山田池公園特集最終回は、早春の花特集です。
一見何も咲いていないようで、結構見つけることができました。
昨日と同様、花、名前の順番です~
第二駐車場から入って美月橋の下をくぐっていく途中、花が沢山咲いた垣根が。
早春の花というわけではありますが、ローズマリーの花がびっしり!
こちらは別の場所で咲いていたローズマリー。寒さに強いんですね~
続いて、ラクウショウが水の中に生えていた場所の近く。
白い花が咲いていました。これは!
ニホンズイセンです。びっしり咲いたらいい感じでしょうね~
それにしても、何度見てもゆで卵風。
続いて見たのがこちら。
ご存知、ソシンロウバイです。
一番いいタイミングだったようで、満開でした。
左手にソシンロウバイの木、奥に何やら白い花が咲いた木々。
花よりメジロに目を奪われたのですが・・・
ビワの木です! 続いて・・・
先日宇治市植物公園で見た花と同じ。
シナマンサクです。葉が落ちる前に、花が咲き始めます。
ここから梅園に向かったのですが・・・
残念・・・蕾がかなり膨らんでいましたが、咲いていませんでした。
今年は遅いです。
つぼみと言えば、温かそうなこちら。
ややあっち向いて、こっち向いて、沢山。
コブシです。かなり大きな木でした。
ちなみに、モクレンの蕾はどれも上を向いて付いています。
この後、ルリビタキを追いかけることしばし・・・やっと1枚だけ撮れたので、移動することに。
ちょいピンボケですが、可愛いお顔の葉痕です。
アジサイの新芽です。
この先に、スイレン池。その畔で見たのは・・・え、これでは分からないでしょうか。
実のあとがヒントです。
トサミズキの花芽ですね。まだ咲くのは少し先のようです。
次に、山田池の端っこにかかっている大橋。
そこを渡りながら、池と反対側で見た光景がこちらです。水が全然ありません。
畔の木々が茶色くなっています。
もしやと思ってズームで見てみると
お~、すごい数のぶら下がり系の花!
こちらは横の木。同じくぶら下がり系ですが、ちょっと花の雰囲気が違いますね。
正確な名前は不明ですが、ハンノキの仲間だと思われます。
ちょっと説明付けてみました。
ぶら下がっているのが雄花序、上にちょんと突き出している小さいのが雌花序。
小さい松かさのような実が昨シーズンの実です。
ヤシャブシの花も似たようなぶら下がり系ですが、花序に柄がありません。
こちらの花は結構長い柄の先に付いているので、ハンノキの仲間で間違いなさそうです。
池の畔にはほかにもハンノキの仲間が生えていました。
ここからは夏場でもひんやりした竹屋峠付近の花です。
豪華な花付き。
サザンカです。今年は花が少し遅めで、まだまだ綺麗です。
ピンクのサザンカもいいですね~
せっせと歩いてほぼ一周回ってきました。
管理棟前の花壇はいつも綺麗に整備されています。
花壇にはストックなど沢山植えられていました。
歩き始めて3時間強、そろそろ帰ろうかなと思ったところで見つけました!
なんと、来たときには咲いていなかった梅の花が開いていました!
たった数輪でしたが、嬉しかった~
なにはともあれ、2週間後くらいにもう一度訪れたいと思います。
山田池公園、お勧めです!
