2025年1月の道草日記です。
ついこの間お正月だったのに、もう月末。今年もあっという間に過ぎそう!
1月は寒い日が多かったので、名残の花がほぼなくなり、春の花はなかなか咲いてきません。
しかも、31日が金曜日ということは、取材は26日が最終。
結果は・・・ご覧くださいませ。
※名前は五十音順、☆印は当月初見。以下同様
〇花が咲いていたもの 43種類 -4
特に断らなかったら花です。
・アメリカセンダングサ(花)
・アメリカフウロ(花)☆:一か所ですが、もう花が咲いている場所がありました。
・アレチハナガサ(花)
・イヌタデ
・イモカタバミ
・オオイヌノフグリ(花)☆:霜だらけで花が撮れませんでした。
・オオキバナカタバミ(花)☆
すごく繁殖力があるのに、家で育てようと持って帰ったら枯れました・・・
・オオジシバリ(花)☆
朝は花がしぼんでいますが、もう咲いていたのにはビックリです。
・オニタビラコ
・オランダミミナグサ(花)☆
もう咲き始めていました!
・カタバミ(花)
・カラスノエンドウ(花)
・コセンダングサ(花)
・コマツヨイグサ
・スズメノカタビラ ☆
少しずつ穂が出てきています。ザ・雑草ですが、この時期は嬉しいです。
・スミレの仲間
・セイタカアワダチソウ(花)
・セイヨウタンポポ(花)
・タマスダレ(花)
・ツタバウンラン
・ツルニチニチソウ(花)
・トウバナ
溝の中に咲いていました。寒いからかびよ~んと穂が伸びていました。
・トキワハゼ
・ニセカラクサケマン(花)☆
どこにでも生えてきます。強い草です。
・ニホンズイセン(花)
・ニホンズイセン八重(花)☆
池の畔、去年と同じ場所で今年も咲いていました。誰かが球根入りの土を捨てたのかも。
・ノゲシ(花)
・ノジスミレ(花)
・ノボロギク(花)
・ハタケニラ(花)
・ハナカタバミ
・ハハコグサ(花)
春の七草のひとつですが、なかなか1月には見られません。
・ヒメオドリコソウ(花)
朝のお散歩ではいつも霜が付いて寒そうです。
・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
・ブタナ
・ホソバツルノゲイトウ
・ホトケノザ(花)
・マメグンバイナズナ(花)
・ミゾソバ
・ミチタネツケバナ(花)
・ムラサキカタバミ(花)
・ランタナ(花)
〇葉、芽が主 71種類 -6
特に断らなかったら(葉)です。
・アカカタバミ(葉)
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ
・アリアケスミレ(葉)
・アルストロメリア
・イグサ科(名前不明)
・ウチワゼニクサ(葉)
・オオイヌノフグリ(葉)
・オオキバナカタバミ
・オカタイトゴメ
・オシロイバナ(葉)
・オドリコソウ
・オヘビイチゴ
・オヤブジラミ?
・オランダミミナグサ(葉)
・カキドオシ
・カタバミ(葉)
・カニクサ
・カラスノエンドウ
・カラムシ(葉)
・カワヂシャ ☆
葉だけでは自信がないのですが、去年咲いていた場所なので多分・・・
・ギシギシ
・キショウブ
・キツネノボタン
・キンボウゲ
・クサイ
・クズ
・コハコベ
・シロツメクサ(葉)
・スギナ
・スイセン(葉)
・スイバ
・スズメノエンドウ ☆:明らかにカラスノエンドウより細かい葉が沢山出ていたので多分。
・スズメノカタビラ
・スミレの仲間
・セイヨウカラシナ
・セイヨウタンポポ(葉)
・セリ(葉)
・センニンソウ(葉)
・タガラシ(葉)☆
葉だけでは自信がないのですが、去年咲いていた場所なので多分・・・
・タマスダレ(葉)
・チチコグサモドキ
・ツメクサ
・ツルニチニチソウ(葉)
・トウバナ(葉)
・トキワツユクサ
・ドクダミ
・ナガミヒナゲシ ☆
少し前まで何もなかったのに、結構大きな株が出現!
