令和5年4月の道草日記です。
3月終わり頃から咲きはじめた花は満開に、4月になって咲きはじめた花も沢山ありました。
正直、整理をしていてクラクラするほどでした。
今更ですが、この道草日記の記載マイルールについて、ちょっと説明しておきます。
この道草日記は花、葉、実などに分けて記載しています。
ひと月を通して少しでも花が見られたら、「花」に入れていますが、葉だけの期間が長ければ「葉」にも入れています。
一方、ほぼひと月の半分以上花が見られたら、「葉」には載せずに「花」だけに入れています。
上旬に葉だったものが中旬に花、下旬に実になったものは3カテゴリー全部に載せています。
これらはすごく主観的なので、とりあえず花と☆の付いた葉や実を見てくださったら十分かと思います。
なお、☆印は4月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で野生化あるいは1か所でも毎年咲くものを載せています。
〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様) 108種類 +51
・アカカタバミ(花)
昼間にやっと花の写真が撮れました!
・アカツメクサ
・アメリカフウロ(花)
今年はなかなか花の写真が撮れなかったのですが、やっと撮れました。
・アリアケスミレ(花)
昨年に比べたら増えましたね~
・イヌガラシ ☆
なぜか水路脇の道端に大きな株が・・・
・イヌホオズキ
・イヌムギ(穂)☆:ザ・イネ科雑草の葉からびよ~ん
・ウシハコベ ☆
なんと、昨日の夕方のお散歩で見つけてしまいました。柱頭が5裂。
・ウラジロチチコグサ ☆
今月はチチコグサ3種類が揃いました。葉に厚みと艶があり、裏が白いです。
・オオイヌノフグリ(星の瞳)
もうこれが最終の花くらいでしょうね・・・マタライネン!
・オオカワヂシャ(特定外来生物)☆
今年は駆除されたのか、去年に比べたら株が少ない気がします。でも咲きました。
・オオキバナカタバミ ☆
やっと開いた花を見ることができました。自生ですが花壇みたいです。
・オオジシバリ ☆
滑り込みセーフで昨日発見。田んぼの畦になぜか沢山咲いていました。
・オッタチカタバミ ☆
普通のカタバミより、オッタチの方がよく見かけます。こちら家の塀で撮りました。
・オドリコソウ
増えて増えて・・・
・オニタビラコ
・オヘビイチゴ ☆
池の畔に綺麗に花が咲いていました。
・オヤブジラミ(花)☆
あっという間にオヤブジラミの花だらけになりました。ヤブジラミより花期が早いです。
・オランダガラシ ☆
前から咲いていたのかもしれませんが、気づかなかったです・・・
・オランダミミナグサ(花)
・カキドオシ(花)
可愛い花が沢山咲きました。
・カズノコグサ(穂)
先日北海道土産にもらったニシンのお腹から立派なカズノコが出てきました。
こちらは懐かしい田んぼの雑草。スズメノテッポウも一緒に写っていますね。
・カタバミ(花)
・カモジグサ(穂)☆:イネ科の中でも結構勢力拡大中。植え込みからびよ~んと伸びる姿も。
・カラー(逸) ☆
今年は花が多いです。今が旬なんだそうですよ。
・カラスノエンドウ
・カラスムギ(穂)
3月末に出始めた穂が今では空き地などで一面に揺れています。
・カンサイタンポポ
下旬には見えなくなりました・・・
・キキョウソウ(蕾)☆:何の草が分からず悩んでいたら、蕾が膨らんできて気づきました。
・ギシギシ(花)
・キショウブ(花)☆
池の畔のあちこちで黄色い花を咲かせています。
・キツネアザミ ☆
道草では初見です!なんと歩道の隙間から伸びて咲いていました。
