なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2020年3月

2020-03-31 05:20:25 | 道草日記

令和2年3月の道草日記です。
ますます暖かくなってきましたね。
見かける花は、例年よりどれも2週間以上早い感じです。
そんな中、道草はどうなったでしょうか?
種類はともかく、個体数はうんと増えたので、今月からまた通常の通勤路の植物の紹介に戻します。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)  ☆印は3月に今シーズン初見 だったもの
・アメリカフウロ ☆(花)
先月はまだ通勤路では見ませんでしたが、3月下旬になって急にあちこちで咲き始めました。


・アリアケスミレ ☆
去年咲いていた場所がすっかり除草されてしまったので諦めていたら、駐車場の片隅で発見!
除草されないうちに、避難させたいです・・・


・アレチノギク ☆ 
オオアレチノギクより花が大きいです。独特のとっくり型。


・イヌホオズキ
先月「急に弱って花が少し」と書きましたが、また盛り返しました!今はまた花が沢山付いています。
・オオイヌフグリ
・オオキバナカタバミ 
・オニタビラコ
・オランダミミナグサ ☆
何とか休日昼間に花の写真らしきものが撮れました。朝夕通勤時には閉じています。


・カタバミ
ちょっと弱ってるけど、花が復活!


・カラスノエンドウ
・カラスムギ ☆
葉だけと思っていたら、一部ですが穂がびっしりと出ていました。


・ギシギシ ☆
・キュウリグサ ☆
ついに通勤路でも咲いているのを見つけました。淡い水色が素敵です。


・コセンダングサ
ますますぼうぼうです。


・コマツヨイグサ ☆
なんともう咲き始めました!


・コハコベ
・シロツメクサ
・スズメノカタビラ
・スズメノテッポウ ☆
レンゲの写真に一緒に写っていました。懐かしいです。(写真はレンゲを見てくださいね)
・スミレ ☆

スミレの仲間がいくつか。左の方はノジスミレでしょうか。右は・・・分かりません。
 

・セイヨウアブラナ ☆
水路沿いにセイヨウアブラナが咲き始めました。葉が茎を抱いているので、アブラナの方だと思うのですが。


・セイヨウカラシナ ☆
実は葉柄のあるセイヨウカラシナの方が多いのですが、たまたま撮った写真がアブラナの方でした。
・セイヨウタンポポ
・タチツボスミレ
・ツクシ ☆
思いがけず、水路のわきに沢山生えていました。花ではないけど、花みたいなものということで・・・


・ツタバウンラン
通勤路沿いの水路や道の脇にもどんどん伸びて花が咲いてきました!
 

・ツメクサ
・ツルニチニチソウ
今月はもっと沢山咲いていました。下の写真は一部分です。


・トキワハゼ ☆
ちょっとツタバ星人とも似ていますが、上唇部分の形がとんがった前髪のようになっています。
ムラサキサギゴケは同じ部分がぱっきりと二裂しているので、簡単に区別できます。


・ナガミヒナゲシ ☆
特徴のある根生葉が出始めたとおもったら、もう花が咲きました。
といっても写真の花は超ミニサイズで、葉もありません・・・


・ナズナ ☆
急に増えてきました~


・ニセカラクサケマン 
・ノゲシ
左はまっ黄っ黄なので、ノゲシ確実ですが、右は縁が白っぽくなっていますがウスジロでしょうか。
もう少し白いですよね。変異が多いのかも・・・
 

・ノボロギク ☆
まだ綿毛は見かけません。


・ノミノツヅリ ☆
朝夕は花がつぼんでいますが、昼間に見にいったら沢山の小さい星形の花が。


・ハナカタバミ
・ハハコグサ ☆
柔らかい毛が生えた葉が出てきたと思ったら、もう黄色い花が咲いていました。


・ヒメオドリコソウ
・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
・フラサバソウ 
・ホトケノザ
自宅の溝蓋はじめ、今年はいたるところで咲いています。写真は少し違う道を歩いたときに見た光景。


・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ
・ミチタネツケバナ
雄蕊が4本はミチタネツケバナ・・・と教えていただいたので数えてみました。
4本なのでみっちゃん決定!


