なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2022年2月

2022-02-28 05:32:06 | 道草日記

令和4年2月の道草日記です。
1月はまだ上旬に少し花が残っていましたが、2月になってますます花は減る一方・・・
2月下旬にはもう少し暖かくなって花が咲くと思っていたのに、寒波が続き当て外れ・・・
さて、苦労に苦労を重ねて観察した花や葉など、どうぞ見てくださいませ。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)    35種類

☆印は2月に今シーズン初見 だったもの、(逸)は園芸種の野生化。

・イヌタデ
・オオイヌノフグリ(星の瞳、瑠璃唐草)
月末になってようやく元気に咲いているところが撮れました。


・オオキバナカタバミ(花)
月末暖かくなってやーーーっと咲きました!


・オニタビラコ
・オランダミミナグサ
なんと花が開いているところに出会えました!狭い児童公園に入り込んで写真を撮ってる不審なおばちゃん・・・


・カラスノエンドウ
草むしりを全然しない近所の医院の植え込みは、道草の宝庫!


・キュウリグサ 
・コセンダングサ
もうないと思っていたら、先月と同じ株にまだ花が咲き続けていました。


・コハコベ
ついつい撮ってしまいます。


・コメツブツメクサ ☆
ほんの二粒だけでしたが、米粒が咲き始めていました。


・シロツメクサ
ほとんど花がない中、たった一輪発見!


・スズメノカタビラ
・スミレの仲間
12月に咲いていた場所で今月また花を見かけました。


・セイヨウタンポポ
・タチツボスミレ
寒いのにぽつぽつと咲きますね~ 自宅の溝蓋です。


・ツタバウンラン

寒さしらずの元気さです。ヒメツルソバとの勝負に勝った!


・トキワハゼ
先月は見つけることができませんでしたが、今月一輪発見。雪に埋もれたらしくボロボロでした。


・ナガミヒナゲシ(蕾)☆:まさかの蕾!やっと根生葉が出てきたばかりなのにすごいです。

ナズナ
・ニセカラクサケマン
寒さが強まると、花の赤みが増すようです。


・ニホンズイセン
去年見た場所はなくなりましたが、別の場所で勝手に咲いているのを発見!


・ノゲシ
登場回数ナンバー1かも。


・ノボロギク
・ハハコグサ
・ヒメオドリコソウ
・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
ひと頃の勢いは全くありません。塀の下の風が当たらない場所に細々咲いていました。
ヒマラヤ出身、頑張れ!

 
・ホトケノザ 

こちらも花が減りましたが、家を壊して更地になった場所に群生!
 

・マツバウンラン(花):なんと一か所だけ花が!!揺れて写真撮れず~(泣)
・マメカミツレ(花)
・マメグンバイナズナ
これも結構しつこく咲いていますよね~


・ミチタネツケバナ(花)

ずっと根生葉ばかりだったのですが、ようやく花が見られるようになりました。背低っ!


・ミドリハコベ(花)
・ムラサキカタバミ
・ランタナ

〇葉、芽のみ   25種類
・アオツヅラフジ
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
根生葉はわりとふわふわしていい感じに見えます。


・アメリカフウロ
・アルストロメリア
・イモカタバミ(葉)
・オヘビイチゴ ☆
5小葉からなるイチゴはオヘビイチゴだと思います。


オヤブジラミ
・カタバミ
・キツネノボタン ☆
田んぼの脇の水路の中で発見!春が近づいているようです。


・スイバ ☆:草刈りあとからポツポツ根生葉が見えています。
・スズメノエンドウ
・セイヨウカラシナ 
・センニンソウ
・ツメクサ 
2月だけは嬉しい植物。4月、5月になると厄介者に・・・うまく抜けないんですよね~


・ツルニチニチソウ 
いつも一番に咲く場所、もう咲いてもおかしくないのに!少し黄ばんだ葉ばかりです・・・


・ナガミヒナゲシ
・ニゲラ(逸)☆
去年ニゲラがにげらして野生化していた場所にそれらしい葉っぱ発見!


