なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記 2024年2月

2024-02-29 06:40:44 | 道草日記

2024年2月の道草日記です。
先月「1年で一番花が少なくて苦戦」と書きましたが、2月はさらに苦戦することに・・
理由は気温の乱高下。
気温が上がって秋冬の草が枯れ、気温が下がって春の花の開花が遅れ・・・
ということで、最終的にこんな感じになりました~


※名前は五十音順、以下同様
〇花が咲いていたもの 40種類 +1
・アメリカフウロ(花)
先月と同じ場所。ほかの場所では足踏み状態です。寒くて蕾のまま咲かなかったみたいです蕾のまま咲かなかったみたいです。


・イヌホオズキ
先月見つけられなかった花ですが、今月はあちこちで。


・イモカタバミ
ふと見上げると土手に花が・・・


・オオイヌノフグリ(花)
めっちゃ咲いてる~♡ まさに「星の瞳」
  

・オオキバナカタバミ(花)
去年より増えているような。でも曇りが多いので相変わらず花は見ていません。
 

・オニタビラコ
年中無休のオニタビラコ、久しぶりに花ですが、寒いのでしょぼっ


・オランダミミナグサ(花)
曇っていると開かないですね~


・カラスノエンドウ
花が増えました~


・キュウリグサ
花が増えました~


・コセンダングサ(花)
・コハコベ(花)
先月見つけた場所は抜いて放置されていました。ほかの場所でもちらほら。


・シロツメクサ
・スズメノカタビラ(穂)
普段はザ・雑草ですが、緑の少ないこの時期だけは見つけると嬉しいです。


・スミレの仲間(閉鎖花)
・セイタカアワダチソウ
・セイヨウタンポポ(花)
・タネツケバナ(花)☆
溝の中からのぞいていたこの花、タネツケバナですよね。

・チチコグサモドキ(花)
花が少なすぎて、少しでも見つけたらパチリ。


・ツタバウンラン
・ツルニチニチソウ(花) 
暖かい日に、結構沢山咲き始めました。でも一か所だけ。


・トキワハゼ
・ナガミヒナゲシ(蕾・花)
暖かい日に沢山咲き始めました。今年も結構花期が長そうです。
 

・ナズナ(花)
春の田んぼの花ですね。
 

・ニセカラクサケマン(花)
地味~に花が咲く場所が増えています。


・ニホンズイセン

少なくとも5か所くらいで沢山花が咲いていましたよ~
 

・ノゲシ(花)
沢山咲いています。


・ノジスミレ(花)
少しずつですが、複数の場所で見かけます。


・ノボロギク(花)
ガンガン咲いています。


・ノミノツヅリ(花)☆
葉は昨年末から見ていましたが、ついに下旬に開花!


・ハナカタバミ(花)
・ヒメオドリコソウ 
冬のヒメオドリコソウは葉が赤っぽいですが、初夏に残る緑の葉の株も見かけます。


・ヒメジョオン(花・蕾)
写真の花はしょぼいですが、新たな株に新しい蕾も出てきています。年中無休。


・ヒメツルソバ
・ヒメリュウキンカ(逸)
水路でめちゃくちゃ増えていました。まるで湿原!?あ、あれはリュウキンカでした。
 

・フラサバソウ(花)
3か所で咲き始め。毛深い株、透明感のある小さい花が素敵!


・ホトケノザ
昨年秋からずーーーーっと咲いています。
 

・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ
年中無休。今回は別の場所で立派な株発見!


・ミチタネツケバナ
田んぼの花ですが、溝蓋の隅っこから咲くのが得意。
 

・不明の花 ☆
道草日記始まって以来初めて、全く見たことがない花を発見。
科も分かりません。どなたか教えてくださいませ!!!
(近づけない場所だったので、最大望遠でもこのサイズです・・・)



〇葉、芽が主   61種類  -2
特に断らなかったら(葉)です。
・アオツヅラフジ
・アカカタバミ
・アメリカフウロ(葉) 
・アリアケスミレ
・アルストロメリア
例年通り、この時期に目立つ葉です。3か所あります。


・アレチハナガサ 
・ウチワゼニクサ
・オオカワヂシャ
・オオキバナカタバミ(葉)
・オオジシバリ
・オオイヌノフグリ(葉)
・オオフサモ(特定外来)
・オカタイトゴメ
草紅葉まだまだ継続中。ほかの場所でも発見。


・オッタチカタバミ
・オヤブジラミ
先月芽が出てきていたオヤブジラミ、写真を撮りました。


・オランダミミナグサ(葉)
・カキドオシ
見ただけでは分かりにくいですが、香りをかぐと分かります。天ぷらにどうぞ!