【撮影:2025/2上旬 大阪府枚方市】
今日と明日は山田池公園の植物たちの姿です。
2月初めといえば、立春の頃とはいえ、まだまだ冬真っ只中。
昨日の鳥さんの記事でも書いたように、名残の実も残り少なくなっています。
落葉した木々もまだまだ枯れ枝のよう。
今日はそんな草木の姿を見た順番にご紹介。
一応、写真、名前の順で載せますので、よかったら名前当てっこしてくださいね。
第二駐車場に車を止めて、美月橋の下をくぐります。
左手に見えている木はシダレヤナギ。そろそろ芽が膨らんでいるかと思ったのですが全然でした。
所在なく、逆さ富士ならぬ、逆さ美月橋。カモもいないわ。
逆さラクウショウ。冬のいい所は、樹形がよく分かります。
それにしても、色が全然ありません。あ、あそこの赤いのはなんでしょう。
見事に真っ赤っかですね。
こちら、冬場の彩り、オタフクナンテンです。
黄色、オレンジ、真っ赤がミックスして、とても鮮やかで綺麗。
この大きな木はセンダン。この写真だけで分かった人は天才!
実が全部食べられていました。
奥山田川に生えていた木、遠目に花が咲いているように見えたので、ズームで見てみると・・・
何と全部実!
イロハモミジでしょうか。どうして鳥が食べに来ないのでしょうね?
山田池公園には沢山生えている木。
夏場は、濃いピンクや白など色鮮やかな花が咲きますが、今は黒い実だけ残っています。
サルスベリですね。昨日の記事で、カワラヒワが食べていました。
サルスベリの奥に見えている赤い実の木。
こちら、実付きがやたらといいクロガネモチです。
昨日の記事でヒヨドリが食べようか悩んでいた実ですね。
真っ赤な実がたわわ・・というとこちらも。
メジロがぱくっと食べていた実です。
ピラカンサの仲間です。
トキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリなどありますが、これが何かは分かりません。
赤い実がもう一つ。赤というより、赤と黒ですが・・・
実というより、葉で分るかも。
樹名板には、クリスマスホーリー(モチノキ科)と書いてありました。
黒っぽくなっているのはかなり熟していると思われますが、鳥は食べないのですね・・・
お次は簡単ですね!
イヌビワです。ビワという名前ですが、イチジクの仲間。
葉が落ちた木が多いので、緑の木を見ると何かな~って。
これだけではわかりませんね。おや、実が生っています。葉の感じでも分かるかも。
ユズリハです。
この時期、若々しい緑の実が生っているのですね。
近くにあったこちらの実・・・というか綿毛。超簡単!
こちらはヒメガマです。
この写真では分かりにくいですが、雌花(綿毛が出ているところ)と雄花(雌花の上から突き出している部分ですね)の間に隙間があります。
何してんねん、とネコちゃん。
昔は山田池公園に行くと何十匹もネコに出会えましたが、きちんと管理されて減りました。
(この猫も桜耳ですよね)
ぐるっと公園を一周して、美月橋のたもとに戻ってきました。
帰りは橋を渡ります。
橋の上から見た光景。
池の中に生えているのがラクウショウ、右手の茶色い葉の木がメタセコイアです。
最後まで逆さシダレヤナギとメタセコイア(笑)
ということで今日はおしまい。
明日は、なけなしの花と新芽をお届けしますね!
【撮影:2025/2上旬 大阪府枚方市】
山田池公園、昨日は池の水鳥でしたが、今日は花や実に集まる鳥たちです。
夏場は葉が茂る上、食べ物豊富なので見つけにくいですが、冬場は鳥たちも必死。
姿をさらしてでも、花の蜜や残った実を食べています。
トップバッターはメジロです。
冬に咲く貴重な花、ビワの花の蜜を吸っていました。
ズームで狙っても動きもしません。
次もメジロ。
ピラカンサの枝にとまって、「どの実食べようかな~」
パクリ、と丸呑み。
あまり美味しくない実のようですが、仕方ないですね。
美味しくない実と言えば・・・
クロガネモチの実も全然人気がありません。
それでも、「仕方ないな~」という感じで、ヒヨドリが食べに来ていました。
お次は、見た目もっと美味しくなさそうな実。
カワラヒワがサルスベリの実をつついて食べていました。
中に種が入っているのでしょうね。
地面でガサガサ葉を散らかして、餌を食べる鳥もよく見かけます。
一番有名なのがシロハラですね。
体が比較的大きいので、葉を跳ねのける音も大きく、よく聞こえます。
こちらは地面にあいた穴を覗き込んでいます。こういうところに、虫やミミズなどいるのでしょう。
家で庭仕事をしているときにも、よく鳥(ジョウビタキやイソヒヨドリ)がじーっと近くで待っています。
キジバトも地面で餌を探す常連さんですね。
枝に止まって実もよく食べていますが。
この他にもこんな鳥たちが。
思い切り枝被りですが、アトリのメスです。顔が黒っぽいオスに比べて、優しいお顔。
集団で地面で餌採りしていることが多いので、また出会えたらいいな~
ちょっと驚いたのがこちら。
別の鳥を追いかけていたら、いつのまにか入れ替わっていました!?
