ブロ友さんより、「最近府道を行くがないですね」と言われ、ドキッ
車で走るとあちこちで府道の標識は見かけるのですが、これと言ってご紹介する場所がなくご無沙汰になっていました。
ところが、今回当尾に行くときに気づいたのです。
「ここって府道やん!」
京奈和自動車道を下りて少しそのまま進み、梅美台西交差点を左折するとその道が府道44号線。
府道44号線をそのまま進み、浄瑠璃寺口の交差点を右折すると、今回の目的地の当尾に到着です。
何も考えずに久々の助手席でのんびり車窓を眺めていると、府道44号線の標識(ヘキサ)が。
あ~!と声をあげましたが、時すでに遅し、あっという間に通過してしまいました。
「帰りは徐行してよ」と星夫にお願い、無事帰り道でヘキサやそのほかの道路標識を撮ることができました。
よっしゃー、これで「府道を行く」が書ける!
と思ったのですが、写真を見て気づきました。
・・・これって帰り道やし、どう考えてもこれから行くシーンでは使えない。
勿体ないので、今日は当尾で見た虫たちやその他の花たちを載せた後、「府道を行きました」でお茶を濁すことにします。
では最初は浄瑠璃寺付近でみた虫たち。
正面斜め上から見たベニシジミ・・・でいいでしょうか。
少し地味めでした。
ヤマトシジミでいいですか? ちょっとお疲れ気味の翅でした。
うるさいくらい鳴いていたキリギリス。目立ちたがりぃの一匹です。
もうキバナコスモスが咲いていました。
ミツバの葉にいたこの虫はオバボタルでしょうか。
ホタルの仲間ですが、幼虫しか光らないそうです。
セリの花が満開でした。
でも、この時期一番沢山咲いていたのが文句なしにこのヤブカンゾウです。
しかも色鮮やかなこと!
蕊がもつれ合ってゴチャゴチャに見えたので、どういう造りになっているのか近くから撮ってみました。
雄蕊ばかり目立ち、雌蕊がよく分かりません。
ここから岩船寺です。イトトンボの青系と
茶色系。あなた方のお名前は何?
次の写真は完全な保護色。
回りの色に合わせて体色を変えるので、あやうく見過ごすところでした。
トノサマガエルです。
岩船寺を出た後は一路帰宅の途につきます。
その前に、車から何回も見かけたあの花を撮りたいとわがまま言って途中で止まってもらいました。
分かりますよね。
この時がちょうど6,7分咲きになっていたリョウブです。
蕊蕊しい花が綺麗。
ということで当尾散歩も終盤。
帰りは府道の標識を撮りながら帰りました。
こちらは浄瑠璃寺口。ここを左折すると府道44号線です。
府道を行きます。
見ての通り、京都府加茂と、奈良県奈良を結ぶ府道(県道)です。
道は学研都市を通り抜けていきます。もう夕方の気配です。
ちなみに、学研都市は、大阪・京都・奈良にまたがる京阪奈丘陵に作られた学術都市です。
「文化・学術・研究の新たな展開の拠点として1980年代から開発が進められている。愛称はけいはんな学研都市」
だそうで、関東で言えばつくばみたいな感じでしょうか。
家に帰るにはこの標識の場所で右折するのですが、府道を行くの取材のため直進します。
ヘキサが見えてきました。
えらい汚れたヘキサですね。アップで見てみると・・・
お~いつの間にか奈良県に入っていました。
この辺りは、京都府と奈良県の府県境で、少し走るともう奈良です。
なので、わたし的には当尾は奈良のイメージなんです(実は奈良好き)。
まっすぐ行ったら奈良なのですが、右折して帰りました。
とってつけたような「府道を行く」ですが、奈良の都の奈良と加茂を結ぶ府道/県道44号線。
途中色々な施設もあるので、今度またゆっくり行ってみたいと思います。
きっづ光科学館 ふぉとんが気になる!