・カタバミ
・カニクサ
・カラー
・カラスノエンドウ(葉)
・カワヂシャ
・ギシギシ(葉)
・ケキツネノボタン ☆
最初はキツネノボタンと思いましたが、よ~く調べたら「ケ」と判明!


・シロツメクサ
・スイバ(葉)
ロゼットが紅葉していました~


・スギナ
・セイヨウカラシナ
根生葉がますます増えてきました。My道草エリア以外では、もう花が咲いているところも。


・セイヨウタンポポ(葉)
・ゼニアオイ(葉、逸)☆
前から気になっていましたが、数か所で発見したので・・・


・セリ(葉)
美味しそうな新鮮な葉が沢山。


・センニンソウ
・タガラシ
・タチチチコグサ
・チチコグサモドキ(葉)
・ツメクサ
・ツルニチニチソウ(葉)
・ツルマンネングサ
・トキワツユクサ
・ナガミヒナゲシ(葉)
・ニゲラ(逸)
・ノゲシ(葉)
・ノボロギク(葉)
・ノミノツヅリ(葉)
・ハタケニラ
・ハハコグサ
・ヒガンバナ
・ヘビイチゴ 
イチゴの仲間って、結構真冬でも葉が残っているのですね。


・マツバウンラン
・マルバヤハズソウ
・マンネングサの仲間
先月はコモチマンネングサ?で投稿しましたが、むかごがない・・・
もう少し観察してみます。


・ミゾソバ ☆
え~~~!!です。セリが生えている溝の横で見つけました。


・ミチタネツケバナ(葉)
・ミドリハコベ
・ムラサキカタバミ
・メキシコマンネングサ
・ヤエムグラ
・ヤグルマギク
・ヤブラン
・ヨメナ
花が咲いたところを知らなかったら、葉だけでは絶対分かりません。


・ヨモギ
・ランタナ

〇実、種、終わりかけ 33種類  -9
・アキノエノコログサ(実のあと)
先月と同じ場所。同じ光景です。


・アメリカイヌホオズキ(実)
・アレチハナガサ(実)
・イヌホオズキ(実)
・エノコログサ(実のあと)
・オオオナモミ(実)
先月と同じ場所です。


・オオバコ(実)
・オギ(穂)
・オニノゲシ(綿毛)
・カズノコグサ
・ギシギシ(実)
結構ちゃんとした実を見つけました。


・コセンダングサ(実)
まだまだ残っています。堅くなってますます刺さりそう・・・
 

・スミレの仲間(実のあと)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)
撮るつもりなかったけど、他に花がなかったので。
 

・セイバンモロコシ(実)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・タチスズメノヒエ(実のあと)
・ヌカキビ(実のあと)
なんか撮りたくなります。


・ノゲシ(綿毛)
・ノボロギク(綿毛)
こちらも耳かきのぽんぽんみたいで可愛い~


・ヒメジソ(実のあと)
シソ科の実はこんな風になってもよく分かりますね。


・ヒメムカシヨモギ(綿毛)
・ヘクソカズラ(実)
・ホシアサガオ(実)
今年もやっぱりびっしり残っています。最近増えてます。


・ホナガイヌビユ(実)
・マメアサガオ(実)
・マルバルコウ(実)
・メリケンガヤツリ
・ヤナギバルイラソウ(実)
・ヤブラン(実)
後で見たら、先月載せたのと全く同じ株。


・ヨシ(綿毛)
・ヨモギ(実)


以上、のべ134種類。
先月見た数が144種類でしたので、10種類減りました。
一番減っていたのは実や終わりかけの草。
道端の草が茶色くなってくると、草刈の憂き目にあうので仕方ありませんね。
今回最大の謎は、名前のわからない黄色い電球のような花。
この名前が分からないのが気持ち悪くて仕方ありません・・・


【撮影:2024/2 宇治市】

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何とか間に合った、春の妖精たち~京都府立植物園2024/2中旬 (1)

2024-02-28 05:20:46 | 植物

北野天満宮を出たのが10時半過ぎ、次に向かったのは京都府立植物園!
1月末に行った時には、セツブンソウの欠片もなかったので、そのリベンジです。
ちなみに去年2月中旬に出かけたときは、まるで絨毯のように咲いていました。