・ムスカリ ☆
野生化への道まっしぐら中。


〇葉、芽のみ
・アカカタバミ
・オカタイトゴメ
・スギナ
・ムラサキカタバミ
・ヤエムグラ
・ヨモギ
・ランタナ


〇実、種、終わりかけ 
・エノコログサ
・メリケンカルカヤ


以上、55種類です。
先月は拡大版込みで51種類でしたので、結構増えましたね。
特に、後半、25日過ぎからの躍進がすごいです。

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しがんだのハナキリン

2020-03-30 06:00:55 | 植物

ひょろひょろに伸びた棒の先から小さな葉が二枚、三枚、そして3月になって小さい蕾がつき・・
ついに、3月29日にこんな花が開きました!

蕾がほどけてからの変化です。左が3月20日、右が3月24日。色がだんだん白くなってきました。
 

こちらは、何回も投稿ネタにさせてもらったダ〇ソーのハナキリンです。
思い返せば、去年の4月、母が逝った日に咲いていたハナキリン・・・


あれからほぼ1年、同じように花が咲いたのはちょっと感慨深いです。
2018年は花の写真が見当たらず、2017年の5月は花の色が変わるという奇跡が・・・
咲いたとき(左)→日に当てると(右)
 

そのまた前年、2016年8月には4輪も花が咲いていました。
    
その3か月前の5月は綺麗な花が2輪。何より今と違うのは、葉が充実しています。
               

こちらは買った時の姿。全然違うでしょう(笑)
   
 
最後は今の全体像。
こんな感じで年々背が高くなるばかりで、年中ほとんど裸の木だけの状態が続いています。
のびた茎(枝?)の様子を見てくださいませ。棘のあるろくろっ首みたいになっています。


タイトルに使った「しがんだ」はこんなしょぼくれた様子を意味する言葉です。
方言なのか、うちの家だけの言葉だったのか・・・
ご存じの方っておられますか?
最後は話がそれましたが、このハナキリンの様子を表現するのは、「しがんだ」以外ないと思って。
きっと母なら「しがんだやけど、えらい頑張ったはるなあ」と言うでしょうね(笑)
ほんと、この状態で年に一度は花を付けてくれるのがいじらしいです。
育て主が頼りなくて、ハナキリンには本当に申し訳ないです。
しがんだなんて言ったら、バチがあたりますね。
やっぱり外に出した方がいいのでしょうか・・・

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まだクリスマスローズがいっぱい♪~宇治市植物公園2020年3月(4)

2020-03-29 06:21:31 | 植物

温室、桜、木々の花と続き、最後は草花です。
それほど宣伝していないのですが、宇治市植物公園にはあちこちにクリスマスローズが沢山咲いています。
こんな感じで・・・



それほど変わった花はないのですが、数が多くて目を引きます。
気候や土に合っているのでしょうか。

ちなみに、コナラなどの落葉樹林の下に、沢山山野草が育てられているようですが、今のところ、
タイミングが悪いのかもしれませんが、花が咲いているのをほぼ見たことがありません。
今回、カタクリが見られるかと思いましたが、野草(雑草ともいう)の間に小さい花がしょぼんと咲いているだけでした。
がんばれ~


みなさんの投稿でもおなじみのバイモ(ユリ科バイモ属)
クロユリの仲間って聞いて、?と思っていましたが、花の中を覗き込むとちょっと似てますね。

池の畔に・・・


ハーブ園でニオイスミレが満開!
強い香りと聞いていたので何とかかぎたかったのですが、さすがに腹ばいになる勇気はありませんでした・・・




原種系スイセン、ナルキッスス・ブルボコディウム(ヒガンバナ科スイセン属)が何気に咲いていました。


その横にはスノーフレーク(ヒガンバナ科スノーフレーク属)も。


日差しの明るい日だったので、エントランスの池から流れ落ちる滝に美しい虹がかかっていました。


花と水のタペストリー、ようやく花盛り。
模様がくっきりしてきたと思いませんか?