・キツネノボタン ☆
今でも結構あちこちで見かけます。かぶれそうなので触れません。
・キュウリグサ
・ギョウギシバ(花)☆
葉が出てきたと思ったら、もう穂が沢山。花粉がパフパフ。
・キンポウゲ
こんなに咲いたっけ?と思うほど群生していました。
・クチベニスイセン(逸) ☆
前までは「スイセン」としていましたが、名前が分かったので。
・ゲンゲ ☆
結構長く咲いていますね。昨日も咲いていました。
・コウゾリナ ☆:歩道脇の緑地が雑草園のようになって楽しいです。
・コハコベ
・コバンソウ ☆
池の畔に沢山の小判が揺れていました。
・コマツヨイグサ ☆
こちらも増えましたね~
・コメツブツメクサ ☆
4月に入ってあっという間に広がり、今はもう色あせてきました。
・シロツメクサ(花)
増えすぎ!? 団地の芝生で大群生~
・シロバナツタバウンラン(逸) ☆
何の葉かと思っていたらついに花が・・・数カ所で見られます。
・スイバ(花)☆
今月に入って一気に花が咲いてきました。下旬には実も・・・
スズメノエンドウ(花)
やっと撮れました!写真がしょぼっ
・スズメノカタビラ
・スズメノテッポウ(花)
・スズメノヤリ
・スノーフレーク(逸)
・スミレの仲間
スミレっぽいですが、花の色(模様)が違います。
・セイヨウカラシナ(花)
かなり実になりましたが、今でもしぶとく咲いています。
・セイヨウタンポポ(花)
カンサイタンポポと入れ替わるようにあちこちで花が。
・タチイヌノフグリ
これも昼しか開かないのでなかなか撮れません。ようやくパチリ。
・タガラシ ☆
キツネノボタンとともに、「触ったらあかん!」と言われた田んぼの雑草。
・タチチチコグサ(花)☆
チチコグサ3種のひとつ。葉が細いのが特徴です。
・タツナミソウ(逸)☆
一昨年くらいから、ヒメツルソバと競うように水路のコンクリ斜面に群生。
・チチコグサモドキ(花)
ここらでは一番よく見かけ、ほぼ一年中咲いています。
・ツタバウンラン
冬でも咲いていますが、やはり春は元気ですね。
・ツボスミレ ☆
かなあ? なんかちょっと違うかも・・・
・ツメクサ(花)☆:なかなか写真が撮れず・・・
・ツルニチニチソウ
満開です。綺麗です。
・トウバナ ☆
去年と同じ場所で咲きはじめました。じいちゃん庭にも沢山あります。ただし、塀の外。
・トキワツユクサ(花)
あれは何?ま、まさか・・・ペラペラヨメナの近くに咲いていました。
・トキワハゼ
・トゲミノキツネノボタン
多分・・・先月、トゲミノボタンと間違えて書いたので修正します。
・ナガミヒナゲシ(花)
さすがに減ってきましたが、4月は寒い日もあったからかまだ咲いています。
・ナズナ
・ナヨクサフジ(花)
3月末に咲きはじめたナヨクサフジ、恐ろしい勢いで開花。
・ナルトサワギク
・ニセカラクサケマン(花)
色あせてきましたが、まだ咲いています。
・ネズミムギ(穂)☆
ホソムギそっくりですが、小穂に芒(毛のようなもの)があるので区別できます。
・ノゲシ
いつでも咲いている花ですが、特に春は元気です。
・ノジスミレ
・ノヂシャ ☆
「花~嫁は~ノヂシャに乗って~」とつい歌ってしまいます。近年ものすごく増えてます。
・ノビル
結構びよ~んと伸びてネギ坊主のような珠芽(むかご)が付きます。
・ノボロギク
・ノミノツヅリ
撮れた!
・ハタケニラ(花)
食べられないのに、色々な場所に侵入して困っているそうです。花が開くと結構可愛いです。
・ハハコグサ(花)
下旬になって、あちこちで花を見かけるようになりました。
・ハルガヤ(穂)☆:悪名高い花粉症の元、ハルガヤがついに出現!