・ノミノツヅリ ☆
あのミニサイズのナデシコ科、ノミノツヅリの葉っぱが出てきました~


・ハナカタバミ(葉)
・ヒガンバナ(葉)
・マツバウンラン ☆
春の花の葉っぱが着々と芽生えています。抜かれないでね~


・ヤエムグラ
・ヤナギバルイラソウ 
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ  24種類
・アレチハナガサ(花後)
・イヌホオズキ(実)
・エノコログサ
しつこく撮ってしまいました。もうボロボロです。


・オオオナモミ
・オギ
・カズノコグサ
・カンナ(枯)
ついにみじめな姿になってしまいました・・・


・クズ
・コセンダングサ(実)
・セイタカアワダチソウ(実)
光が当たると結構綺麗ですよね。実は鳥さんの餌になっているようです。


・タチスズメノヒエ(実)
・チチコグサモドキ(綿毛)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ナツフジ(実のあと)
スクリューのような実のあとです。


・ニラ(実)
・ノアサガオ(枯)
おどろおどろしくなりました。普通こうなる前に撤去されるのですが。


・ヒメムカシヨモギ(綿毛)
・ヘクソカズラ(早乙女花、ヤイトバナ)(実)
・ホシアサガオ(実)
久しぶりに撮ってみました。いつまでもすごい数が付いています。食べられないんですね。


・マメアサガオ(実)
・マルバルコウ(実)

・メリケンガヤツリ
・ヨウシュヤマゴボウ(種?)
珍しいものを見つけました。ミニカボチャみたいな形のは種でしょうか。


・ヨシ(穂)


以上、のべ84
種類。
先月から比べるとまたかなり減りました。
1月が一番少ないと思っていましたが、今年は寒さが厳しいので2月の方が少なかったですね。
花が新たに咲き始めたものはコメツブツメクサのみ。
一方、今月初見の葉っぱが6種類ありました。
来月はこれらの花が咲き始めるかもしれません。
早く春が来てほしいです!

 

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花の広場はこんなところだ!~宇治市植物公園2022/2中旬(4)

2022-02-27 06:43:55 | 植物

宇治市植物公園と言えばやっぱり花と水のタペストリー!
そのタペストリーのある広場は、正式名称花の広場と言います。
・・・この記事を書くまで知りませんでした(汗)

秋のゾーンを抜けると花の広場につながっています。
その入り口で出迎えてくれるのがこのギンヨウアカシア。
蕾が膨らんできて開花ももうすぐのようでした。


そしてハナナ(伏見)はまさに満開!


正面から花と水のタペストリーを見たところです。
タペストリーの上にある見晴台からの景色は前回の投稿でお知らせしたとおりです。


さて、上の写真でタペストリーの下にある柱のようなもの、ちょっと気になりませんか?
ということで今回は「花の広場ちょっと探検ツア~」ということでちょっと行ってみることにしました。

さきほどのハナナが咲いていたあたりからこんな通路があって柱方向に行くことができます。


柱と壁の間に通路がありました!
壁はレンガ作りでなかなか年季が入っていい感じです。
上の方から水が落ちていますね。噴水ではなくて何というのでしょうか。


寒くても水を見ると何となくテンション上がるのは何故なんでしょうか。


中央まで行くと、例の宇治市のマークが書かれた舞台のような場所に曲がる通路があります。
そこにも行くことができます。


じゃーん!
舞台に立ってみました!
観客はゼロですが・・・なんか一人でこんなことしてたらアホかも(笑)


舞台から見上げるとほんの少しタペストリーが違って見えます。


水のしたたり、上に溝があってそこに水が流れているのでしょうか?
結構凝っていますね~


左右対称なのでタペストリーに向かって左側から見てもだいたい同じような景色です。
ちゃんとハナナもありました。


ということで、花の広場を離れ、またまた前に行った見晴台の方まで行ってみることにしました。
途中で綺麗なヤブツバキ。


前には枝で咲いていた雛侘助、まだ綺麗なのにぽとんと落ちていました。


よう来たな。とクロバイ氏。


ここでちゃんと見晴台から見下ろせば今日の投稿はカンペキだったのに・・
天気がイマイチになってきたので急いでおりることにしました。
今度は同じ道を戻らず、先に進むことに。
全部で4か所登り口があるようでしたが、その一番奥の急な階段から下りました。


