2024年11月の道草日記です。
時間はかかりましたが、ようやく秋の花に替わってきた感じです。
相変わらず、綺麗好きの人々がせっせと草刈り。
さて、こんな11月の植物、どうなったでしょうか?
※名前は五十音順、☆印は当月初見。以下同様
〇花が咲いていたもの 78種類 -46
特に断らなかったら花です。
・アカカタバミ(花)
・アキノノゲシ(花)
・アサガオの仲間1
・アサガオの仲間2☆
一旦花が終わっていましたが、また咲いていました。白い種類で葉の大きさはノアサガオのようです。
・アメリカアサガオ
・アメリカイヌホオズキ(花)
・アメリカセンダングサ
・アリアケスミレ(花)☆:明らかに返り咲きですが・・
・アレチハナガサ
・イヌガラシ
・イヌタデ
・イヌホオズキ
・イモカタバミ
・ウチワゼニクサ(花)
・オオキンケイギク
・オオニシキソウ(花)
・オオバコ(花)
・オギ(穂)
・オシロイバナ(花)
・オニタビラコ
・カタバミ(花)
・カヤツリグサ(穂)
・キクイモ(花)
・キツネノマゴ
・キバナコスモス ☆:逃げ出して土手で咲いていました。
・ギョウギシバ(花)
あれあれ、花があちこちで満開です。地味ですが・・・
・クワクサ
・コセンダングサ(花)
・コニシキソウの仲間(花)
・コマツヨイグサ
・シマスズメノヒエ
・シロツメクサ
・シロノセンダングサ ☆
最近地味~に増えているように思います。ついに道草にも。
・シロバナサクラタデ(花)
・セイタカアワダチソウ(花)
・セイヨウタンポポ(花)
・タカサブロウ
・タマスダレ
・ツタバウンラン
・ツユクサ(花)
・トウバナ(花)
・トキワハゼ
・ナガエコミカンソウ(花)
・ニラ(花)
・ノアサガオ
・ノゲシ(花)
・ノコンギク
・ノボロギク(花)☆:冬に近づくと咲き始める花です。一本だけ見つけました。
・ハタケニラ(花)☆
葉が出たと思ったら、あちこちで沢山咲き始めました。
・ハナイバナ
増えました!
・ハナカタバミ
・ハマスゲ(穂)
・ヒナギキョウ
・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
・ヒメムカシヨモギ(花)総苞から少し筒状花が飛び出しているのが特徴だそう
・ヒレタゴボウ(花)
・ブタナ
・ヘクソカズラ(花)
・ベニバナボロギク ☆
なぜか毎回違う場所にぽつぽつ現れます。不思議。
・ペラペラヨメナ
・ホシアサガオ(花)
・ホソバツルノゲイトウ
・ホトケノザ(花)☆
昔は春の花だったのに、最近は真夏以外いつでも咲いています。
・ホナガイヌビユ
・ママコノシリヌグイ
・マメアサガオ(花)
・マメグンバイナズナ
・マルバルコウ(花)
・ミゾソバ
・ミチタネツケバナ(花)☆
特徴的な根生葉は分かりますが、花まで咲き始めたとは!
・ヤノネボンテンカ
・ユウゲショウ
・ヨウシュヤマゴボウ(花)
・ヨメナ
・ヨモギ(花)
・ラッキョウ ☆
明らかに畑から逃げ出してますよね!でも咲いていたのが畦だったので登場。
・ランタナ(花)
〇葉、芽が主 55種類 +12
特に断らなかったら(葉)です。
・アオツヅラフジ
・アカカタバミ(葉)
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ
・アリアケスミレ(葉)
・アルストロメリア
・イグサ科(名前不明)
・ウチワゼニクサ(葉)
・エノキグサ
・オオキバナカタバミ ☆
春の花の葉は、晩秋に出てくるのですね。
・オカタイトゴメ
・オヘビイチゴ
・オヤブジラミ?☆:びっしり出てきましたが、花が咲くまで分かりません。継続観察です。
・カタバミ(葉)
・カナムグラ ☆:こちらも春の花の葉が晩秋に出てくるタイプ。
・カニクサ
・カラスウリ
・カラスノエンドウ
・カラムシ(葉)
・キカラスウリ
・ギシギシ
・キショウブ
・ギョウギシバ(葉)
・クズ
・コナギ ☆
もっと前からあったはずですが、今回初めて気づきました。側溝のすきまから沢山・・・
・コハコベ ☆:少しですが生えていました。春の七草のひとつです。
・スギナ
・スイセン ☆:葉を見ると、真冬に咲く花を思い浮かべてしまいます。
・スベリヒユ
・スミレの仲間
・タマスダレ(葉)
・チチコグサモドキ
・ツユクサ(葉)
・ツルニチニチソウ
・ツルマンネングサ
・トウバナ(葉)
・ドクダミ
・ナンバンカラムシ(葉)
・ニセカラクサケマン ☆
こちらは毎年12月頃から咲き始めるので、急に増えたのには納得です。
・ノボロギク(葉)☆:花は少しですが葉はあちこちに。
・ハタケニラ(葉)
・ヒガンバナ
・ヒメオドリコソウ ☆
こちらも春の花の葉が今頃出てくるシリーズのひとつ(笑)
・ヘクソカズラ(葉)
・マメカミツレ ☆
こちらも比較的年中みられますね。いったん消えましたがもう生えてきた!
