予告通り、今日は平安神宮のあとで行った三十三間堂の風鈴です。
その前に三十三間堂について。
三十三間堂(蓮華王院本堂)は、後白河法皇の離宮内に1164年創建されたお堂です。
今は四角い境内に長いお堂があるだけに見えますが、当時は広大な敷地の一角に位置していたそうです。
お堂の長さは120m。三十三間堂の名前の由来は、柱と柱の間が33あるからとのこと。
そこを南から北に向けて矢を射る行事が通し矢で現在は1月中旬に行われています。
やはり三十三間堂といえば千体の千手観音です。
お堂の奥から手前まで10列、1列に100体並ぶその姿は壮観・荘厳というしかありません。
観音菩薩は33の姿に変化して衆生を救うと言われており(それで三十三間堂という説も)、
千体の千手観音に、ご本尊の千手観音を加えた1001体×33で33033体の観音菩薩が一目で拝めるわけです。
こんなに有難いことはないですよね。
もちろん千手観音が一番有名ですが、風神・雷神の像も見逃せません。
二十八部衆も揃っており、これらはすべて国宝!
堂内の写真は撮れないので、代わりに、ホームページのリンクを貼っておきますね。
お堂の前には庭園が造られており、離宮当時をしのばせるものになっています。
ただ、この暑さですから歩いている人はほぼ皆無でした。
そして、この左手の回廊に懸けられていたのが目的の風鈴。
平安神宮とは違い、陶器製ですね。
実はこの風鈴、1001体の観音ちなんで、8月31日まで1001個奉納できます。
ちなみに、1個千円です。
お願い事の中には、英語や種々の言語で書かれたものが色々。
もって帰れるわけではないのに、こういうことは信仰の違う外国の方にも響くのですね。
ガラス製も少し。
風車も。
この辺りで時間は14時頃、もう限界。
ということで、避暑も兼ねて、お向かいの京都国立博物館に行くことにしました。
あまり冷房は効いていませんでしたが、少しホッ。
常設展示も久々に楽しみ、16時前に帰路につきました。
ちなみに、この日が京都の梅雨明けでした。
【撮影:2024/7/21 京都市東山区】