【撮影:2023/7/15 京都府木津川市から奈良県へ】
お茶の日本遺産・宇治田原町から、同じくお茶の日本遺産・和束町まで最短で行ける府道がある・・・
ずっと気になっていましたが、YouTubeで見て「無理!」と諦めていました。
ところが、少し前に偶然星夫が所用でその道を通って和束町に行ったことが判明。
これはいける!と珍しく家にいた星夫に運転をおねだりして、行くことにしました。
途中までは、いつものやんたんに行く道と同じです。
いつもは府道62号線から国道307号線に曲がって宇治田原に行くのですが、今回は直進。
府道と国道の重複区間を少し進み、府道62号線の標識で和束方面に左折します。
なお、今回の写真はすべて助手席からフロントガラス越しに撮った写真です。
ガラスが黄砂で汚れていたので、写真が見苦しいのはご容赦ください。
最初は広々した2車線道路。
それもそのはず、今から行く山道をショートカットするトンネルの工事が行われているからです。
しばらく進んで標識に従い右折します。
曲がって少し行くと御栗栖神社という神社の赤い鳥居が見えてきます。
この辺り、東海自然歩道で、鷲峰山の登山口にもなっているようです。
ふんふん、今のところ特に問題なしです。
しばらく進むと、府道の標識(通称ヘキサ)があり、右手に工事現場が見えてきました。
なるほど、ここがトンネル工事の工事現場なんですね。
工事現場です。よく見ると、左手に「大型車通行困難」と書いてあります。
京都府のゆるキャラ、まゆまろくんが書いてある横断幕。
ここに住む人の悲願のトンネルなんでしょうね。
(とこの時はまだ冷静に見ていました)
いよいよここから山道に突入です。距離にしたら6キロ程度。
普通なら大した時間はかからないはずなのですが・・・
先が見えないほど狭い・・・
狭い・・・
写真では分かりにくいですが、道はほぼ一車線で、待避所はほとんどありません。
これで対向車がなければいいのですが、まあまあ来るのです。
突き当りに和束町の標識。
道をよく知っている人が多いらしく、車の気配を察知して、待避所で待っていてくれます。
なので、無事峠までは何事もなく通過。
右手に茶畑など見えてきたので、これで安心かと思ったら・・・
ちゃうやん!(泣)
一度、神戸ナンバーの車が向こうからやってきて、バックでこの道を延々と戻りました。
途中、ぎりぎりすれ違えそうな場所があったので待っていたのですが、すり抜けるのが怖かったみたいです。
バックもいやだよ~
ということで、何とかトンネルの反対側の工事現場まで到着です。
ここからは比較的スムーズ。
和束から62号線に曲がるT字路の標識ですが、二桁府道がこんなに怖いなんて誰も思わないでしょう。
本当に一人で行かなくて良かったです。
あとは広い道をのんびりと・・・
そろそろ目的地に近づいてきました。
道の両側にオオキンケイギクがお出迎え!
って、あかんやん。
駐車場完備の茶カフェに到着です。
あ~疲れた!
って、疲れたのは星夫なのですが、横に乗っているだけでも全身緊張でこわばりました。
ここから、少しだけ付近を歩く予定。
家を出たのが14時を過ぎていたので、着いたときには15時半近くになっていました。
雨が降りそうなのだけが心配です。
小腹が空いたので、お茶カフェで購入した茶団子を食べて・・・
いざ、出発!
