なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2020年1月

2020-01-31 05:15:59 | 道草日記

令和2年最初の道草日記です。
正直、令和元年最後の道草とそれほど大きくは変わっていなかったのですが、いくつか新しい花や芽生えも見つけました。
記録メインの記事なので、今年も淡々と行ってみたいと思います。
今回も、いつもの通勤路やお散歩道から離れた場所で見た植物には「拡」と書きました。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)  ☆印は1月に今シーズン初見 だったもの
・イヌタデ 拡
全く弱る気配すら見えません。


 ・イヌホオズキ
こちらも若干花が少なくなったものの、まだまだ元気です。
霜にあたったのか、葉がターツァイみたいな感じに・・・


・ウスジロノゲシ 拡
買い物途中で見つけました。あとで出てくるノゲシに比べて、花の色が若干薄く、優しい感じです。


・オオキバナカタバミ ☆
知らない間に、線路沿いに沢山咲いていました。


・オニタビラコ
年中無休~ うちのプランターにも沢山芽が出てきて、今どうしようか考え中です。


・カタバミ
さすがに花は見かけないと思っていたら、昼休みお散歩の途中で沢山咲いているのを見つけました。
やはり、朝夕の通勤時間帯では無理ですね。


・カラスノエンドウ
・コセンダングサ
・コハコベ
うちに生えるのは花弁のないイヌハコベばかりですが、白い花が綺麗に咲いているコハコベを発見。
写真を撮ると、なんと赤蕊でした。


・シロツメクサ
除草されたあと、また沢山生えて、ついに花も咲いてきました。


・シロバナマンテマ ☆ 拡
買い物途中、山科川沿いにもう結構咲き始めていました。
・スズメノカタビラ
じゃんじゃん生えてきて、撮る気がなくても画面に入ってきます。


・セイタカアワダチソウ 拡
遠回りした帰り道、大量に咲き残っているのを見つけました。


・セイヨウタンポポ
ビタミンカラー、どうしても撮ってしまう・・・


・ツタバウンラン
・ツルニチニチソウ ☆
ひょっとして、と通勤路の駐車場の空き地を覗いてみると、咲き始めていました!


・ニセカラクサケマン 拡 おそろしく沢山咲いています。
・ノゲシ
ウスジロノゲシと比べてくださいませ。黄色が濃く、少しいかつい感じです。


・ハナカタバミ
・ヒメオドリコソウ ☆
道草日記用に写真を撮りに出かけた休日に見つけました。もう咲いてるとは・・・


・ヒメジョオン

冬でも元気。セイヨウタンポポ同様、ずっと咲いている気がします。


・ヒメツルソバ
冬になると元気なヒメツルソバ。暖冬だからか、嫌地があるのか、例年より少し少ない気がします。
写真は、ツルニチニチソウの隣に咲いていた花。


・ベニバナボロギク
・ホトケノザ
例年いったん消えるのですが、1月時点でまだ咲いています。


・マメカミツレ ☆
近所のマンションの防火スペースに沢山生えてきていました。街路樹の下草でもよく見かけます。
忽然と現れたこの植物、オーストラリア原産で、蕾のように見えるのが花です。


・マメグンバイナズナ
元気元気。


・ミチタネツケバナ ☆
しいちゃんち同様、通勤路でも花を付け始めました。
・ランタナ

〇葉、芽のみ
・アカカタバミ
・アメリカフウロ
・ウラジロチチコグサ
・オカタイトゴメ
・オヤブジラミ ☆
・オランダミミナグサ 
・カニクサ
・カラムシ
・ギシギシ
・コハコベ
・コマツヨイグサ
・スズメノエンドウ
・スミレ
・ツメクサ
・ノボロギク ☆
・フラサバソウ ☆
今年も、フラサバソウの芽が出てきました! 花が咲くのが楽しみです。


・ムラサキカタバミ
・ヤエムグラ 

〇実、種、終わりかけ 
・イヌホオズキ(実)
・エノコログサ
・コニシキソウ 真っ赤になっています
・セイタカアワダチソウ
・チチコグサモドキ
・メリケンカルカヤ
・ヨモギ

以上、のべ53種類です。
前回よりさらに種類が少なくなっています。
でも、去年の1月は47種類だったので、それよりは増えてますね~
単に見逃さなくなっただけかもですが・・・(笑)

今年もまた頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

コメント (8)
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冬の温室花盛り~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(6)

2020-01-30 05:35:13 | 植物

やってきました、温室へ!
暖かい日でコートなしで歩いていたのですが、さすがに午後3時を過ぎると少し寒くなってきました。
そんなときのシェルターが温室。そこそこの広さがある上、無料なので助かります。
カメラが温まって、レンズの曇りがとれるまでしばしのんびり休憩です。
・・・カメラよし!温室のお花を見に行きましょう。

