(奥)。
ホシハジロ(左)とキンクロハジロ
あ、こちらは冬ガモではありませんが、冬になると集まってくるカイツブリですね。
嬉しくて、遠いのでボケボケの写真を沢山撮ってしまいました。
寝ているホシハジロ
オカヨシガモ
シルエットが綺麗
一羽のキンクロハジロ
後ろからもう一羽のキンクロハジロが猛スピードで近づいてきました。
追いついた~
雌一羽も合流し、正面顔。
近くに一羽いたキンクロハジロ。まだ白い部分がずず黒いです。
これが真冬になると真っ白になるのですね~
朝寒かったので、川面に白い霧が出ていました。
この日はテレワーク。お昼休みにもう一度池の方に行ってみました。
すごくいいお天気!
手前の例年ハシビロガモとオカヨシガモのお休み処となっている場所に・・・
わーい、ハシビロガモがぐっすり寝ていました!
美人のハシビロ嬢
シルエットになっているので分かりにくかったのですが、ひょっとしてヨシガモ!?
他は相変わらず対岸近くでしたが、数が少し増えているようでした。
ダイサギとオカヨシガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ夫妻
分かりにくいですが、マガモとオカヨシガモです。
やっぱり昼間も寝ていますね。食事は夕方から夜にかけてでしょうか。
あ~このひっくり返って羽のお手入れをする様子。いいわ~
キリがないので冬ガモさんはこの辺で。また何度も登場すると思います。
川岸の木で見かけたこちらはなあに。
センニンソウの実でした~
お天気がよかったので、カメさんがそこここで日向ぼっこ。
ナンキンハゼの実が爆ぜていました。
冬ガモが来たのが嬉しすぎてはしゃぎすぎました。
朝のお散歩が楽しくなりました!
【撮影:2024/11/8 宇治市】
今日はガーデンミュージアム比叡の2回目の予定を変更して、鳥さん速報をお届けします。
昨日は久しぶりのテレワークだったので、6時半頃から道草散歩に出かけました。
歩き始めてほどなく、前方の電線に沢山の鳥さんが止まっているのを発見。
ムクドリかな?
ズームで見てみると・・・おやおや、違いますよ。
この燕尾の尾羽はツバメですね!
・・・おっと、ツバメの尾に似ているから、燕尾というのでした。
もう少し近づいてズームでパチリ。
お~、顔は写っていませんが、腰が赤く、お腹に縞があるように見えます。
こちらはコシアカツバメですね!
集結してこれから南の国で越冬するのでしょう。お疲れ様!
ちょっと胸が熱くなってさらに先に進みます。
池の畔は秋ですね~
オギの穂に
セイタカアワダチソウは一気に開花
見下ろすと、小さいキノコ。
そして、池に目をやると・・・
カイツブリです!
夏の間は姿を消していましたが、冬場には集団で越冬しています。
その第一陣が来たのでしょうか。
ぴょこぴょこ潜ったり出てきたり・・・全部で6羽いました。
夏羽と冬羽が混在しているのでしょうか。
あっという間にセイタカアワダチソウが満開になりましたね~
池の畔の小径を歩いていきます。
水路にいたのはいつものダイサギと
カルガモちゃん
マガモ夫妻が美形に!
いつものマガモが冬羽に変わったのか、第一陣のマガモが渡ってきたのかは分かりません。
その時、木の上から「ヒッヒッヒッ カカカカカ」という懐かしい声が聞こえてきました。
そして、サッと飛び去る小鳥の姿。あそこに止まった!
ジョウビタキのジョビ太くんです!!
お帰りなさい~
今年も楽しい冬鳥シーズンが始まったようです。
【撮影:2024/10/25 宇治市】