朝は曇っていましたが、到着する頃にはとてもいいお天気。
そして、目的のセツブンソウはというと・・・


咲いていました!
前にも書きましたが、植物生態園にはセツブンソウが咲く場所が5か所あります。
少しずつ時間差で咲くので、結構長い期間セツブンソウを見ることができます。
(去年の記事はこちら。毎年同じことやってる~とちょっと自己嫌悪・・)

今年はというと、一番最初に咲くエリアに花はなし。
これって咲いた後?それとも咲かなかった?
そして二番目に咲くところでは数輪のみ。写真を撮っている方がいたのでそこはパス。
そして、去年絨毯のように咲いていたエリアがトップの写真です。
去年ほどではありませんが、少しは咲いていました。


隔年現象ってあるのでしょうか。
それとも今年の気候があまりにも極端だったので、咲くタイミングを逸した?
いずれにしても寂しい限り。
でも見られただけ良かったかも。
そして、4番目に咲くエリアでも数輪咲いていました。


分厚い落ち葉の中から頑張ったね~
花の説明は省略ね。


次に期待していたオーレン仲間ですが・・・
(去年の記事はこちら。あの時は沢山咲いてたな~)
バイカオウレンという名札の場所は空っぽ。
その横に唯一咲いていたのが、こちらのヒュウガオウレン。


ちょっとタイミングが遅かったのかもですが、白い萼片の一部が欠けた花がたった一輪。
そうそう、毎度の説明になりますが、花弁に見えるのが萼片、さじ状の黄色い部分が花弁です。


一番沢山咲いていたのはこちらです。


葉が2回3出複葉になっているセリバオウレンです。
雄蕊だけの雄株と


雄蕊、雌蕊が揃っている両性花があります。


残念ながらオウレンやコセリバオウレンは見られませんでしたが、
セリバオウレンだけは一杯咲いていて、良かったです。

そして最後の春の妖精、ビタミンカラーのフクジュソウです。


京都府立植物園のフクジュソウは、周りにフキの葉が沢山あって、明るい雰囲気です。
今年も見られて良かった~

【撮影:2024/2/17  京都府立植物園】

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夕暮れの長岡天満宮

2024-02-27 05:33:01 | お出かけ

今日も天満宮の梅です。
といって、北野天満宮ではなく、長岡京市にある長岡天満宮。
所用で長岡京市に行き、帰りまだ空に明るさが残っていたので、夕暮れの長岡天満宮に立ち寄りました。

こちらは往路で写した一の鳥居


八条池横の遊歩道の梅、前回は数輪だったのが今回は沢山咲いていました。




センダンがいい味出しています。


そして1時間ほどの用事を済ませて帰るときには、さらに夕暮れの気配が濃くなり・・・


このまま右手の階段を下りて帰ろうかと思ったのですが、ついつい左に曲がってしまい・・・
というのも、参道には点々と梅の花。




気がついたら、二の鳥居まで。
といっても二の鳥居は2018年の台風の倒木の直撃を受け、倒れてしまったそうです。


ここまで来たら参拝しないわけにはいかない・・・
というわけで、さらに先に進みます。




やっぱり牛さん!




奥にご本殿が見えました。


朱塗りのご本殿に


手を合わせます。


白とピンクの梅の花が綺麗でした。






最近のコンデジは性能がいいのか、かなり暗かったのですがなんとか写っていました。
参拝をすませ、また八条池の横を通ると・・・


くるくる回りながら採餌していたハシビロガモは陸に上がってお休みの準備。
どうもハシビロガモに限っては、昼に餌を食べているように思います。
ゆっくりお休みなさい!

【撮影:2024/2中旬 長岡京市】

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北野天満宮番外編:嵐山ちょこっと立ち寄り

2024-02-26 06:28:32 | お出かけ

北野天満宮に行くには、京都駅から市バスに乗るのが一般的・・・
ところが、私の頭の中には「北野天満宮」=「北野白梅町」、北野白梅町には嵐電!という思い込みが。
嵐電にのるには、嵐山に行かなくては・・・
というわけで、京都駅からJR嵯峨野山陰線でまずは嵯峨嵐山駅に向かいました。
JRの嵯峨嵐山駅から嵐電の嵐山駅駅までは少しだけ歩きます。
せっかく歩くのだったら、ほんのちょっとだけ足を伸ばして渡月橋まで行ってみることにしました。

時間はまだ7時半前だったので、当然お店は開いていません。
個性豊かなお店の看板や建物を見ながらぶらぶら歩きます。
こちら、ぽつんとお洒落なカフェの前に座った男の子「えびすけ」。
えびすけは、人力車のえびす屋の公式キャラなんだそうで、後で知った・・・


ビーフカツサンド美味しそう!


