なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

うじ「道草」ウォーク(後編)

2024-09-15 06:17:48 | お出かけ

うじウォーク後編です。
私が歩いたコースは、隠元橋から宇治橋手前まで宇治川右岸を歩いていきます。
烏の行水を見たすぐ後で現れたのがこちら。



スズメちゃんですね~
ほんと、宇治川堤防にはスズメが多いです。きっとイネ科の実が沢山あるからですね。



うんうん。いつもの場所にちゃんとキカラスウリの花が咲いていました。
日が短くなったせいか、9時前でもまだ綺麗に開いています。



なかなかいい雰囲気に撮れたと自己満足。
こちらは、遠くで咲いていたオオイヌタデ。宇治川畔には沢山咲きます。



今の時期はノブドウの花が高水敷沿いに咲くのですが、必ず訪れているのがオオスズメバチ。
巣があるのかもしれません。



ここにもガガイモが沢山咲いていました。
しかも、一般的な花はピンクがかっていますが、こちらは白!



ふんわりして綺麗ですね~



でも全体を見ると、こんな感じでアメリカネナシカズラと攻防しています。
がんばれ、負けるな!



マルバツユクサも沢山。
この辺り、京滋バイパスの下からまた堤防上の道に戻ります。
高水敷だけを通って行けないのが残念です。



見慣れた水道橋ですね。



おやおや、今日はアオサギが少しと、カワウが沢山止まっています。



緑の草にはバッタの仲間。



仲良く紅白で咲いていたマメアサガオ。



そろそろ・・・



いつもの鷺山が見えてきました。
手前は、太閤堤跡です。
いつもはここからまっすぐ宇治駅に向かいますが、今回は終点が「茶づな」なのでこの手前から下の道へ。
鷺山を見上げてみましたが・・・

   

真下からではあまり見えませんね。
まだ沢山いることは分かりました。



太閤堤跡を反対側から見たところです。
でも遺跡より、隣の木の陰にいた鳥のほうに目が向いて・・・




この子は誰? ムクドリの若でしょうか。



先の方に見える建物が、お茶と宇治のまち歴史公園にある、交流館「茶づな」です。
宇治市民ですが、初めて入りました。
でも有料エリアはパスして、無料の売店のみうろうろ。
朝っぱらから、冷やし飴ソフトクリームをいただきました~



さて、今回のうじウォークはこの茶づなが最後のスポットです。
これでコースクリア!
そう思って、アプリを確認すると、なぜか3スポット中1スポットしか行ってないことに。
うそ~!なんで~!
ここで2つのミスを確認。
1つ目は、京阪黄檗駅ではなくJR黄檗駅が最初のスポットだったこと。
2つ目は、スポットに着いたら、アプリから到着ボタンを押さないと行けなかったこと。
位置情報と連動しているので、通った場所が自動で記録されると思っていたアホです・・・

この日の夕方、もう一度JR黄檗駅と、隠元橋に行き、無事クリアしたという次第。
コースはあと2つありますが、行くかどうかは未定です。

【撮影:2024/9/1  宇治市】

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うじ「道草」ウォーク(前編)

2024-09-14 06:09:59 | お出かけ

寝る前のくつろぎタイム、宇治の市民広報からはらりと落ちた1枚のチラシ。
見ると、「うじウォーク 宇治を楽しく歩いて健康になろう」という文字が目に飛び込んできました。
宇治のゆるキャラ、ちはや姫の絵と「歩くだけで景品がもらえるチャンス」という魅力的な文言も。
お散歩好き、景品好きのおばちゃん、なつみかんとしては見逃せません。
さっそくアプリをダウンロードして、ウォークイベントに参加してみることにしました。

設定されたコースは3コース。
そのうちの1つは、あれれ、普段よく歩いているところではないですか。
ルールは簡単で、コース中に設定されたスポット3か所を巡るだけ。
ふふーん、楽勝よね!といつもの朝散歩をうじウォークに切り替えて、イベント初日に出かけました。