・ハルジオン ☆
下旬には早くもヒメジョオンに入れ替わってしまいました。短いですね~
・ヒナギキョウ ☆
ヒナギキョウの安住の地、団地の芝生にまたまた大群生~
・ヒメウズ
いくら頑張ってもこれが限界・・・情けない。
・ヒメオドリコソウ
まだまだまだまだまだまだ咲いています。
・ヒメジョオン ☆:なぜ☆かと言うと、今年の花が咲いてきたから。
・ヒメツルソバ
先月枯れたと思ったら、今月に入ってめっちゃ増えてるんですけど~
・ヒメブタナ ☆
ブタナにしては小さいと思ったら、ヒメブタナでした。
・ブタナ ☆:ブタナも咲きはじめました。雨だったので花閉じてた~
・フラサバソウ
・ヘビイチゴ(花)☆
イチゴって年中葉があるのですね。そして、春になったら花が咲く・・・雨だから閉じてるけど。
・ヘラオオバコ(花)☆
先月葉を見ていましたが下旬になって開花!
・ペラペラヨメナ(逸) ☆
こちらも中旬以降くらいから沢山咲いています。野生化3か所。
・ホソムギ(穂)☆
ホソムギそっくりですが、小穂に芒(毛のようなもの)がないので区別できます。
・ホトケノザ
そろそろさすがに終盤でしょうか。でも昨日も咲いていました。
・マツバウンラン(花)
あちこちで沢山の花が揺れていますが、撮りにくいんですよね~
・マツバゼリ(花)☆:地味なので写真を撮り逃しました。
・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ
ほぼ年中無休。咲いている場所は決まっていますが。
・ミチタネツケバナ
もう最後なので、記念写真。
・ミドリハコベ(花)
・ムスカリ
・ムラサキカタバミ(花)
・ムラサキケマン
びっくりするほど沢山咲いていました。
・ヤエムグラ(花)☆
花が満開!といっても地味・・・
・ヤグルマギク(逸)☆
毎年同じ場所で咲いてくれます。丈夫なんですね。
・ユウゲショウ(花)
下旬になって、あちらでもこちらでも可愛い花が咲きはじめました!
〇葉、芽が主 35種類 -11
・アメリカオニアザミ
・アルストロメリア(逸)
・イタドリ ☆:今年も出てきました。
・ウチワゼニクサ
・オオバコ
いかにも踏みつけられる場所に生えていますね。
・オオカワヂシャ(葉)
・オヘビイチゴ(葉)☆
ヘビイチゴの仲間で、掌状5小葉が特徴です。
・カニクサ
・カラムシ(葉)☆:今年の葉が出てきましたね~
・カンナ(葉)☆:枯れた去年の葉の根元から綺麗な葉が・・
・ギョウギシバ(葉)☆:こちら地面を這ってます。
・クズ(芽、葉)☆
上旬に芽が出てきたと思ったら、下旬にはかなりあちこちで葉が・・・
・スギナ
緑が綺麗です。
・セイタカアワダチソウ(葉)
・センニンソウ
・ツメクサ(葉)
・ツルマンネングサ(葉)
マンネングサの仲間の葉が一気に増えてきました。
・ドクダミ
・トキワツユクサ
・ナツフジ ☆:つる植物は強いですね。「駆除」されても再生!
・ニゲラ
・ノアサガオ ☆:今年の葉が沢山!