さてどうなるでしょうか(笑)
【撮影:2022/5/21 京都府相楽郡和束町】
今日の主役はこちらです。
この花はミツガシワ(ミツガシワ科ミツガシワ属)です。
湿地や浅い水中に生え、春に沢山の毛が生えた白い花を総状に咲かせます。
先走ってしまいました。
今回、京都府立植物園に行った後、どうしてもミツガシワが見たくて深泥池まで足を延ばしました。
(深泥池の手抜き説明はこちら)
京都府立植物園から深泥池までは府道103号線と府道40号線の重複区間を進みます。
2つの府道が分かれるところから、40号線の方に進むと、右手に深泥池が現れます。
この辺り、道がせまくなるのですが、池の西岸近く、手が届きそうな場所にミツガシワが咲いていました。
以前秋に行った時、池の中に特徴のあるミツガシワの3枚葉を見つけ、花を見たいと思っていました。
今回は、他の方のブログでちょうど開花していることを知り、疲れた体に鞭打って出かけたというわけです。
《ミツガシワの葉》
自生地で見るのは初めてです。
本来寒冷地に生える植物ですが、氷河期の名残でこの池に取り残されたようです。
天然記念物なのでゆめゆめ引っこ抜いて家で育てようなどと思わないように。
そもそも、家では簡単には育ちません。
こんな感じで広がっています。
一面に咲いているわけではなかったですが、花が見られただけでも十分です。
池の南側に回ってみました。
こちらの方にもポツポツ咲いています。白い花と緑の葉が爽やかですね~
この後、歩道が整備されたという東側の池沿いの道を行きます。
こちら入り口に鹿よけの戸があり、ロックを外して入ります。
(入った後、またロックするのを忘れないように!)
さて、こちらのエリアを歩いていると、ピンクの花が目に付きます。
そう、もう何度も登場したミツバツツジですね。
蕊が10本あるので、コバノミツバツツジと思われます。
ちょうど満開で、すご~く綺麗でした。
それはそうと、歩道が整備されたとはいうものの、まだまだ狭い場所が多くちょっとドキドキしました。
これはおそらく池の北東側方向だと思います。奥が高山、手前の半島の丘がチンコ山です、
こちらにもミツバツツジが見えますね。
北側の斜面にも沢山のミツバツツジ。
陰になっていると色が違って見えますね。
突き当りの半島で見た木。
ここでクイズです!といきたいのですが、自分でも名前が分かりません。
ご存じの方、教えてくださいませ~
なんだか分かりそうで分からないのがもどかしいです。
ここでUターンします。
今度は池の方を見ながらゆっくり戻ります。
アオサギ君、お散歩中。
浮島
そこに咲くミツガシワをどうぞ!
シカの食害でかなり減ったと聞きましたが、まだ残っていて良かったです。
今回も、無理やり「府道を行く」、失礼しました~(笑)
【撮影:2022/4/9 深泥池】
今日の記事はあまりにも盛り上がりがないので、タイトルだけちょっと工夫。
というのも京都御苑の北側の通りである今出川通、府道101号線だったんです。
実際に歩いた101号線は200mもあるかないかですが(笑)
前置きはともかく、実際のところはどんな感じだったのがご覧くださいませ。
京都御苑でイカルたちを見た後、お天気が良く暖かいので鴨川沿いに京都府立植物園まで行くことに。
御所の北東にある石薬師御門から出て、今出川通にある加茂大橋に向かいます。
すぐに到着です。
欄干が石灯籠のようになったこの橋が加茂大橋です。
向こうに見える山は大文字山‥だそうです。(shuさん、ありがとうございました!)
この道が府道101号線、今出川通です。ここしか出てこないのでよ~く見ておいてくださいね!