・ニセカラクサケマン
・ノジスミレ(葉)
・ノボロギク(葉)
・ハタケニラ(葉)
・ハハコグサ
・ハルジオン
・ヒガンバナ
・ヒメウズ
・ヒメオドリコソウ
・ヒメマツバボタン
・ヒメリュウキンカ ☆
去年側溝の網の隙間から花が咲いていたのを思い出して見てみたら、葉が青々していました。
・ヘクソカズラ(葉)
・ヘビイチゴ
・マメカミツレ
・ミチタネツケバナ(葉)
・ミドリハコベ
・ムラサキカタバミ(葉)
・メキシコマンネングサ
・メリケンカルカヤ(葉)
・ヤエムグラ
・ヤブラン(葉)
・ヨメナ
・ヨモギ(葉)
〇実、種、終わりかけ 64種類 -2
・アキノエノコログサ(実)
・アキノノゲシ(綿毛)
・アメリカイヌホオズキ(実)
・アメリカセンダングサ
・アリアケスミレ(実のあと)
・アレチハナガサ(実)
・イヌタデ(花の後)
・エノコログサ(実)
・オオオナモミ(実)
・オオバコ(実)
・オギ(綿毛)
・オシロイバナ(枯)
・オッタチカタバミ(実)
・オヒシバ(実)
・カタバミ(実)
・カナムグラ(実のあと)
・カラスウリ(実)
・キカラスウリ(枯)
・ギシギシ(実のあと)
・ギョウギシバ(枯)
・キレハノブドウ(実)
・クサネム(実)
・クズ(枯)
・ゴキヅル(実)☆
我ながら良く見つけたわ。
・コセンダングサ(実)
・コムラサキ(実)
・ジュズダマ(実)
・シロザ(実)
・シロバナサクラタデ(枯葉と実のあと)
全体赤茶色になっている場所があったので見てみたら、シロバナサクラタデでした。
・ススキ(穂)
・スズメノカタビラ(実)
・スミレの仲間(実)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)
・セイバンモロコシ(実)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・センニンソウ(綿毛)
・タチスズメノヒエ(実)
・チチコグサモドキ(実)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ナツフジ(実)
・ニラ(実)
・ヌカキビ(実)
・ノゲシ(綿毛)
・ノコンギク(花後)
・ノボロギク(綿毛)
・ハゼラン(実)
・ヒメジソ(実)
・ヒメムカシヨモギ(綿毛)
・ヒレタゴボウ(実)
・ヘクソカズラ(実)
・ホシアサガオ(実)
・ホナガイヌビユ(実)
・マメアサガオ(実)
・マメグンバイナズナ(実)
・マルバルコウ(実)
・メヒシバ(実)
・メリケンガヤツリ(実)
・メリケンカルカヤ(綿毛)
・ヤナギバルイラソウ(実)
・ヤブラン(実)
・ヨウシュヤマゴボウ(実)
・ヨシ(穂)
・ヨモギ(実)
・ランタナ(実)
以上、のべ178種類。
先月見た数が190種類でしたので、12種類減りました。
数だけ見ると意外と健闘していますが、枯れた葉や朽ちた実を除くともっと少ないです。
毎朝のように霜が降り、そのせいで秋の葉はほぼ朽ち、消滅しました。
花が咲いているといっても、ずっと咲いている花に最盛期の元気はありません。
それでも、オランダミミナグサやヒメオドリコソウなど6種類の花が咲き始めていたのが嬉しいです。
あと2週間もしたらもうちょっと緑の葉が増えてくるでしょう。あと少しの辛抱です。
【撮影:2025/1 宇治市】
修景池をぐるっと一周回り、次にハーブ園に向かいました。
これもいつものコースです。
まんず、そこで見たものは・・・
やった!マンサクの花が綻びかけていました!
ハーブ園に続く道の脇にマンサクがあるのは知っていたので確認しようと思ったのですが
遠目にはこんな感じで、とても花が咲いているようには見えません。
でも
丹念に確認すると、枯れ葉の奥に咲き始めたオレンジ色のこよりのような花弁の花が次々現れました。
早春に先ず咲くから「まんず咲く」で「マンサク」になったという説が有力です。
花の様子から、シナマンサク(の園芸種)ではないかと思われます。
というのも、花が咲く時期にまだ枯れた葉が沢山ついているから。
そして、咲く時期が1月下旬とかなり早いからです。
宇治市植物公園にはこのようなマンサクの木が沢山あり、花の少ない時期に春を感じさせてくれます。
こちらは花弁が少し黄色味がかっているので、別の種類かもしれません。
どの花も葉っぱの奥に沢山の花を付けて、今年も元気に咲き始めていました。
マンサクが嬉しすぎて先走りましたが、少し時間をもとに戻して、ハーブ園の少し手前で見たのが・・・
いつものペーター君、早春恒例のレモンイエローと紫の衣装です。
ハーブ園で唯一咲いていたローズマリー
それにしても、わが家のローズマリーはなぜ咲かないのだろう・・・
おや、もうハーブ園を出てしまった。
そこにあったのは、やはりハナナ。そして、園内あちこちに植えられていたのが、菜っ葉の苗。
花菜と水菜(左)、壬生菜と白菜(右)
野沢菜(左)、ブロッコリー(右)
京野菜ガーデン(左)、ターサイ(右)
という具合に、なぜか冬野菜があちこちに。育ったら職員さん方が料理されるのでしょうか?