・ハタケニラ(葉)
・ハナカタバミ
・ハナヌカススキ ☆:荒れた公園に生えてきた細いイネ科の葉。
・ヘビイチゴ(葉)
・ヘラオオバコ(葉)
・ミツバアケビ(葉)☆:あら、こんなところにあったのね。
・ムラサキカタバミ(葉)
・モリムラマンネングサ(逸・葉)☆
新芽は綺麗な緑色!結構逸出しているような・・・
・ヤエムグラ(葉)
・ヤブガラシ(葉)
・ヤブカンゾウ
・ヤブマオ ☆
カラムシより葉がダイナミックです。
・ヨモギ
〇実、種、終わりかけ 16種類 -6
・オオオナモミ(実)
・オギ(枯れ穂)
・オヤブジラミ(実)☆:花が咲いたらすぐ実に・・・
・カラスノエンドウ(実)☆
最初は緑で後に真っ黒。その色から「カラス」と名付けられたそうです。
・ギシギシ(実)☆
花が咲いたら、あっという間に実に・・・
・キツネノボタン ☆:金平糖のような形の実。花と一緒に見られます。
・スズメノエンドウ(実)☆:ミニサイズのお豆さん。
・セイヨウカラシナ(実)☆
よく乾いてから収穫、種を取り出してマスタードが作れます。
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・ツメクサ(実)☆:下旬、花の写真を撮ろうと思ったら全部実に・・・
・ノゲシ(綿毛)
・ノボロギク(綿毛)
・ヒメウズ(実)☆
花の横に、3つに分かれた実が・・・
・ホシアサガオ(実)
・ミチタネツケバナ
・ヤエムグラ(実)☆:丸くて毛が生えた小さい実
以上、のべ159種類。
先月見た数が125種類でしたので、34種類増えました。
特に花の数が倍近くになっており、2月から4月にかけ、倍々ゲームで増えている感じです。
4月になってから初めて見た花がなんと47種類!
苦手なイネ科の穂もどんどん出てきています。
先月に比べてさらに長くなった記事を見てくださってありがとうございました!!
【撮影:2023/4 宇治市】
春は花が次々咲くので、どこに見に行くか悩みます。
そこで参考になるのが去年の写真。
今年はちょっと咲く時期が早いようですが、とりあえず去年の4月下旬の写真を見てみると・・・
お~、これは見に行かなくては!
と言うことでやってきました宇治川へ!
例によって白虹橋付近に車を停めて散策です。
目指すは・・・咲いていました!
毎年この時期に咲くギンリョウソウです。
ツツジ科ギンリョウソウ属。
ツツジ科ですが、葉緑体を持たず、菌類と共生して栄養を得ているそうです。
その菌類は樹木から栄養を得ているそうですので、間接的には森に寄生しているとも言えそうです。
でも今年は少ないな~
沢山樹木が伐採されたので、明るくなりすぎたのかな~
と思っていたら・・・ワッ!
大集団に出会いました。
毎年見に行っていますが、こんなに密集しているのは初めてです。
何本あるのか数えてみると・・・18本ありますね。
花をのぞき込むと、目玉おやじのように見えます。
黒く見えるのが雌しべの柱頭。
この写真では分かりませんがその周りにベージュの雄しべが取り囲んでいます。
思わず何枚も撮りました。
こちらは紫がかって見えます。
去年もほぼ同じ時期に行ってるのですが、もっと綺麗でした。
やはり今年は花が早いのですね。
散策を続けます。今月中に出したいので、沢山ありますがご勘弁~
ユキノシタの蕾が出てきていました。
あれ、緑の芋虫が~
名残のヤエヤマブキ
カテンソウの雄花。角のような雄しべが見えます。
毎年見逃す雌花。今回は苦労して横から撮りました。
クサノオウがあちこちで満開です。
ヤブサンザシの葉の裏にカゲロウの仲間。モンカゲロウの成虫のようです。
ヒメコウゾの花がもう咲いていました。
ウニみたいなのが雌花、粒々のついた和菓子みたいなのが雄花です。
この辺りで川側の歩道にわたり、戻ることにします。
抜けるような青空。
水鳥の姿が見えません。カルガモくらいいればいいのに~
と思ったら、「わたしがいますよ!」
カッコイイ!
ダイサギが繁殖期になると嘴が黒、目元がコバルトブルーになりとても綺麗です。
サギの婚姻色は雌雄どちらにも表れるそうなので、「俺」ではなく「わたし」としました。
で、さらに歩いていくと、あそこにいるのはまさか・・・
ホシハジロじゃないですか~
数えてみると、6羽いました。
完全にお休み中のもいましたが・・
ちゃぽんちゃぽん、潜ってはエサをとっているのもいました。
もお!潜る瞬間を撮りたかったのに、どの写真も潜り終わったところしか撮れず残念!