この橋の中央付近から上流を見たのがこの景色。
そう、ここが賀茂川と高野川の合流地点です。
左が賀茂川、右が高野川。
中央の三角の部分は三角州ではありませんが、通称賀茂川デルタと呼ばれているそうです。
飛び石を伝って2つの川を渡ることができます。
老若男女、イヌまでみな楽しそうにぴょんぴょん渡っていました。
<豆知識>
みんな知ってる京都の鴨川は、この2つの川が合流した後の川の名前です。
(法律上は、賀茂川も鴨川なんだそうですけど、京都の人はみんな両川を区別しています)
賀茂川の右岸に下りてみました。
抜けるような青空に、お散歩の人やランニングをする人など多数・・・
左側の木は、なつみかんの好きなアキニレです。
葉のない季節は、なかなかにワイルドな枝ぶりがよく分かります。
枝に花が咲いているように見えたのは、実の名残でした。
周りに翼があります。
鴨川(賀茂川)は昔から洪水の多い川だったので、何か所も段差を作って流れを緩やかにしています。
それがいかにも鴨川らしい景観を作っています。
なぜか段差の上に漂っているオレンジ色のボール。
どこの段差にも1~3個漂っていたので、何か意味のあるものなのかと思って撮ってみました。
・・・どうみてもミカン。
川の中洲にはアオサギの姿・・・
多い時期にはアオサギだけではなく、ダイサギやコサギ、カワウなどいるのですが・・・
今回はアオサギを見つけただけでした。
また段差です。
水の流れがいい雰囲気で・・・おや、ここにもミカンがあります。
もうミカンはいいってば(笑)
ほどなく北大路通が賀茂川を渡る橋、北大路橋が見えてきました。
ここから北大路通に上がり、京都府立植物園に向かいました。
橋から上流を見た光景です。
いかにも水鳥たちが好きそうな中洲が沢山・・・
その加茂大橋から北大路橋までに見た水鳥たちは、明日!
【撮影:2022/2下旬 賀茂川】
すでにお気づきでしょうが、今回も後付け府道を行くシリーズ(笑)
その最終回はこのタイミングにしてはちょっと驚きの光景でした。
それではどうぞ!
上池沿いの道から車を停めた中池までは車道を通らず、田んぼ沿いの道があるようでした。
時刻はもうすぐ16時。迷わずそちらから行くことに・・・
左手がそれほど広くない田んぼ、右手に小さい水路がありました。
この位の規模の田畑であれば地元にもあるのですが、そのあぜ道や水路沿いで見たのは、
コハコベの花
セイヨウタンポポの花
寒いので花は地面にへばりつくように咲いていますが、花の後グイーンと花茎が伸びます。
少しでも遠くまで種を飛ばす工夫のようですが、よくできていますね。
左奥にその綿毛が少し見えています。
ヒメオドリコソウの花
ナズナの花
これだけなら地元にもあるのですが・・・
こちらでは水路沿いに群生!
ホトケノザの花の群生も。
地元にもありましたが、今は寒さですっかりいじけています。
それがここではこんなに元気。
そして一番感激したのがこちらです。
オオイヌノフグリ、別名ルリカラクサ、ホシノヒトミ。
旧みん花族には、ホシノヒトミが馴染みがありますね。
この深い青をみると、瑠璃唐草も頷けます。
そしてその群生!
こちらまさに地上に散りばめられた星のようです!!
瑠璃星草なんて名前も良さげ~
ということで距離にしたらほんのわずかな田んぼ沿いの散策は大満足。
ここだけ神様が魔法をかけて春にしたのでしょうか。
・・・でもこの時間になったら結構寒い。
車道出口にあった野菜即売所に立ち寄り。地元とれとれ野菜を購入。
あったかい缶コーヒーで体を温めて、また元の池に戻りました。
あれ、まだいたんだ~ジョビ太くん!
「待っててくれてありがとう!」
「うん、来てくれてありがとう。もうすぐ夕方。そろそろ帰るね~」
中池にもカモがちらほら・・・ってこの写真じゃ見えませんね。
下池と中池の間の土手には・・・
あれ~あんたもまだいたの?カワウ君。
カモたちはいなくなったよ。はよ帰りや~
コガモたちは中池の端にあるヨシ原がねぐらのようです。
光が当たってよく分かりませんが、結構沢山いました。
パラグライダースクールも終了したようです。
さて、私もそろそろ帰りましょうか。
ということで、また府道405号線、73号線と通って京都縦貫道に入り宇治までビューンと帰りました。
どちらの写真も逆光でみにくいですね・・・
何はともあれ、とっても充実した一日で、しっかりストレス解消できましたよ!
ブログ作りは大変でしたが(笑)
【撮影:2022/2/12 亀岡市平の沢池】