なぜか途中の林の中で寝ていたネコちゃんたち(3匹いました)。
誰も入ってこれないのをしっているから、のんびりし放題です。
 

ネコがいるから鳥が少ないのかなあ。
今回、鳥影を全然みませんでした・・・

下りきったところでみたのは・・なんとフクジュソウが咲いていました!
山野草系全然ないやん、と言いましたがちゃんと育てておられました。
いい加減なこと言ってごめんなさい。


ということでまたまた詰めの甘い投稿でした~
まあ、なつみかん的にはいつものことなので、大目に見てくださいね!

【撮影:2022/2/19  宇治市植物公園】

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ぴゅるぴゅるマンサク出てきたよ~宇治市植物公園2022/2中旬(3)

2022-02-26 06:02:26 | 植物

今回宇治市植物公園で見つけたもう一種類の春の知らせ。
それはこちらです!
ピロピロ笛のような花弁が丸まって格納されたマンサクの蕾が綻びかけています。


こちらは伸びてきたところ。


そして開きました~


普段見かけるマンサクやシナマンサクに比べて少しこよりのような花弁が短め。
色々な園芸種があるので、その一種でしょう。
中央に雄蕊が沢山見えます。


花の時期にもまだ沢山の葉が残っていて、遠目にはあまり美しくないです・・・


突然ですがここで問題です!
問題1。このマンサクの隣にあったオレンジ色の実の痕。
これは何だと思われますか?


答えは今回の投稿の最後にまとめて!

これらの木は修景池からハーブガーデンに行く途中にありました。
さてそのハーブガーデンの中にある野菜園ですが・・・知らない間にこんな看板が!

キッチンガーデンとはよく考えましたね。
ここはまるで畑のような感じだったのですが、この看板があるだけで面白いエリアになりました。
今はターツァイが美味しそうに育っています。


ハーブガーデンは今の時期何も花がありませんが、唯一頑張っているこちらはローズマリーです。

私は育てたことがありませんが、挿し木でも簡単につく、丈夫な木らしいですよ。


またマンサクの木がありました。
濃いオレンジ色の木です。
こちらの木は少し葉が少なかったので何とか芸術的に撮ろうと四苦八苦・・・




お隣には、もうちょっと花が赤い品種も。
こちらが最初にみていただいたくるくる巻いた蕾の品種と同じかもしれませんね。


さらにもっと薄いオレンジ色の品種も・・


ここで問題その2。
この赤っぽい芽はなんでしょうか。
ヒント:黄色い実がなりま~す


続けてもう一問。問題3です。
それほど大きな木ではないのに、お肌が随分荒れている木がありました。
なんの木でしょうか~


ヒント。こちらも春に咲くお花です。今はまだこんな蕾ですが、少し黄色い中身が見えていますね。


さらに進むとまたマンサクの木がありました。
ここの植物園にはこの園芸種のマンサクがいっぱい!
低木にびっしりと花が咲いていました。一番多いかもしれません。
遠目には茶色く見えますね・・・


望遠で撮ったらこんな感じです。
普通のマンサクに比べたら随分花弁が短いです。
長い花弁の普通のマンサクにも出会えたらいいな~


最後にクイズの答えです!
問題1の答えはこちら。


はい、鳥さんに食べられた(多分)、クチナシの実でした~

問題2の答えは、カリンの新芽。
カリンの新芽は、綺麗なピンク色のバラのような形。私も最初は何か花が咲いているのかと思いました。
 


問題3の答えは、サンシュユでした~
この樹皮と、モスクの屋根型の花芽をみたら、分かりますよ!
 