羽繕いしたり・・・
ぱたぱた~
吊り橋のところまで戻りました。
ヤマフジがちょうど満開でした。
山の中腹のあちこちに紫色が見えていました。
こちらは吊り橋のたもとで咲いていたヤマフジです。
モチツツジは終わってしまっていました。こちらは名残花です。
近畿地方はモチツツジが多いそうです。
そして大好きなアキニレの葉がようやく出てきていました!
約1時間の散策、今年も楽しめました。
【撮影:2023/4/22 宇治川】
今日は4月中旬に行った京都府立植物園特集の最終回、生態園以外の花と鳥です。
京都府立植物園の総面積は24ha、そのうち植物生態園は1.5haしかありません。
でも滞在時間の半分以上、植物生態園をうろついています。
ということで、今回も植物生態園以外で見た植物は今日ダダーッと載せてしまいますね。
そうはいっても、植物生態園以外の場所の植物が面白くないわけではなく、見所満載です!
特にこの時期は・・・
牡丹が満開!!
北山門を入って広い園路を正門方向に向かって進むと、左手に牡丹園が見えてきます。
名札がないものもあり、今回はとりあえず並べるだけ~
こちらは変わっていますよね。
続いて、四季彩の丘の隣にある希少種エリアで咲いていたハンカチノキ(ミズキ科ハンカチノキ属)です。
目玉おやじと一反木綿が合体したような姿のハンカチです。
こんなに満開になったのを見たのは初めて。
ホンコンドウダンが咲いていました。花を見るのは久しぶりです。
モッコウバラも咲きはじめていました。
ヘチマ棚に絡みついて咲いていたこちらの花はなんでしょうか。
こちらムベ(アケビ科ムベ属)の花です。
枝についているのを見たのは初めて。
前に栗東自然観察の森で沢山地面に落ちていたのを一粒拾って、センターで名前を教えていただきました。
四季彩の丘でのんびりしていたカルガモちゃん。
・・・と思ったら、がっつり目を開けていますね。
四季彩の丘を離れ、温室方向へ。
途中、白い花が沢山咲いている木がありました。
いや~可愛いですね!
こちらはかの有名なニュートンの林檎です。
この木は、ニュートンの生家にあった母樹から接ぎ木で増殖されたものの一つで、2014年にやってきたそうです。
今は結構大きく育ち、沢山の花を咲かせています。
リンゴも結構生るそうですよ。
お隣にあったのは、姫リンゴ、アルプスの乙女です。
こちらは純白の花が咲いていました。
桜の園に咲いていたこちらの花はハナズオウ?
いえいえ、シダレハナズオウだそうです。でも全然枝垂れてない・・・
まあ、可愛い!こちらはエゾノウワミズザクラ。
地面をウロウロ、ほとんど大きさが同じなので全部同じ鳥かと思ったら、全然違いました。
シロハラ!
ツグミ!
ムクドリ!
種類は違っても、全部同じ姿勢なのが面白いです。
「だるまさんがころんだ」の「だ」のポーズですね。
いよいよ最後です。一面に花を付けた巨木・・・
何だと思われますか?
実はこれ、トキワマンサクなんです。
もっとズームで見たら分かりますよね。
圧巻の大きさでした。
この辺でいよいよお別れです。
最後に、この日開催されていたマルシェの光景を~
食べ物や雑貨などいろんなお店が出ていて、ひやかすだけでも楽しかったですよ!