スタートは黄檗駅。
黄檗駅にはJRと京阪電鉄の2つがあり、私は何気なく近い方の京阪黄檗駅に向かいました。
思えば、これが第一の間違いでした。
そこから、スポットのうち、立ち寄れそうな許波多神社に向かうこととしました。
経由地として、東宇治中学校と陸上自衛隊宇治駐屯地がありましたが、結局東宇治中学校は確認できず、
自衛隊の塀に沿って歩いていきました。
途中、車道の端にある排水のための金網から沢山のヤナギバルイラソウの花が。


ここだけではなく、この並びの金網はどれも同じような光景でした。
ほどなく、次のスポットの許波多神社へ。


許波多神社の創建はなんと645年、そうあのかの有名な大化の改新の年なんだそうです。
孝謙天皇が中臣鎌足に命じて皇祖を祀る神社を柳山に造営させたのが始まりとのこと。
ところが、明治時代その場所に陸軍宇治火薬製造所を作ることになり、社地を召し上げられてしまいました。
(今の自衛隊宇治駐屯地はその跡地に作られたもの。)
その時神社はこれまでの御旅所に移動し、今に至っているそうです。
地域の氏神さんと思っていましたが、古い歴史があるのですね。



そこから少し歩くと、宇治川にかかる隠元橋に出会います。
ここもスポットの一つ。
何の変哲もない橋ですが、西宇治に行くにはここを渡らないといけません。
朝夕のラッシュ時は渋滞で結構大変です。


私はコースマップに従い、隠元橋に背を向けて右岸を上流方向に歩いていきます。
なんだか見慣れたコースですよね。
知ってる道がコースになっているとなんとなく嬉しいです。


緑一色で何も咲いていないように見えますが、よく見ると小さい花をいくつも見つけました。
よかったら名前当てしてくださいませ。



マルバツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)です。
普通のツユクサを押しのける勢いで増えています。



お馴染み、ヒルガオ(ヒルガオ科ヒルガオ属)ですね。



マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)がパチパチと爆ぜるように沢山咲いていました。
熱帯アメリカ原産です。やはり日本も徐々に熱帯化・・・



ヤハズソウ(マメ科ヤハズソウ属)です。
葉の先を引っ張ると、矢筈型にちぎれる・・・というのが名前の由来です。
れっきとした在来種で、下の写真のように、この時期びっしりと生えています。


なんだかタチスズメノヒエが締め付けられていますね。


こちらはクズのツル。
暑い日もなんのその、クズの勢いはとどまるところを知らず、あちこちでクズモンスターが見られます。
まるで雪まつりの雪像を緑にしたような姿は、いつか撮りためてまとめてご紹介したいです。



クズの葉に止まったバッタの仲間。
この時期歩いていると、足元からぴょんぴょん飛び出して面白い!



朝だったからか、コマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)が綺麗に咲いていました。
暑い日は9時前にはもう萎んでいます。

この辺りでいったん堤防の上の道に戻ります。
そこで見たのがこちら・・・


出た~!!
アメリカネナシカズラ(ヒルガオ科ネナシカズラ属)です。
寄生する植物の範囲が広く、ここではマメ科のクズに取り付いて栄養分を奪っています。



こんな花が咲きます。
花自体は結構可愛いのですが、この実が移動してまた増えると考えるとぞっとします。

少し進むとまた高水敷に下りる階段があります。
ここは前にも歩いてご紹介したところです。


ここで見たのはこちらの花。


鮮やかな黄色のメマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)。
こちらも綺麗に咲いていました。

そして、今年は初見のこちらの花です。


ハギの花のようですが、全体を見るとこんな感じ。


メドハギ(マメ科ハギ属)でした。
細い茎を占いに使う筮竹の代わりにしたり、箒や薬草、利用価値は高かったようです。
この時期堤防には沢山生えており、遠くからでもよく分かります。

川が広い場所に来ました。
水が広範囲に広がっていますが、放流はしていないので、大きな水たまりのようです。


よく見ると、カラスが行水していました。
全然烏の行水ではなく、しつこく水浴びを繰り返しています。
よほど綺麗好きのカラスなのでしょうか。



ということで、うじウォークのご紹介のはずが、いつもの宇治川散歩に・・・
まだこれで半分です。残りは明日!