ソウシチョウです。
中国原産で、1980年の日中国交正常化以降、観賞用に沢山輸入されたそうです。
売れ残りを放鳥したり、篭脱けしたりした鳥が野生化、定着したとのこと。
在来の鳥と競合することから特定外来生物に指定されたそうですが、人間の勝手ですよね!
で、追いかけていた鳥も、「こっちだよ~」って。
ルリビタキ(♀)のルリ子ちゃんです!
今年初見なので、嬉しい~
ということで、鳥特集はここまで。
明日からは、植物の様子をお届けしますね~
【撮影:2025/2上旬 大阪府枚方市】
思いがけず雪が降ったので平等院の投稿を先にしましたが、今日からは2月初めに行った山田池公園特集です。
花の少ないこの季節、鳥の名所でもある山田池公園は、冬場のお楽しみスポットとして私の頭にインプットされています。
今回は、そろそろ梅の花が咲いているのではという淡い期待もありました。
面積約74ヘクタール(甲子園20個分)の広さの山田池公園で何を見つけたでしょうか!?
第一回目の今日は、池にいた鳥たちです。
冬場だからか、池の水がかなり減っていました。
その池で最初に見かけたのがこのカモさん。
ブロ友さんのブログで何度も見せていただいていたのですぐに分かりました。
トモエガモです!
目の下から黒い筋が下に向けて伸びているのがなんともいえない雰囲気。
一度見たら忘れません。
ちょっと暗いですが、こちらはご夫婦でしょうか。
どうしてお互い反対向いてるの?
こちらの明るい茶色の鳥。
何かと思ったのですが、くちばしの根元の白い斑を見るとこちらもトモエガモ?幼鳥??
そしてもう一種類・・・
トモエガモの方にピントが合っていますが、白い特徴的な姿は間違いなくミコアイサ!
トモエガモと一緒に泳いでいました。
山田池公園では鳥が落ち着いて過ごせるように、休み場には近づけないようになっています。
大きめの写真はのぞき穴からたまたま見えたカモの写真というわけ。
広い池の真ん中を泳いでいる鳥はズームで撮ってもこんなミニサイズ・・・
それでもこのパンクな鳥を見ることができて幸せ~
右下はミコアイサのメスですね。こちらも初めて見ました!
その他にも・・・
昼寝中のマガモとカルガモ
写真を撮っていたら起きちゃった!
仲良く餌取中のオオバン
珍しく岸辺でお休み中のカイツブリ
ヒドリガモですね。ここではあまり見かけませんでした。
遠くで並んで泳いでいたのはマガモです。手前に一羽ミコアイサ。
こちらもとても遠くで泳いでいたカンムリカイツブリです。
左の冬羽はよく見かけますが、右は少し夏っぽい感じで頭が茶色です。
いかがでしたでしょうか。
この日は野鳥観察の団体さんや、大砲レンズを持った人たちを沢山見かけました。
近くに住んでいたら毎日でも行きたくなりそうな場所です。
明日は山田池公園で見つけた小鳥たちです。
【撮影:2025/2初 大阪府枚方市】
お買い物ついでの宇治川散歩、別の日です。
この日は大砲レンズを持った人たちが10人ほど集まっていたのですが、当方両手にコンデジとエコバッグ。
大人しく、堤防上の歩道を歩いて様子を窺うことに。
点々と水鳥の姿が見えています。
もうちょっと。
お~、オカヨシガモが沢山!