それでは今回はこの辺で~
【撮影:2023/4/16 京都府立植物園】
今日は4月中旬、京都府立植物園の植物生態園で見た木の花ラインアップです。
この記事をアップするときにはもう終わっている花も多いかもしれません。
来年行くときの参考になればまあいいかと。
昨日と同様、写真-名前の順に「順不同で」並べますね~
その1
パッと見、ヒメウツギのようですがこちらはアオコウツギ(アジサイ科ウツギ属)。
愛媛と高地にのみ自生し、葉裏に星状毛があるのが特徴だそうです。
その2
3枚連続で~
ご存知シャクナゲ(ツツジ科ツツジ属ですね。
常緑で葉が細長いです。
この葉には痙攣毒があるので決して口にしてはなりません・・・普通は食べないと思いますが。
その3
ちょっと南方系の美形さん。
こちらはアマミセイシカ(ツツジ科ツツジ属)
その名の通り、奄美大島に自生するそうです。
その4
これは難しいかも。結構大きな木です。
ヤマグルマ(ヤマグルマ科ヤマグルマ属)です。
鳥もちが採れるので、地方によっては「モチノキ」の別名も。
その5
ミノムシが沢山ぶら下がっているように見えるこの木はサワシバ(カバノキ科クマシデ属)。
クマシデもそうですが、クマシデ属の実の特徴のようですね。
その6
ご存知、ツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)、ぶら下がっています。
揺れて撮りにくい代表選手。
その7
蕊蕊し~
こちらはタンゴイワガサ(バラ科シモツケ属)。
福井以西の日本海側に自生するシモツケの仲間だそう。
その8
すごく大きな木にびっしりと花が・・・
ご存知、ドウダンツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)
刈り込まれた姿をよく見るので、こんなワイルドな花を見るとちょっと感動。
その9
結構ちいさい花です。全体も小さくて・・・
こちらはヒメサザンカ(ツバキ科ツバキ属)
琉球列島の固有種だそうで、どうりであまり見かけないわけです。
ヒヤシンスのように強い芳香があるそうなのですが、柵の向こうに咲いていたので分からず。
ヒヤシンスの香りも知らないのですが(笑)
その10
葉で分かりますよね。ハウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)です。
緑の葉に真っ赤な花がよく目立ちます。
その11
こちらはヤマフジ(マメ科フジ属)。
先週末、宇治川畔をドライブしていると、山のそこここでヤマフジが満開になっていました。
みんな知ってるフジの花~
その12
難問です。
こちらはチドリノキ(ムクロジ科カエデ属)
葉脈の美しい葉は、まるでシデ類のようですが、対生なので区別できます。
カエデの仲間はほぼ対生。
その13
可愛いお花。
オトコヨウゾメ(ガマズミ科ガマズミ属)です。
宇治市植物公園のオトコヨウゾメはさんざんネタにしたせいか、いなくなってしまいました。
京都府立植物園のオトコヨウゾメは元気です。
その14
雄花
雌花
花が筏に乗っているようなハナイカダ(ハナイカダ科ハナイカダ属)です。
蕊をみたらすぐに分かります。
その15
ラストです。
花はありませんが、新緑が綺麗でした。
答えはカツラ(カツラ科カツラ属)
丸っこいハートが連なったような葉が魅力的。
新緑が一番綺麗ですが、黄葉の葉もなかなかの風情です。
ということで、植物生態園の木はここまで~
いかがでしたでしょうか。
明日は、植物生態園以外で見た花たちです!
【撮影:2023/4/16 京都府立植物園】
春はあまりにも花の移り変わりが早く、いつもの調子で2週間遅れの投稿をしているとすっかり賞味期限切れに・・・
でも、これって来年用に記録しておけばいいんじゃない?
と考え方を変え、4月中旬に京都府立植物園の植物生態園で見た花を淡々と並べてみることにしました。
(まあ、単なる手抜きですが・・・笑)
ということで草本と木本に分けてお届けします。
最初は草本です。
折角なので、ブロ友さん方式に、名前を後に載せますね~
五十音順になってないので、ちょっと難しいかもです。
その1
全体はこんな感じ。
雪見大福みたいなものが見えてますよね。
はい、こちらはユキモチソウ(サトイモ科テンナンショウ属)
嫌われ者のテンナンショウ属ですが、大福効果で結構育てる人も多いようです。
その2
全体は・・・って変わりませんよね。暗い林床に咲いている印象です。
こちらはエビネの仲間(ラン科エビネ属)です。
黄色っぽいのでてっきりキエビネかと思っていましたが、全然「鮮やかな黄色」ではないです。
その3
簡単ですね~
フタリシズカ(センリョウ科チャラン属)です。
毎年、三人シズカ、四人シズカ、はては五人くらいまで平気で出てきますが、今年は二輪が多かったです。
その4
え、これって植えてるの?の世界。
そう、ジシバリ(キク科ニガナ属)です。
イワニガナという別名だと風情がありますね。
その5
こちらは希少種エリアにありました!
