なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記 2025年2月

2025-02-28 05:39:01 | 道草日記

2025年2月の道草日記です。
1月に続き、いえそれ以上に2月は寒波が長引きました。
さて、どうなったでしょうか?

※名前は五十音順、☆印は当月初見。以下同様
〇花が咲いていたもの 36種類 -7

特に断らなかったら花です。
・アレチハナガサ(花)

・イモカタバミ
・オオイヌノフグリ(花)
の瞳とも・・・


・オオキバナカタバミ(蕾)
  

・オニタビラコ
・オランダミミナグサ(花)
・カラスノエンドウ(花)


・キュウリグサ(花)☆

咲いているはず!と頑張って探したらちゃんと咲き始めていました。


・コセンダングサ(花)
・コハコベ(花)☆
葉はよく見かけるようになりましたが、花を見つけたのは初めてです!


・スズメノカタビラ 
・スミレの仲間
・セイタカアワダチソウ(花)
・セイヨウカラシナ(花)☆:一か所だけ咲いていました!

・セイヨウタンポポ(花)


・ツタバウンラン
・ナガミヒナゲシ(蕾)☆
月初めにはもう蕾が付いていましたが、開花はまだのようです。


・ナズナ(花)☆
去年一番咲いていた場所に防草シートがかけられてしまいました。これは別の場所。


・ニセカラクサケマン(花)



・ニホンズイセン(花)


・ニホンズイセン八重(花)


・ノゲシ(花)
・ノジスミレ(閉鎖花)
・ノボロギク(花)


・ノミノツヅリ(花)☆
寒さの中でも鮮やかな緑の小さい葉はどんどん増えてきています。そしてついに花が!


・ハナカタバミ
・ハハコグサ(花)

・ヒメオドリコソウ(花)


・ヒメジョオン
    

・ヒメツルソバ


・ヒメリュウキンカ(花)☆
こちらも早春になると気温にかかわらず花が咲くようです。元気がでるビタミンカラー!


・ブタナ
・フラサバソウ(花)☆
早春の花、月末近くにやっと花を見かけました。写真は霜が融けたところで水滴が付いています。


・ホトケノザ(花)



・マメグンバイナズナ(花)

・ミチタネツケバナ(花)
   

〇葉、芽が主   80種類  +9
特に断らなかったら(葉)です。

・アカカタバミ(葉)
・アメリカオニアザミ

・アメリカフウロ
・アリアケスミレ(葉) 
・アルストロメリア
・アレチハナガサ
・イグサ科(名前不明)
・ウチワゼニクサ(葉)
・オオイヌノフグリ(葉)
・オオキバナカタバミ
・オオバコ(葉)
・オカタイトゴメ

・オドリコソウ 
・オヘビイチゴ


・オヤブジラミ?
・オランダミミナグサ(葉)
・カキドオシ
・カタバミ(葉)
・カニクサ
・カラスノエンドウ

・カワヂシャ 
・ギシギシ

・キショウブ
・キツネノボタン
・キュウリグサ(葉)
・キレハイヌガラシ?(葉)☆
正直名前に自信がありません。この場所にイヌガラシが咲いていたのは記憶していますが、葉が違う・・・


・キンボウゲ 
・クサイ

・コハコベ(葉)
・コマツヨイグサ

・シロツメクサ
・スギナ
・スイセン(葉)
・スイバ


・スズメノエンドウ 
・スズメノカタビラ(葉)
・スミレの仲間(葉)
・セイタカアワダチソウ(葉)
・セイヨウカラシナ(葉) 


・セイヨウタンポポ(葉)
・セリ(葉)


・センニンソウ(葉)


・タガラシ(葉)
・タチチチコグサ

・タマスダレ

・チチコグサモドキ(葉)
・ツメクサ
・ツルニチニチソウ

・トウバナ
・トキワツユクサ
・ドクダミ
・ナガミヒナゲシ
・ニゲラ ☆:去年咲いた場所に芽が出てきました。
・ニセカラクサケマン(葉)
・ノコンギク(葉)
・ノジスミレ(葉)

・ノボロギク(葉)
・ノミノツヅリ(葉)☆:花は少しですが葉は歩道の隙間など沢山!
・ハタケニラ
・ハハコグサ
・ハルジオン

・ヒガンバナ
・ヒメウズ
・ヒメオドリコソウ(葉)
・ヒメリュウキンカ(葉)
・フラサバソウ(葉)☆:上旬少し、下旬は沢山。花が楽しみです。
・ヘビイチゴ
・ヘラオオバコ ☆
根生葉だけでは一瞬分かりませんでした。GLさんありがとう!