・マルバツユクサ
・ミチタネツケバナ(葉)☆:堂々とした根生葉が目立ってきました。
・メキシコマンネングサ
・メリケンカルカヤ(葉)
・ヤエムグラ
・ヤブガラシ(葉)
・ヤブカンゾウ
・ヤブラン(葉)
・ヨモギ
・ワルナスビ
〇実、種、終わりかけ 65種類 +6
・アキノエノコログサ(実)
・アキノノゲシ(綿毛)☆
沢山咲いていた花が次々綿毛になってくると、冬の訪れを感じます。
・アメリカイヌホオズキ(実)
・アリアケスミレ(実のあと)
・イタドリ(実)
・イヌビエ(実)
・イヌホオズキ(実)
・エノコログサ(実)
・オオオナモミ(実)
・オオスズメノカタビラ(実)
・オオニシキソウ(実)
・オオバコ(実)
・オギ(綿毛)
・オシロイバナ(種)
・オッタチカタバミ(実)
・オヒシバ(実)
・カタバミ(実)
・カナムグラ(実)
・ガマ(実)☆
な、なんでこんなところ・・・コナギのお隣の側溝の隙間からニョキ。気づいていませんでした。
・カラムシ(実)
・カンナ(実)☆
恥ずかしながら、カンナに実がなるとはついぞ知らず・・・
・キレハノブドウ(実)
・クグガヤツリ(実)
・クサイ(実)
・クサネム(実)
・クワクサ(実)
・ゴキヅル(実)☆
これぞ名前の元になった合器(合わせ蓋の器)のような実です!
・コセンダングサ(実)
・コニシキソウの仲間(実)
・コミカンソウ(実)
・コムラサキ(実)
・ジュズダマ(実)
・シロバナサクラタデ(花後)☆
こんな風になってしまいました。遠目には大きめのイヌタデのようですね。
・ススキ(穂)
・スズメノカタビラ(実)
・スミレの仲間(実)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)☆:早くも一部綿毛に。本格的なのは来月でしょう。
・セイバンモロコシ(実)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・センニンソウ(実)
・タチスズメノヒエ(実)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ナツフジ(実)
・ニラ(実)
・ノゲシ(綿毛)
・ハゼラン(実)
・ヒメクグ(実)もうおわりかけ
・ヒメジソ(実)☆:あちこちで立ち枯れたように・・・
・ヒメムカシヨモギ(綿毛)
・ヒレタゴボウ(実)
・ヒロハホウキギク(綿毛)
・ヘクソカズラ(実)
・ホシアサガオ(実)
・マメアサガオ(実)
・マメグンバイナズナ(実)
・マルバルコウ(実)
・メヒシバ(実)
・メリケンガヤツリ(実)
・メリケンカルカヤ(綿毛)
・ヤナギバルイラソウ(実)
・ヤブガラシ(実)
・ヤブラン(実)
・ヨウシュヤマゴボウ(実)
・ヨシ(穂)
・ランタナ(実)
以上、のべ198種類。
先月見た数が226種類でしたので、28種類減りました。
花の数が激減した一方、葉や実は増えた感じです。
草刈りの影響で、先月見た時点で花だったものは、刈られてなくなっているのも多いです。
春の花の葉が大体晩秋から冬にかけて葉を伸ばすことも分かりました。
早いものではもう花も咲いています(ホトケノザやノボロギク等)
実も入れ替わりが激しく、先月綺麗に実っていたイシミカワの実など、姿が見えませんでした。
ゴキヅルの実、1つだけですが、実っていて良かったです。
皆さんのご近所はいかがでしょうか?
【撮影:2024/11 宇治市】
昨日の続きです。
京滋バイパス下を通って先に進むと、遠くに水道橋が見えてきます。
このところ、水道橋の上にはほとんど何もいなかったのですが、この日は・・・
わぁ!沢山いる!
手前と向こう側、両方にびっしりとカワウが羽を休めていました。
最近カワウの害(食害・糞害)が問題になっていますが、宇治川は沢山の魚がいるので大丈夫?