雨に濡れてあんまり綺麗じゃなーい!
全体も見てね。葉が特徴的ですね。
こちらはクマガイソウ(ラン科アツモリソウ属)です。
花の姿はちょっとしょぼかったですが、見たのは初めてかも・・・
その6
えっ、ナズナ?と思った方もいらっしゃるのでは・・・
葉を見てくださいませ。
見ての通り、サイズがかなり大きく、葉が少し薄手の羽状複葉になっています。
こちら、コンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)です。
タネツケバナの仲間と言われたら確かに~となりますね。
アブラナ科は難しいです。
その7
めちゃ簡単!この花を見つけるのに苦労しました。
全体はこんな感じで、見栄えがしないのなんのって・・・
答えはニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
イチリンソウもあるのですが、もうすっかり終わっていました。
その8
ヒントは切り落とされた腕・・・
ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)です。
実際の色はもうちょっと紫がかっています。
その9
ミヤコワスレの野生種ですかね~
ミヤマヨメナ(キク科シオン属)です。
ほとんどのシオン属が秋咲きですが、こちらは春に咲きます。
その10
超簡単ですね。ミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)です。
一株だけ残っていました。
その11
どこまであるねん、と思わないでくださいね~
まだまだあります(笑)
エンコウソウ(キンポウゲ科リュウキンカ属)です。
結構増えるみたいで、あちこちの植物園で見かけます。
その12
水辺シリーズですね。
段々になって咲くクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)です。
今年も自生地見に行くぞ~
その13
こちらは簡単簡単、ホウチャクソウ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
いつの間にイヌサフラン科!?
てっきり、ナルコユリとかと同じと思っていました。
その14
ということでこちらを・・・
こちらがチゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
京都府立植物園にあるとはついぞ知りませんでした。
発見できて良かったです。
その15
綺麗どころをば・・・
ホタルカズラ(ムラサキ科ムラサキ属)です。
このエンボス加工のような花の様子を見たら、ムラサキ科って分かりますよね。
その16
忘れてた!こちらは何度も投稿してます。
カワセミソウ(ハエドクソウ科サギゴケ属)です。
なんと京都固有種。ちゃんとした場所からはみ出し、誰からも踏まれそうなところに咲いています。
首が長いです。
その17
最初のユキモチソウの後で出せばよかったですね。
こちらはウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)です。
びよ~んと伸びた糸のようなものを浦島太郎の釣り糸に例えてこの名がつけられたそうですが・・・
こちらは仏炎苞の先から伸びた付属体なんだそうです。
知らんかった・・・
その18
沢山あります。
葉の形で思い出された方もいらっしゃるのでは。
こちらはフタバアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)です。
徳川家の家紋、葵祭で飾る葉・・・といえば、あ~となる方も多いのでは。
その19
花ではないのですが、地味~続きで・・・
こちらはアミガサタケの仲間だそうで、食用になります。
ちなみに、上の写真で緑色の毛虫のように見えるのは、マルバヤナギの花穂です。
その20
長々とお疲れさまでした。
これで最後です。
京都府立植物園で一番沢山咲いていた花・・・
植物生態園にももちろん咲いていましたが、それ以外の場所でもいたるところにこのように群生。
こちらはシャガ(アヤメ科アヤメ属)。
こんなに多かった?と思うほどその辺どこでも生えています。
綺麗ですよね。
皆さんお疲れさまでした~
・・・あ~!!!一つ忘れてた!
その21
バイカイカリソウ(メギ科イカリソウ属)です。
これで本当に終了~
ちなみに、生態園の入り口にはこんな看板が
ここにはない花も結構見つけましたよ!
明日は木の花の予定ですが、記事書く時間ないかも・・・^^;
【撮影:2023/4/16 京都府立植物園】