毎朝霜が降りるくらいの寒さなので、さぞ柔らかい菜っ葉が育つことでしょう。
見て歩いていたら、イソヒヨドリ(♂)が飛んできて遠くの枝に止まりました。
なんかラッキー!
近くに咲いていた冬桜。一重で少し大きめのザ・フユザクラです。
なぜか綺麗なネリネの花。
去年も咲いていたシクラメン
まるでランプのようなスノードロップも健在!
針葉樹の落葉が降り積もっているところに、咲いている花たちです。
最後にタペストリーを上からちらりと見て、今回の宇治市植物公園、野外ゾーン散策終了です。
明日は月末ですが、2月初めからは、温室の華やかな花をお届けしますね!
【撮影:2025/1下旬 宇治市植物公園】
花と水のタペストリーのある広場を抜けたところが春のゾーンです。
まず目についたのが大きなピンク色の花。
何の花かと思ったら「ボタン(牡丹)」の花名板が。
寒牡丹でしょうか。目が覚めるような綺麗なピンクにうっとりです。
そして、あたりに漂ういい香り。
やっぱり。ロウバイです!
こちらは中央まで透明感のあるレモンイエローなので、ソシンロウバイでしょう。
道を挟んで反対側にも・・・
こちらは黄色味が強い品種です。
樹名板がなかったのですが、マンゲツロウバイでしょうか。
逆光に光るロウバイも綺麗です。
実はこちらのロウバイ、植物園のこの季節のイチオシなんだそうです。
鮮やかな黄色に馥郁たる香り。早春の贈り物ですね(って、まだ立春前ですが)。
前にも咲いていたこちらの花。
ジュウガツザクラです。花期が長いですね。
昨年末にはまだまだ緑の葉っぱだった季節の花壇の菜花は・・・
早咲き花菜の「伏見」です。野菜売り場で今売っている花菜は伏見が多いです。
少しだけですが、咲いていました!
陽射しを浴びたビタミンカラー、いいですね~
その隣には・・・
モクゲンジの実が弾けて中の黒い実が見えていました。
ムクロジの仲間だけあって、実の感じが羽根つきの球。
モクゲンジの向こうにはラクウショウが見えています。
ここから修景池一周コースです。
あ、飛行機!ついつい撮っては、JALだのANAだの言ってます。こちらはJAL。
ラクウショウの下にはシロヤマブキの黒い実が沢山。
遊んだのはだあれ?
苔の上に置いてあったので、パチリ。
ラクウショウの証拠の気根。今の時期は草が刈られているので見やすいです。
そして、ヨシ刈後の修景池です。
別の角度で。向こうに見える緑色はハナナ花壇。
下から見たら、段々畑になっていました。
早く満開にならないかな~
というわけで、春~夏のゾーンからお届けしました!
【撮影:2025/1下旬 宇治市植物公園】
1月下旬、宇治市植物公園に今年初訪問しました。
昨年暮れに行った時は、無理やり新春の光景を探したのですが、あれから約3週間。
春の進み具合を数回に分けてお届けします。
初日の今日は、エントランスから秋の庭です。
鮮やかな青空に映えるパンジーのハンギング。花が増えました。
年パスで中に入ると、いきなり目に飛び込んできたこの光景。
海の豹? アザラシ?