・マメカミツレ 
・ミチタネツケバナ(葉)
・ミドリハコベ

・ムラサキカタバミ(葉)
・ムラサキケマン(葉)☆

秋の草の枯れた後の藪の下に、沢山の葉が出てきていました。


・メキシコマンネングサ
・メリケンカルカヤ(葉)
・ヤエムグラ 
・ヤブラン(葉)
・ヨメナ

・ヨモギ(葉)

〇実、種、終わりかけ 49種類  -15
・アキノエノコログサ(実)
・アメリカアサガオ(実)
・アメリカイヌホオズキ(実)

・アレチヌスビトハギ(実のあと)
・アレチハナガサ(花後)
・エノコログサ(実)
・オオオナモミ(実)


・オギ(綿毛)


・オッタチカタバミ(実)
・ガガイモ(実)☆
嬉しくてガガイモの実だけの記事を作ってしまったのはご存知の通り。



・カナムグラ(実のあと)
・カラスウリ(実)
  

・ギョウギシバ(枯)
・キレハノブドウ(実)
・クサネム(実)


・クズ(枯)
・コセンダングサ(実)


・コムラサキ(実のあと)

・ジュズダマ(白く抜けた実)
・シロザ(実)

・シロバナサクラタデ(枯葉と実のあと)
・ススキ(穂)
・スミレの仲間(実)

・セイタカアワダチソウ(綿毛)


・セイバンモロコシ(実のあと)

・セイヨウタンポポ(綿毛)
・タチスズメノヒエ(実)


・チチコグサモドキ(実)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ナツフジ(実)
・ニラ(実)

・ヌカキビ(実)

・ノゲシ(綿毛)
・ノコンギク(花後)

・ノジスミレ(実)
・ノボロギク(綿毛)


・ヒメジソ(実)
・ヒメムカシヨモギ(実のあと)
・ヘクソカズラ(実)


・ホソバツルノゲイトウ(花後)
・ホナガイヌビユ(実)

・マメアサガオ(実)
・マメグンバイナズナ(実)
・マルバルコウ(実)
・メヒシバ(実)
・メリケンカルカヤ(綿毛)


・ヤナギバルイラソウ(実)
・ヤブラン(実)
・ヨシ(穂)


・ヨモギ(実)

以上、のべ165種類。

先月見た数が178種類でしたので、13種類減りました。
やはり感じている通り数が減りましたが、意外にも葉は増えていました。
内訳をみると、新たに見つけた葉がたった2種類であることに気づきます。
やはり、目が慣れて見つけるようになってしまったのでしょうか(苦笑)
花は減りましたが、気の早い春の花が見られたのは嬉しいです。
(キュウリグサ、コハコベ、ナズナ、ノミノツヅリ、フラサバソウなど)
寒波も終わり、これからはどんどん春の花が咲いてくると思いますので、3月が楽しみです!


【撮影:2025/1 宇治市】

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あじろぎの道にアトリの群れ現る

2025-02-27 05:30:41 | 鳥さん

2月の三連休最終日は朝から晴れたり強い雪が降ったりの繰り返し。
家でゴロゴロしていましたが、どうにも気分が晴れません。
窓から日差しが射してきたのを見て、思い切って外に出かけました。
最初は宇治市植物公園に行くつもりでしたが、「今日は車使うから」と言われてガックリ。
JRで宇治駅まで行きバスの時間を見ましたが、雪の降る中30分以上来ない・・・断念。

どこに行くあてもなかったので、人の流れのまま宇治橋通り商店街から平等院表参道まで進みました。
平等院には先日の雪の日に行ったので、途中で曲がってあじろぎの道へ。



寒々しい光景。
参道には大勢の観光客(ほぼ日本人ではない)がいましたが、こちらに来る人はほぼ皆無です。



イロハモミジがトンネルのようになっていて、紅葉や新緑の頃は綺麗なんですけどね~
その時、道の先、地面で何かが動いているのが見えました。
スズメかしら。



ズームで覗いてみると、なんとアトリではありませんか!