【撮影:2024/9/1 宇治市】

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池の鳥たち、夕方から活動開始

2024-09-13 05:34:56 | 鳥さん

冬鳥が去って以来、池にはたまにサギがやってくる以外寂しいものです。
ところが、朝夕少しだけ気温が下がると、夕暮れ時からぽつぽつ鳥の姿を見るようになりました。



居残り組のオオバンと


お久しぶりのカイツブリですね。
人の気配を感じたのか、すぐに離れていきました。


マルバヤナギの茂みの影には、カルガモの姿。
まるで絵画のようです。


こちらは別の日の同じ場所。
結構沢山集まってますね~


でもメンツは同じで、カルガモ、ダイサギ、カイツブリです。
望遠でカメラを向けただけでも、逃げていくカモたち。


度胸のある数羽だけ残っています。
ダイサギはともかく、一羽残ったカルガモがくつろぎすぎです。


のび~


私って綺麗? 美形のカルガモですね。自分に自信があるのでしょうか。


岸辺にはアオサギの姿。
昼間は彫像のように立っているのに、この時間はアクティブ。


あ、何か捕まえた!ずるっとした何かを引っ張っています。


わ~、巨大なミミズのようなものを引きずり出しました。


当たり前ですが、アオサギもちゃんとエサを獲って食べているのですね。
夜に向けて、みんな夕食に夢中でした。

【撮影:2024/9上旬 宇治市】


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ちょっと気になる花&実たち(外来種編)~2024/9上旬

2024-09-12 05:34:42 | 植物

昨日は地元のお散歩コースで今見られる在来種をご紹介しました。
今日は、同じコース+αで見つけた、ちょっと目を引く外来の花と実をご覧くださいませ。

最初はこちらです。


なかなかこんな様子を見ることは出来ません。
小さくて黄色いのが花で、赤いのは実です。
引いて見たら、こんな感じの円錐花序。葉は奇数二回羽状複葉です。


この1週間くらい前に見たときはこんな感じでした。あれ、どこかで見たような花?


そろそろ答えを・・
こちらはオオモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)です。
中国原産で庭木にされていたものが逃げ出してあちこちで野生化しているようです。
地元でも、この写真を撮った場所のほかに、宇治川沿いでも2か所生えているのを確認済み。

花はモクゲンジより小さいですが、実ははるかに美しいです。
いつまでもピンク色の実が残っていて遠くからでもよく分かります。

お次はこちらです。実ですね。


すごく見慣れた感じの実なのですが、とにかく実付きが半端じゃないです。
プリベットに似ていますが、葉の感じが違います。
ネズミモチにも似ていますが、葉も実も小さめでとにかく多いです。


こちらはコミノネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)だと思います。
というのも、5月頃に咲いた花を覚えていたから。
ブロ友さんに、雄蕊の葯が紫色なのはネズミモチではなくコミノネズミモチと教わりました。

その花が咲いたときの光景がこちらです。




ね、すごいでしょ。
いつのまにかこれだけ増えていました。
実もすごくたくさん生ってるので、あちこちで野生化する予感が・・・

ここからは草本です。こちらの花を覚えておられるでしょうか。


花に記憶はなくても後ろの葉は見たことがあるのでは。
傘のような葉の陰に隠れるように、花が咲いていました。


ぱっと見、チドメグサのように見えますが、葉がはるかに大きいです。
ウチワゼニクサ(ウコギ科チドメグサ属)、北米原産で観賞用として持ち込まれたのが逃げ出したそうです。
確かに大きくて見栄えがするので、水槽に入れたら綺麗でしょうね。

お次はこちらです。


空色のツユクサ?
そうなんですけど、数年前から大繁殖しています。


この写真は、山科川の土手でクズに埋もれるように咲いていたツユクサの仲間です。
色は、先日ご紹介したオオボウシバナとそっくりですが、葉が違うようです。



「ツユクサ 水色 群生」で検索してみたら、「シュッコンツユクサ」というのがヒットしました。
説明を見てみると、
・熱帯アメリカ原産
・通常のツユクサは一年草だが、こちらは宿根草なので翌年同じ場所に生える。
・群生するのが特徴
とのことで、ピッタリ!あなたは宿根露草だったんですね~
それにしてもやっぱり山科川は外来種のアンテナショップです。他の場所では今のところ見られません。