さて、皆さん何問正解でしたか?
マンサクはお気に召しましたでしょうか。
またどこかで園芸種ではないマンサクをみかけたら投稿しますね~

【撮影:2022/2/19  宇治市植物公園】

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赤・白・黄色の春の花たち~宇治市植物公園2022/2中旬(2)

2022-02-25 05:40:46 | 植物

今日はとことん春~をどうぞ!
今の時期珍しい光景ではありませんが、寒い日が続いたのでこれを見て温まってくださいませ。

前には咲いていなかった白いウメ。
消えかかった名札、白加賀と書いてあるように見えましたが、八重っぽいので違うでしょうか。


名前はともかく、咲いていたことが嬉しくて何枚も・・・




その手前に咲いていた紅梅。こちらは前回1月10日に行ったときに見た八重寒紅だと思います。


一番いい時期を逃したかもしれませんが、まだ十分綺麗です。


何より華やかです。


近くには八重の二ホンズイセンも・・・


もちろん一重のニホンズイセンも。


手前に咲いていたソシンロウバイ。まだまだいい香りを振りまいていました。


そして何度もご紹介している、寒咲きハナナの伏見。
見事に満開になっていました!!
バックに紅梅背負って。


下の道を進むと・・・


下から見たところです。


こちらにも白梅と


紅梅。


ウメと一緒にハナナを撮りたかったのですがうまくいかず、ハナナだけ。
手前にウメの木があります。


寒くても、雪が降っても、春ですね~
「寒いのに来てくれてありがとう!」by うさぎのペーターくん


まだまだ春の花、あります!
お次はくるくる巻いたあのお花です。

【撮影:2022/2/19  宇治市植物公園】

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ミヤマウグイスカグラにアセビ開花!~宇治市植物公園2022/2中旬(1)

2022-02-24 06:34:55 | 植物

2月中旬に入り少しは暖かくなるのかと思いきや、全く逆で寒波再来・・・
しかも、まさかの週末だけの雨予報~(泣)
でもそんなときの強いお助け場所、宇治市植物公園。
ここにはコンパクトながら色々な花が見られる温室があります。
とりあえず午前中はどん曇り予報だったので、開園と同時に訪れました。
入り口手前のフラワーブリッジ。わずかにパンジーとストックが咲いているだけの寒々しさ・・・


突き当りの池の向こうに、花と水のタペストリーが見えます。


あれ、ヒヨドリちゃんがお水を飲みに来ていました。
幸先いいかも!


ということで早速中に入りました。
受付のある緑の館では、コーヒー展をやっていましたが、雨でも行ける場所はパス!
とりあえずとっとと外を回ることにしました。
まずは・・・咲いていました!
早春に咲き始めるミヤマウグイスカグラ、前回(1/10)は花芽も分かりませんでしたが、今回は開花。
お分かりでしょうか、花弁や萼など至る所に毛が生えているのがミヤマウグイスカグラの特徴です。


ウグイスカグラにはこんな毛がありません。
以前のブログで説明しているのでよかったら覗いてみてくださいね。
もう一か所、ミヤマウグイスカグラがあったはず・・・
竹藪の向こうです。


こちらも咲いていました!
東屋バックに、なかなかの風情でした~


もうひとつ、咲き始めているかな~
ほとんどがまだ蕾でしたが、一本だけ咲いていました!
春一番に咲き始める木の花のひとつ、アセビです。


ほとんどがこんな蕾でしたが・・・


だんだん膨らんできて・・・


ぱかっと開きます!白い米粒のような花、いいですね~


昨シーズンの実もまだ残っています。


アセビはツツジ科アセビ属。本州以南に自生する常緑低木です。
漢字では馬酔木と書き、植物全体に毒を有してその葉などを食べた生き物がふらふらになることから名づけられたと言います。
何でも食べちゃう奈良公園のシカもアセビだけは食べないので、残されたアセビをあちこちで見かけます。
鹿よけにわざと植えたり、殺虫剤として使ったりすることもあるそう。
まあ食べる人はいないでしょうけど、覚えておく方が良さそうですね。

珍しく上を向いた花があったので覗いてみました(トリミング写真です)。
「雄蕊は2本の角を持ち毛深い」という記載を初めて確認できました。
確かに・・・です。ボケてますが、雌蕊もちゃんとありますね。


ということで、とりあえずここで見るのをでいつも楽しみにしている花が見られたので満足です。
でもこれだけではありません。園内には「ザ・春~」もまだまだありました。
続きは明日以降をお楽しみに!
(皆さんのアドバイスに従って、小出しにしますよ~笑)

【撮影:2022/2/19  宇治市植物公園】






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