小さい水たまりやその周りに沢山のアトリが舞い降りて、何か啄んだり、水浴びしたり・・・
この寒いのに、よく水の中に入るな~って思いますが、羽を綺麗に保つために必要なんでしょうね。



アトリの雄(奥)と雌(手前)。
アトリはアトリ科アトリ属。ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬に日本に渡ってきます。
群れで行動することが多く、地面で採餌している姿をよく見ます。
今年は全然出会えず、写真が撮れたのは今シーズン初です。



こちらが雄です。頭が黒っぽく、遠目にも黒とオレンジのコントラストが目立ちます。



こちらが雌。雄に比べると全体に色が柔らかく、表情も優しいです。



この子は色が黒いですが、体が小さく、顔が幼いですね。幼鳥でしょうか。



あじろぎの道は有名な道ですが、入口が観光客に分かりにくいからか、歩いている人は少ないです。
向こう側から来る人も、ほとんど橘橋を渡って塔の島に行くので、アトリたちはノンビリしていました。



こちらは雌トリオ



こんな感じで・・・
たまに人が通ると、飛び上がっては舞い降りて・・を繰り返していました。



その後、「可愛い~、見たことない鳥がいる!」とスマホで写真を撮ろうとした女の子に驚き、どこかに移動。
残念ながら、その後は出てきてくれませんでした。
仕方なく、私も上流方向へ移動。



右にちらっと見えているのが橘橋です。



ヤドリギの新芽?



さらに左岸を上流方向へ。



喜撰橋から下流方向を見たお馴染みの光景。
鵜舟も今は休んでいます。



対岸から観流橋をみたところ。



地面に沢山松ぼっくりが落ちていたのでパチリ。
松ぼっくりを啄む鳥がいるので、時々マツの木にも鳥の群れが来ているときがあります。
残念ながらこの日は出会えず。

ということで、ふらっと出かけた宇治散歩、アトリが見られて大満足でした。

<オマケ>
アトリ科の鳥にはどんな鳥がいるかご存知ですか?
調べてみたら、イカル、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ウソなどがアトリ科の鳥さんたちでした。
どれもくちばしがぶっとくて、噛まれたら痛そう!という共通点がありますね。
そういえば、今年はイカルも見てないな~

【撮影:2025/2/24  宇治市】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝・国宝指定!萬福寺を行く(後編)

2025-02-26 06:00:37 | お出かけ

祝・国宝指定!萬福寺参拝の後編です。
前編では国宝三堂のうち天王殿をご紹介しました。
今日はあとの二堂をご覧いただきますね~
(境内案内図はこちら

まずは天王殿の後ろ側から大雄寶殿(だいゆうほうでん)を見たところ。
大雄寶殿は萬福寺の本堂にあたるお堂です。



中央のひし形の石でできた参道、萬福寺にはこのような敷石があちこちで見られます。
これは石條といい、龍の背の鱗をモチーフ化したもの。
中国では龍は高い位を表し、このひし形の石の上に立てるのは黄檗山では住持だけ、とHPに説明がありました。
あれ、私はこの上を歩いてしまっていたかも!?



大雄寶殿の正面です。
こちらは、日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物として、大変重要かつ貴重なもの。



なぜか気になる正面の香炉。天王殿とは形が違って、足に顔はありませんでした。



やはり、国宝と書かれた赤い提灯が彩を添えていました。
ご本尊は釈迦如来。両脇侍は迦葉、阿難の二尊者。両脇に十八羅漢像が安置されています。



撮影はフリーですが、ついつい遠慮してしまい、中途半端な写真になってしまいました。
お堂の左右壁際に、リアルな十八羅漢像が安置されています。

こちらのお堂の後ろから、法堂が見えます。



こちらにもひし形の敷石がありますね。
そして、法堂の前の欄干は崩し卍になっています。



法堂は禅寺の主要なお堂の一つで、説法を行う場所だそうです。
見ることはできませんが、内部には須弥壇のみ置かれているそうです。



その時鳥が飛んできて梁の上に止まりました。イソヒヨドリの雌です!