中止が発表されたものの、タキイさんの支援でまた見られて良かったです。
いつまでも寄付に頼れないということで、今年は一般市民からのサポート(寄付)を募集していました。
私も少しお手伝いできたらな~と思っています。

(おしまい)

【撮影:宇治市植物公園 2020年3月21日】

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優しく揺れるシデコブシ~宇治市植物公園2020年3月(3)

2020-03-28 06:03:35 | 植物

時間があまりないので速足で通り過ぎる・・・はずだったのですが、遠くにピンクの花を沢山付けた木を発見。
近づくと・・・シデコブシ(モクレン科モクレン属)です!
コブシに似ていますが、花弁の数が多いです。日本固有種で、野生の木は絶滅危惧種。

モクレンの仲間ですが、くしゅくしゅとウェーブのかかった花弁が独特で、風が吹くとさやさやと揺れます。
ちょうど咲き始めで美しい姿をみることができました。
シデコブシの由来は、神社で神主さんがお払いの時に使う四手に似たコブシという意味。


             

奥に咲いていた白い花、コブシでしょうか。
花の付け根に葉が見えます。もうかなりヨレヨレですね。


隣にあったこの花は、ユスラウメ(バラ科サクラ属)。
花よりも赤い実の方が有名なのではないでしょうか。

結構小ぶりの木ですが、花付きはいいです。下の写真の中央部分、分かりますでしょうか。
      

今年初見のミツバツツジ。咲き始めが新鮮♪。


お馴染みサンシュユも、まだまだ元気に咲いています!

こちらもお気に入りです。
      

今回はなんといってもシデコブシが見られたのがラッキーでした。

(つづく)

【撮影:宇治市植物公園 2020年3月21日】

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しだれ桜、さてお昼の様子は・・~宇治市植物公園2020年3月(2)

2020-03-27 05:30:46 | 植物

ついにコロナで首都圏に外出自粛要請が出てしまいましたね。
今が踏ん張り時なんだろうと思いますが、花が美しいシーズンに心が折れますね・・・
明日はわが身・・・かもしれませんが、そんな時はじいちゃんちの庭の整理をしようと決めています。

さて、先日速報でお届けした宇治市植物公園の夜桜見物。
昼間の様子が気になるところ・・・ということで、お届けしましょう!

まずは本命のしだれ桜から。行ったときは咲いていることを全然知らず、本当に感動しました。
まえの夜の写真と対比してくださいませ。

夜の写真(再掲)

やっぱり雰囲気が変わりますね~
見る方向を変えて・・・

花は少しぽこぽこ集まったような感じ。
こちらはヒガンザクラの枝垂れる品種だそうで、別名イトザクラ。

ヒガンザクラも咲いていました。
お彼岸に咲く、エドヒガン。これぞ通称、彼岸桜。

かなり大きな木で、まだ三分咲きくらいでした。
 

お隣に満開だったのが、ベニスモモ。葉が赤いことから、ベニバスモモとも。
花も葉も綺麗で、赤い実も食べられます。




菜の花がまだ咲いていました!
と思ったら、品種が前の早咲きの「伏見」から、「春陽」に変わっていました。


昼間は可愛いウサギちゃん・・・ってほんまか?


ということで、これらの花たち、どれも夜桜見物でみた花ばかり。
昼間の光景はいかがでしたか?
人が少ない(ほとんどいない)ので、ゆーっくり楽しめましたよ♪

(つづく)

【撮影:宇治市植物公園 2020年3月21日】

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