ちょっと心配です。
この先は高水敷を進めないので堤防上の道に上ります。
そこから川の方を見下ろした時に、赤い実を見つけました。
びっしりと付いた実、何かと思ったらマユミの実でした。
そういえば、上流にもマユミの木があります。
実がどんぶらこと流れてここで芽生えたのでしょうか。
なぜか野生化しているイチジクの木(右手)
この手前には広い遊水地があり、そこから川に向けて水が流れています。
ここは水深が浅いので、時々チドリなどの姿をみるのですが、この日は・・・
カモがいるようですね。
ズームで見てみると・・・
これでもよう分からん。もうちょっとズームで。
あ~コガモ(♂)!
以前は昨日ご紹介した工事中の場所によくいたのですが、危険を感じて移動したのでしょうか。
♀もいました。水に首を突っ込んで中に生えている藻を食べていたようです。
(くちばしからびろ~んと藻をぶら下げているコガモもいました)
この先で再び高水敷に下りる階段があります。少しだけ下りてみると・・・
イシミカワの実発見!
他は何もないので、また堤防に上り、サギ山の前の太閤堤経由で宇治駅へ向かいます。
説明板→ (手抜き失礼!)
ここから先は、宇治市が大枚はたいて作った「お茶と宇治のまち歴史公園」です。
私の市民税も使われているはずですが、有料の施設にはまだ入ったことがありません。
文句を言う前に、ちゃんと自分の目でみなくてはなりませんね。
今回も、初夏に茶摘み体験が行われるの茶畑を横目で見ながら、通過しました。
ちょうど花が満開!
白い花弁と、黄色い蕊がゆで卵みたいでいいですね~
ということで、さっさと通過し、宇治橋を渡りました。
ドン曇りなのでイマイチですが、晴れるととても綺麗な光景。
決して嵐山にも負けていません!といつも主張しているのですが(笑)
いつも渡っている朝霧橋です。
もう少ししたら、紅葉も進んでより綺麗な光景になることでしょう!
ということで今回の宇治散歩はこれにておしまい。
明日は道草日記です!
【撮影:2024/11中旬 宇治川】
11月も終わりに近づいてきました。
今日と明日は久しぶりの宇治川散歩の様子をお届けします。
何気ない光景に、晩秋の風情を感じていただければ幸いです。
昨今の豪雨による水害防止のためか、最近また宇治川で大規模な工事が行われています。
そのため、平日は高水敷にダンプなどが通るため、立ち入り禁止になっています。
日曜日は工事がお休みなので、久しぶりに歩いてみることにしました。
なお、記事に出てくる植物は例によって写真・名前の順で載せるので、当てっこしてくださいね。
高水敷に通じる階段を降りると、
まずヤマトシジミがお出迎え。
アレチハナガサの枯れた穂に止まっていますが、蜜あるの??
ここから高水敷を歩いていきます。ダンプが通りやすいよう整備され、土手の方は草刈り済み。
でも川の方を見ると
センダンの実が黄色く色づいていました。
葉はまだまだ緑色です。
ローズヒップ、もといノイバラの実が真っ赤に色づいています。
いかにも食べられそうですが、生食するとお腹を下すそうですのでご注意!
葉が泥で汚れていますが、こちらはアキニレの実です。
緑が熟して赤くなるのでしょうか。どちらも見られました。
ススキ?オギ?
穂が赤紫色になるのはススキのようです。
でもオギススキというのもあるそうですので、決め手は芒の有無ですね(あるのがススキ)。
この写真を強拡大して見てみると、確かに芒がありました。
ここがまさに工事中の場所。
前に中洲に生えていた木々を撤去し、浚渫した場所です。
早くも沢山の砂が溜まっている模様。
ここに生えているのオギですね。
一本ずつ生えて、芒がありません。
なんかオギとセイタカアワダチソウがおしゃべりしてるみたい~
後ろの太い箒のようにみえるのは、イグサ科がかたまって生えているところ。
ノブドウの実が綺麗に色づいていました。
ここには結構沢山ありましたね~
花の時期は、オオスズメバチの餌場になっていたらしく、よく見かけました。
セイタカアワダチソウもそろそろ花の終盤です。
コセンダングサの実は早くも引っ付き虫に・・・これは厄介です。
アキノノゲシはまだ咲いていました。淡いレモン色だった花が、濃くなってきています。
またまたアレチハナガサの花にチョウ発見。
今度はモンシロチョウですね。
この辺りでちょうど京滋バイパスの下付近。
続きは明日!
【撮影:2024/11中旬 宇治川】
福知山紀行最終回は例によって三段池公園です。
晩秋に福知山を訪れるときには必ず立ち寄って、見事なコブクザクラ並木を見に行きます。
今回はどうでしたでしょうか?