あ、これ知ってる!咲くやこの花館でも見た、ハイビスカス(ヒビスクス)・インスラリスです。


咲くやこの花館のHPに非常に詳しい由来の解説がありますが、自生地のオーストラリア ノーフォーク島では絶滅、
他の場所でも絶滅の危機に瀕しているということで、際限ない保護活動が行われているそうです。
日本には花博(1990年)後に咲くやこの花館がオーストラリア政府からいただき、それが1995年に開花。
そこから取れた種が2014年に同館で開花したそうです。
私が去年見た花はそれですね。→ その時の記事はこちら
なんと、蒔いてから花が咲くまで20年くらいかかるとのことで、そんなに貴重な花とは認識していませんでした。
色々な方のご尽力で、日本各地で栽培されるようになり、おそらくここ宇治市植物公園にもやってきたのでしょう。
花の中には、びよ~んと長い雌蕊と、沢山の雄蕊が見えます。
元々他家受粉だったそうですが、今は自家受粉するものだけが生き延びているのではというお話も、同HPに書いてありました。
そんな貴重な花だったとはつゆ知らず、美しさもあいまって、感動がひとしおです。
蕊の根元がねじれているのもなんだかすごい! もつれないように纏めてねじったみたいですね。
(この解説、咲くやこの花館の紹介の時に書けよっていう話ですが・・・)


ハイビスカス・インスラリスの説明が長くなりました。
後は名前と写真だけで駆け足で・・・

ハイビスカスの仲間をもう一つ。お馴染み、フラミンゴです。


吹雪のような、フブキバナ(シソ科イボザ属)。南アフリカ原産。


噛みつかれそう?顎が外れそう?
ツンベルギア・マイソレンシス(キツネノマゴ科ツンベルギア属)です。


いつもエマルギッシュに、もとい、エネルギッシュに咲いている、
カリアンドラ・エマルギナタ(マメ科ベニゴウカン属)です。


もちろん、いつものカリアンドラ・ハエマトケファラ(紅白)も沢山咲いていました。
 

いつも控えめな風情の、ウナヅキヒメフヨウ(アオイ科マルバビスクス属)。


これなんだか分かりますか?
前に行ったときはきちんと源平(紅白)になっていたのですが、今回行ったらなんと混ざってピンク色・・・
争いやめて仲良くなったのでしょうか・・・
ゲンペイカズラ(シソ科クサギ属)です。


キャップから出てる赤い花・・・に見えるこちら。
エスキナンサス・ラディカンス(イワタバコ科エスキナンツス属)


名札がなかったけど、ベゴニア(シュウカイドウ科)の仲間だと思います。
白が綺麗。


ふりふりドレスが可愛い、ドンベア・ウォリッキー(アオギリ科ドンベア属)
さあ、みんなでドンベアコール!


最後にもう一つ。
モミジ園に似合わない!って言ったのが聞こえたのでしょうか。今度は温室の中に・・・
子供より大人が面白がって写真を撮っていましたよ。
(私もですが・・・笑)
手前はお馴染み、ビヨウタコノキです。


長くなってごめんなさい。
これで宇治市植物公園1月はおしまいです。
明日は月末恒例の・・・

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

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ツヤツヤ、しわしわ~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(5)

2020-01-29 05:21:23 | 植物

宇治市植物公園1月特集、第5回目の今日は赤い実特集です。
われながらワンパターンだと思いますが、園内そこここで見られる赤い実はよく目立ち、つい撮ってしまいます。
それでも、先月までに比べると実の様子に徐々に変化が・・・
そんなところも、今日はお見せできればと思います。

最初はこちら。
冬に一番どこでもみられるこちらは、元気いっぱいです。
藁ぶきの東屋や、真竹との相性もなかなかのものです。
ナンテン(メギ科ナンテン属)


こちらもまだまだ元気いっぱい大量にぶら下がっていましたが、心なしか色が濃くなっています。
今年は暖冬で餌が多いのか、まだ食べられずに残っています。
サネカズラ(マツブサ科サネカズラ属)


来られる男性陣にいつもドキっとさせてしまう、こちら。
オトコヨウゾメ(レンプクソウ科ガマズミ属)。
こちらも実が沢山残っていますが、かなりしわしわになってきました。


落葉樹林の下に植えられているこちら、クリスマスカラーの葉でおなじみ、
ストランバエシア(バラ科ストランバエシア属)