最後はよく知っているお花でのんびりと・・・


オシロイバナですね。ベーシックな色ですが、朝日を浴びて蛍光色に見えました。
こんな色も・・・


白にピンクのタイプは、一つとして同じ花がありませんでした。
南米原産で江戸時代に観賞用として輸入されたようです。
一年草ですが、温暖化で多年草になっているものも多いとか。
近所やわが家では、まだ今のところ一年草です。

外来の植物たちも、近年若干様変わりしているように思います。
今度は何がでてくるのやら・・・

【撮影:2024/9上旬 宇治市】





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ちょっと気になるお花たち(在来種編)~2024/9上旬

2024-09-11 05:38:14 | 植物

毎月末、道草日記を連載していますが、それぞれの花の説明をする余裕がありません。
そこで今日は9月上旬に見たちょっと気になるお花たちを在来種と外来種に分けてご紹介しますね。
場所は例によって地元の池の畔がメインです。
せっかくなので、写真、名前の順に載せてみます。良かったら当てっこしてくださいませ。

最初は南池の畔からこちらです。
やっと花が咲いてきました。


葉の形が分からないと区別できないですよね。こちらの写真をどうぞ。


このT字型の葉はサデクサ(タデ科イヌタデ属)です。
初めて見たのは2019年山田池公園です。地元でも見られることが分かりました。
何と準絶滅危惧種なんだそうです。
棘のあるタデ科の植物には、ママコノシリヌグイやヤノネグサなどがありますが、葉の形が違います。

お次はこちら。


あっという間に咲き広がるこちらの植物はクサネム(マメ科クサネム属)
なかなか花が開いているところが見られません。すぐにお豆さんになってしまいます。

近くにはこんな草も。
ツル植物で、自分のツルが絡まって三つ編みのようになっています。
花は小さいですね~


こちらはツルマメですね。
大豆の原種だけあって、花も葉も大豆によく似ています。
といっても、大豆の花の実物を見たことがないんですけど。

お次は北池からこちら。


分かるわけないですよね。
ではもうちょっと近づいて・・・


はい、ガガイモ(キョウチクトウ科ガガイモ属)ですね。
前にも書きましたが、今年は当たり年なのか、あちこちでバンバン咲いています。
なかなか興味深い草で、キョウチクトウ科なのに若芽は食用になるそうです。
実を見る機会は少ないのですが、熟すと中からすごい量の綿毛が。
その種は強壮薬に、綿毛は綿の代用や朱肉にと利用価値が沢山!
そして、日本神話で少彦名が乗ってきた船が、ガガイモの実の殻なんだそうです。



今は花を観賞に。ふわっと柔らかそうな花弁が素敵ですね。

お次はこちらです。


ご存知、サクラタデ(タデ科イヌタデ属)が前よりも沢山咲いていました。

お次のぶら下がり系はなんでしょうか。


葉がないと分かりませんか?ではこんな感じで。


花のアップです。


こちらはニガカシュウ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)です。
最近売り出し中のヤマノイモの仲間。地元ではヤマノイモやオニドコロより沢山生えています。
なかなか花を見られないのですが、こんな風に咲くのですね。
雌雄異株なのですが、こちらが雄花か雌花かよく分かりません。

急に増えてきたこちらの花。


ご存知、センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)ですね。
びっくりするくらいあちこちで咲いています。こちらも今年が当たり年みたい。

中池からも一つ。


草刈りでなくなるかと心配していましたが、何とか刈り残りから花が咲いてきました。
ゴキヅル(ウリ科ゴキヅル属)です。
ゴキは合器で、蓋つき容器のような実がなるから名付けられました。
草刈りのせいで、なかなか実見られません。

どれも朝のお散歩で見た光景です。


暑い夏はカタツムリも夏眠しているのかしら。


【撮影:2024/9上旬 宇治市】

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