見てください!この抜群のお天気。雲一つないいいお天気でした。
でも期待した冬鳥の姿は全く見えず・・・あ、あそこに何か泳いでる。
ありゃ、留鳥のカルガモでした。しかもたった二羽・・・まだまだこれからカモ。
池沿いの遊歩道を歩いていくと、何か小鳥が飛び立ちました。
立ち止まって待っていると、地面に降り立って・・・
アトリくんでした!
相変わらず、地面に降り立つと保護色のようになって分かりにくいのなんのって。
京都北部なのでもう少し紅葉しているかと思いましたが、部分的。でも水鏡がいい感じ。
松の木の並ぶ遊歩道、影がいい感じです。
咲き残りのハギにキチョウ。
そして、やっと目的の場所に到着!コブクザクラのトンネルです。
でも、ちょっと早すぎた? 全然トンネルになっていません。
いかにもまばらに咲いています。
咲き始め?今年は少ない?
白い点は飛行機。
ついつい飛行機の方を撮ってしまいます。
白とピンクが混じって咲いてとても可愛いです。
少ないなどと文句を言ってましたが
なんだかんだと、楽しませてもらいました~
コブクザクラ、最初は少なくて物足りないような気がしましたが、こうやって見ると結構素敵ですね。
緑化植物園前の鬼さん。今回は中には入りませんでした。
お庭のバラ園横にあったローゼルの実。
池の周囲をぐるっと回って戻ります。
ここには小さい動物園もあり、子供たちの人気を集めています。
その横に、前回は気づかなかった施設が・・・
ニホンザルが沢山いる、猿ヶ島です。
お猿さんたち、明らかに人間を見物していました。
子連れのお母さんサル
広場のイチョウが見事に黄葉。
のんびり写真を撮っていましたが、時間を見てびっくり。もう14時です。
この日は15時半頃に戻る予定だったので、慌てて三段池公園をあとにしました。
あ、最後の写真は、猿ヶ島から見えたクズの実タワーです。
時間がないといいつつ、こんな写真ばかり撮ってる(笑)
ということで、今回の福知山ツアーもとても充実していました。
春にも再訪したいです。
【撮影:2024/11/9 京都府福知山市】
大江紀行、次に向かったのは天岩戸神社です。
以前このブログでもご紹介したパワースポット。
回りには「気」が満ち満ちて、近づくだけでも充電できそうな場所です。
天岩戸神社には駐車場がないので、近くの空き地に車を停めて徒歩で向かいます。
その途中にも色々な植物が見られますが、その様子はこの記事の後半でお届けしますね。
大江にある天岩戸神社は、伊勢神宮より54年も前に祀られたという元伊勢三社のひとつです。
日向(宮崎県)にも天岩戸神社があるので、元伊勢天岩戸神社と呼ばれることが多いようです。
そんなすごいご由緒の三社の中でも、神々が天下ったと言われる岩戸渓谷の中にあるのが天岩戸神社。
参拝するには鎖を登っていかなければなりません。
今回は下から参拝しました。
こちらが淵です。
まるで鏡のようになった水面に、木々の緑が映っています。
まるで横顔のように見える岩。
そして本殿前のゴロゴロした岩の向こうには
こんな花がびっしり。遠目にも白く見えるくらいです。
こちらはダイモンジソウ。
ここはダイモンジソウの自生地でもあります。
最大の望遠で撮ってもこのくらいですが、近くにも少し咲いていました。
大の字のような花が咲くことからダイモンジソウ。
トリミングしてみましょう。
二本のツノのように見えるのは受粉が終わった花柱。
鬼の伝説がある場所だから二本角というわけではないようです。
1本だけオレンジ色の葯が付いた雄蕊が残っています。
前に行った時は10月中旬だったので、周りを星のように雄蕊が取り囲んでいました。
こんな変化も興味深いです。
参拝を終え、車を停めた場所に戻る途中で見た光景。
シロヨメナが沢山。
こちらは花弁が少ないのでシラヤマギク?
少しだけ紅葉していたカエデ。
見下ろすと、岩戸渓谷のグリーンの水。
赤さびのように色づいた橋を渡ります。石なのでさびではありません。この赤茶色は苔?藻類?
前回の記憶が残っていた場所を探すと、今回もありました。
ヒヨドリジョウゴの実が沢山。何度見てもモビールのようです。
他の花はありませんでしたが、名残のアザミ。
この辺りのアザミは何アザミなんでしょうね。
ということで、今回も天岩戸神社でしっかりフルパワー充電することができました!
ここは春にはヒメウツギが自生する場所でもあります。
次回はタイミングを見計らって春に行ってみたいです。
明日は福知山紀行最終回です。
【撮影:2024/11/9 福知山市】