バラ科といえば、ローズヒップ。
ハーブ園で目立っていたこちらは、ヨーロッパの野生バラの果実。
ロサ・カニナ(バラ科バラ属)のローズヒップで、強壮剤として用いられるそうです。


一番沢山みられた赤い実はこちら。
サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)の実です。
実も可愛いのですが、蕾が沢山付いているのがお分かりでしょうか。
3月になると、ここからパチパチと火花が出るように、黄色い花が顔を出します。


最後は、赤ではありませんが、前にもご紹介したこちら。
ムラサキシキブ(シソ科ムラサキシキブ属)の実。
先月遠目に紫に見えるほど付いていた実、かなりしわしわになりましたが、まだ沢山残っていました。


さっきも書いた通り、今年は暖冬で雪もなく、鳥たちの餌がまだそこここに残っているのでしょう。
これらの実は、何も食べ物がなくなる2月に食料になるのでしょうね。
引き続き様子を見たいと思います。

宇治市植物公園1月特集、最後は温室です。

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

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にょきにょきと爆発~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(4)

2020-01-28 05:39:37 | 植物

いつものラクウショウの林。今日は気合を入れて探すつもり。


何をって?
それはラクウショウの最大の特徴でもある、あれです。
落ち葉の降り積もる斜面に何もないことは知っています。
水に浸かるあたりにあるのではとあたりをつけてきょろきょろ・・・
ありました!!


そう。ラクウショウといえば気根。水に浸かるような場所に生えるラクウショウは気根で呼吸をしています。
ここの気根は、水辺まで少し距離があるので、注意深く見ないと気づきません。
少しアップで見てみました。おお、気根家族ですね!


修景池の奥の方からラクウショウを臨む光景。


暖冬でも景色はしっかり冬・・・
反対側に回ってみました。ここでの目的は・・・


そう、冬のお楽しみ、ガマの爆発!
ボン!


ボン、ボン、ぶはっ


ガマの穂の肌触りがスエードのようです。まるで毛皮の襟が付いたコート?(笑)
木道の手すりにてれ~と降り注ぐガマの穂の綿毛。


うんとクローズアップしてみました。
ちっこい種! でも無数にありますね。


穏やかな日だったのでこんな感じでしたが、風がつよくなるとこの綿毛が植物園中に拡散します。
そして、周りの裸の木の枝に、まるでお洋服のように纏わりつくのでした・・・
もうちょっと観察できそうです。

<おまけ>(追加しました)
2年前の1月末にみた光景。
ミツマタにおもいっきりガマの綿毛がくっついて、最初何かわかりませんでした。


(つづく)

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

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冬のバラなど~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(3)

2020-01-27 05:50:12 | 植物

先月宇治市植物公園に行ったときにはちょうどローズガーデンのお手入れ真っ最中。
てっきりもう花は見られないと思っていました。
嬉しい誤算!
大好きなストロベリーアイスが咲いていました。


お隣にはこれまた大好きなプリンセス・ミチコが少しだけ咲いていました。
上皇后陛下がプリンセスだったときにつくられた品種なのでしょうね~
私の好きなオレンジ色。


振り返ると、前には気づかなかったピンク色のバラが。
可愛いお嬢さんのような色なのに、名前はなぜか「ゲイシャ」。


そして、これまた大好きな色のバラ。
いつも撮るのに名札がないので品種が不明のバラです。


もう2年以上前になるのでしょうか。
冬のバラ園でローズティーを飲みながらバラの歴史などのお話を聞くイベントに参加しました。
寒い中、温かいお茶にバラのジャムを入れて美味しくいただいたことを思い出しましたよ~
(2017年の大みそかに投稿しています。→ https://blog.goo.ne.jp/natumkn/e/aedefcbab0da4928bc38e7b87c4206b9 )

綺麗なバラはこんなところでしたが、足元にはやけに堂々としたヒマラヤユキノシタ。
名札には、ベルゲニア ウィンターグロー(ユキノシタ科)とありました。
冬に咲くピンクの花も鮮やかですが、紅葉も綺麗だそうです。
確かに葉が紅葉していました。


前にも咲いていたフユザクラ。少し花びらが散っていましたが、まだまだ咲いていました。
こちらもバラ科ですね。


そして咲いていました!この花が・・・


そう、ウメです!
こちらもバラ科サクラ属。
園内のあちこちにあるウメの中で、一番早く咲く八重寒紅でしょうか。
ぽつり、ぽつりですが、咲き始めていました。
 

これからどんどん咲いてくると思いますが、走りの一輪、二輪を見つけるとテンション上がりますね。
花を探して歩く足取りも、軽くなります。

(つづく)

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

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