昼間なのでほとんど顔を体に突っ込んで居眠り中。
高水敷に現れたのは、
この間も見かけたホオジロです。
今度はお顔の黒い線がくっきり濃いオスですね。
シュバッと飛んで枯れた茎にとまったのはジョビタくん。ジョウビタキの♂です。
慌ててシャッターを押したのでピンボケですが、尾羽のツートンがオシャレですね。
最近、ジョビコちゃんしか見ていなかったので、久しぶりの出会いにときめきました。
今度は、私が歩いている堤防上の遊歩道の目の前にトコトコと・・・
お馴染み、ハクセキレイですね。
完全に町生活に馴染んで、駐車場や道路上など、どこにでも舞い降りてトコトコ歩いています。
シャッター押すのが遅れて、画面からはみ出る寸前でした。
あ、またジョビタ君!
じゃあね~、と去る前に挨拶してくれました。
その近くからこちらをじっと見ていたのは、
三毛猫ちゃんでした~
鳥さんすぐそばにいたのですが、さすがに捕まえられないでしょうね。
餌をやる人がいるのかもしれません。
そろそろ買い物しないと・・・と来た道を引き返し、宇治川に流れ込む川を渡ります。
四季折々色々な花が咲くのですが、今は枯草ばかりでちょっとみすぼらしい感じなのですが、
そんな時でも目は植物や鳥を探してしまいます。
あれ?
いました(笑)
セグロセキレイさんと
イソシギさんでした~
そして、反対の河口側には・・・
何やら口からびろ~んと藻か何かの糸を垂らしたコガモくん発見!
この日は一羽だけでしたけど、ちょっとラッキーだったかもです。
ほんの15分ほどのお散歩、この日も楽しく歩きました。
<今日登場した鳥> ※コメントは一部なつみかんの私見です
オカヨシガモ
カモ科ヨシガモ属。冬鳥。上品な色合いで、最近あちこちでよく見かける。水面採餌のカモで、地元の池ではハシビロガモと一緒にぴたぴた水面を叩くように餌をすくい取っている姿をよく見かける。
ホオジロ
ホオジロ科ホオジロ属。留鳥。二度目の登場です。今回はオスで、名前の由来となった白い頬と、頭・過眼線・顎の黒のコントラストがくっきりしています。
ジョウビタキ
ヒタキ科ジョウビタキ属。冬鳥。なつみかん宅周辺を縄張りにしているのはメスで、じいちゃん庭で庭仕事していると、目の前の枝に止まり、尾羽を上下させて縄張り主張した後、堂々とミミズなど食べ始める。ブログでは、オスをジョビ太、メスをジョビ子と書いてます。
ハクセキレイ
セキレイ科セキレイ属。留鳥。スズメやカラスに次いでよく見かける鳥。チチッチチッと鳴きながら波のように上がったり下がったりして飛ぶ姿は誰でも見たことがあるのでは。背中が黒っぽいのでセグロセキレイと間違いやすいが、顔の真ん中に黒くて細い線(過眼線)があることで区別できる。
セグロセキレイ
セキレイ科セキレイ属。留鳥。ハクセキレイに比べて、背中・頭・胸の黒い所が繋がっていて、全体に黒い。
ハクセキレイほどは町に進出しておらず、川などで見ることが多い。
イソシギ
シギ科actitis属。留鳥。昔「いそしぎ」という短編小説を読んで以来、見たいと思っていた鳥だが、意外と地元の川でも普通に生息していることに気づいた。・・・って説明になってない?
【撮影:2025/1中旬 宇治川】