酒屋さんの古~い看板


天龍寺の横を通っていきます。
土曜日なので、道にはほとんど車が走っていません。


嵐電嵐山駅。


そうそう、これ覚えてますよ!


なんで飛び出し坊やがたい焼きに食べられてる!?


な~んて、見ているうちに渡月橋に着きました。


左岸を少しだけ上流方向に歩いたところから見た橋はなかなかいい感じ。
対岸の山に見えている塔は法輪寺の多宝塔でしょうか。
私も遥か昔、十三参りに行ったことがあります。


佇むアオサギ


下流の方からも橋を眺めてみました。


はい、これでもう今回は十分。
冬枯れの風情も悪くないですね。
ということで、再びUターン。
そうそう、このミッフィーのパン屋さんの看板可愛いよね~


お隣のりらっくま焼きのお店


前に紅葉シーズンに行った時は、ラッシュアワー並みの混雑でした。
それに比べて、早朝の通りはしんとしてまるで魔法が解ける前の町のよう。
屋根の上にイソヒヨドリが一羽のんびり。


ということで、番外編はここまで。
北野天満宮といいながらなぜ嵐山?の謎、ご理解いただけたことと思います。
この後、嵐山駅から嵐電に乗り、帷子ノ辻で乗り換えて北野白梅町へ。


均一料金240円のミニトリップ、楽しかったです。

【撮影:2024/2/17  嵐山】

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北野天満宮参拝、神使の牛を撫で撫で

2024-02-25 06:02:51 | お出かけ

北野天満宮の梅をまず見ていただきたくて、2回にわたり梅を特集しました。
今日は、北野天満宮の境内の様子を、あちこちで見られる牛を中心にご覧いただきますね~
あ、実際の参拝ではもちろん梅苑より参拝が先でしたからね。

さ~て、嵐電北野白梅町から歩くこと5分、北野天満宮の一の鳥居に到着です。
高さ11.4mの大鳥居ですが、写真はあえなく失敗。ということで鳥居の扁額だけでご案内。


そこから参道を進みます。
左手の塀の中に花の庭があり、一昨日ご紹介した梅がちらちら見えて期待が高まりました。
そして、右手にはつやつやの牛さんが!


そう、牛は天満宮の神の使いとされ、全国どこの天満宮に行っても牛の像があります。
特に総本宮の北野天満宮ではあっちにも、こっちにも臥牛像だらけ!

 

学問の神様ということから、牛の頭を撫でたら賢くなると言われており、今も参拝客は頭を撫で撫で。
そのせいで、頭が特にピカピカになっています。
コロナ禍では感染を恐れて触らないようにしていましたが、今では「抗菌加工済み」との表示が・・・

続いて立派な楼門をくぐります。


すぐ右手に手水舎があり、なんと華やかな花手水に・・・


そしてそこにも何と牛さんが・・

いや~何度も来ていますが、改めて臥牛の多さに驚きます。
そうそう、こちらの牛と梅のコラボがとっても素敵でした。


この先にさらに三光門という立派な門があります。
日・月・星の彫刻があることからその名が付いたと言われますが、実際には星はないそうです。


兎が気に入って撮っていた写真の真ん中に月(三日月)が写っていたのでそれを載せておきますね~


こちら有名な飛梅ですが、まだ咲いていませんでした。


飛梅の由来です。→

国宝の本殿。日本最古の八棟造(権現造)なんだそうです。
現在の建物は1607年の再建ですが、桃山時代の派手やかな装飾が見事です。


中央にはやはり牛!


ご本殿の周りにはぐるっと回廊が巡らされています。
下の写真は回廊とご本殿ですが、受験合格の参拝最盛期を過ぎたからか静かなものです。

回廊の外側には、吊り灯篭が沢山。


そして、回廊の内側、外側ともに沢山の摂社・末社が・・
全部で50くらいあるそうで、すべてにお参りしたら一日かかりそうです。
咲き始めた梅の花が綺麗でした。


こちらは神様がお住いの長屋みたい。


咲き始めの一輪


こちらは西回廊を外側から見たところです。金の吊り灯篭が沢山。




この後、花の庭を鑑賞、帰路につきました。
その途中にも、行きには見逃した臥牛さんが・・・
な、なんかすごい。


北野天満宮に行った時は必ず立ち寄る粟餅屋さん。
この日も食べて帰ろうと思ったのですが、店の外まで長蛇の列!
結局諦めてしまい、それだけが心残りでした。

【撮影:2024/2/17 北野天満宮】

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