小さいお宮さんが作られ、中にはご本尊の・・・
わぁ!本当に海豹大明神がいらっしゃいました~
そして、何とボタンを押すと、口からおみくじが出てきます。
巻物のようにしっかりと丸まったおみくじを開けると・・・
大吉~♡ 裏には、謎の「文武両道」のメッセージが。
文はともかく、武度0%のなつみかん。はずれかも・・・
おみくじを楽しんだ後は、この時期恒例のカカオとチョコレートの展示を見学。
いつも後回しになる温室を先に見た後、秋のゾーンからいつものルートで園内を回りました。
(温室の様子は最後に投稿しますね)
最初に出てきてくれたのはジョビ子ちゃん。この辺りを縄張りにしているようです。
なんか不機嫌そう・・・
そんなことないわよ。と言って向こうの木に飛んで行きました。
じ~っと見ていたら、ついにどこかに行ってしまいました。
続いて、昨年末にはまだ蕾だったこちらの花が綺麗に咲いていました。
ヒイラギナンテンですね。今年は少し花が遅めかもです。
ロウヤガキの実は最後に一葉ならぬ、最後の1粒残っていました。
鳥も来園者に気を使っているのでしょうか。
これまで気づきませんでしたが・・・
ヒトツバの先がビカクシダのように枝分かれ。
これ何でしょう。
GL先生に伺うと「シシヒトツバ」とのこと。
ヒトツバの成長点が「帯化」(分裂異常をおこし形態が変化)したものなんだそうです。
「帯化」すると通常は価値が下がるのですが、園芸界では希少価値とされるものも多数あるそう。
この日期待していたのはバイカオウレンの花でしたが、落ち葉が深く降り積もり影も形もありません。
あっという間に秋ゾーンを通り過ぎ、花の広場へ。
お正月に投稿した写真に比べると、かなり色が濃くなっていますよね。
右上の「R7」も見えるようになってきました。
ここから春のゾーンに移動します。
その様子は明日・・・
【撮影:2025/1下旬 宇治市植物公園】
名神高速京都南インター近くに、方除けのお宮さんとして知られる城南宮があります。
私は2回引っ越ししていますが、2回とも城南宮でご祈祷してもらい、お札をいただきました。
それほど京都に住んでいる人には馴染みのある神社です。
先日、その城南宮にある神苑「楽水苑」に行ってきました。
楽水苑はしだれ梅や椿、源氏物語の植物などが沢山見られる場所として有名な庭園。
ちょっと早いかと思いましたが、HPに椿便りが出ていたので行ってみることに。
(マップはこちらのリンクの真ん中の地図)
神苑に入るとすぐに綺麗な八重のサザンカが咲いていました。
この先に、2月中旬から3月中旬にかけてしだれ梅が沢山咲く「春の山」があります。
ここがその春の山の一部ですが、今は落葉して寒々しています。
根がすごい!
竹と柴垣です。
ネコが覗いていました。
春の山を抜けた辺りからツバキの花が点在しています。
こちらは、白侘助。綺麗に咲いていましたね~
お隣で咲いていた名札のないツバキ。こちらも鮮やか。
寒いのに、アブがいました。花粉を食べていたのでしょうか。
上品なこちらの花は、葵の上。横顔にしたのは、蕊がとても傷んでいたから。
他にも多くの種類の椿が植えられていましたが、どれも朝夕の霜のせいか花が傷んでる~
とりあえず証拠写真として・・・
(上左右、下左右の順で、白卜伴、越の月光、葵の上、月兎)
傷んでいても、花が見られただけでもほんわか幸せ気分。
あとはお庭を楽しみます。
平安の庭では
小さい鯉や
大きい鯉が沢山。どれも立派でしたね~
あちらの赤い木は?
マユミの実でした。びっしりですね。
こちらのオレンジの実はクチナシですね。
この他にも、曲水の宴が行われる小川などもありましたが、こちらは緑が綺麗な時期に・・・
大きなマツ。平安の庭を抜け、道を横切って室町・桃山の庭エリアへ。
こちらが室町の庭。やる気のない写真ですみません。
こちらが桃山の庭。冬以外は緑が綺麗な庭です。
今回目を引いたのがこちらの木。
立派な枝ぶりの松、クロマツです。
そして、驚いたのがこちらの木。
アカマツです。なんだか赤剥けになったような樹皮が独特。
よく見ると、下の方は普通にひび割れた樹皮ですが、途中から赤剥け。
中央のねじれた木は、カエデでした。
続いて見られたのは・・・
城南離宮の庭です。
突き当りにあった、マサキの生垣に赤い実が生っていました。
もっとお庭や、庭園樹の知識があればいいのですが、うまくご紹介できなくてすみません。
冬はちょっと寂しいですが、他の時期は花も沢山咲いていてとても素敵なお庭です。
ぜひお出かけください。
【撮影:2025/1中旬 京都市伏見区】