大雄寶殿と法堂をつなぐ廻廊から中庭を見たところです。
ここには木々はなく、白砂の庭は禅寺らしい凛とした空気が漂っているようでした。



大雄寶殿を裏側から見たところ。
しっかり見せていただき、再び天王殿前の廻廊を今度は開山堂方面に向けて進みました。



廻廊(重文)には多くの金色の燈籠が下げられています。



夏場はここに風鈴が下げられ涼し気な風情でした。



廻廊の真ん中に鐘があり、ちょっと驚きます。
こちらは合山鐘(重文)といい、中国風と日本風の折衷の様式になっているそうです。
特に珍しいのが鐘の下部が波打っていること。



こちらは1697年に作られたものです。



廻廊をさらに進むと、開山堂が現れます。
その名の通り、萬福寺を開山した隠元禅師をお祀りするお堂です。



こちらは卍の欄干。



こちらが正面から見た全景です。
今回は天王殿から三堂を巡って最後にこちらにお参りしました。
隠元禅師に最初にご挨拶してから、三堂をお参りしてもいいかもしれません。



ということで今回の祝国宝参拝はこれにて終了。
境内図をご覧いただけば分かるように、今回スルーしてしまった建物やお庭がまだ沢山。
近い場所なので、また折を見て今回見なかった場所も行ってみたいと思います。

【撮影:2025/2中旬 宇治市】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝・国宝指定!萬福寺を行く(前編)

2025-02-25 05:20:50 | お出かけ

昨年12月、黄檗山萬福寺の三堂が国宝に指定されました。



これはお祝いに駆けつけなければ!
もう2ヵ月経っているので「遅ればせながら」ですが、とある寒い日、萬福寺までお散歩の足を延ばしました。
萬福寺の投稿は何度かしていますが、折角なので改めてご紹介しますね。
(ご参考までに、境内案内はこちら

萬福寺の最寄り駅は、JR/京阪電車 黄檗駅です。
ここから東の方に5分ほど歩くと、総門が見えてきます。すでに中国風!



ここ萬福寺は江戸初期に中国から渡来した隠元禅師が開いた黄檗宗総本山です。
その頃中国は明時代末期。そのため、萬福寺は明朝様式で建立されました。



大きな門は三門(重文)。三間三戸、重層の楼門造りです。



扁額の「萬福寺」という書は、隠元禅師が書かれたそうです。
紅白の「祝 国宝 萬福寺」という垂れ幕が控えめに掲げられていました。
というか、門が大きすぎる!?



門の横にあった船の模型は、隠元禅師が日本に渡ってこられた時の船だそうです。
目が付いてる??

拝観料をおさめ、真っ直ぐに進むと、国宝三棟のひとつ「天王殿」です。


お堂の前の鮮やかなトルコブルーの香炉(でいいのでしょうか)



香炉の足が足っぽくて、顔が付いてる!



遠慮なくということだったので、中に入るとふくよかなお腹の布袋さんがいらっしゃいました。
布袋さんは七福神の中で唯一の実在人物、中国浙江省の契此(かいし)というお坊さんがモデルと言われています。
かいし和尚はいつも大きな袋を担いで全国を旅していたことから、布袋と言われるようになったそうです。
とても徳の高いお坊さんだったので、中国の弥勒菩薩信仰と重なって、弥勒菩薩の化身とされています。

弥勒菩薩といえば、広隆寺の弥勒半跏思惟像を思い浮かべてしまうのですが、色々な姿に化身されているのでしょうか。



布袋さまがいらっしゃる背後には、韋駄天像。
何度拝見しても、カッコいい!



お堂の前には見慣れない派手な色の小さい袋が沢山ぶら下げられていました。
なんだろう・・・
前に説明があり、五色の袋の1つを選び、小さい紙にお願い事・名前を書いて中に入れ、ぶら下げよとのこと。
ちなみに、この五色は五行の色を表しており、こんな意味があるそうです。
青:木(健康長寿)
黄:土(交通安全・家内安全)
赤:火(恋愛成就・学業成就)
白:金(金運上昇・商売繁盛)
黒:水(厄除け・病気平癒)
今回は見ただけでしたが、次に行くときは赤以外納めてこようかしら。




国宝を赤い提灯でお祝いしていました。12月はこんな提灯が沢山かけられていたそうです。



お堂をつなぐ回廊です。こちらも重文。



左に曲がると、手前から鐘楼、伽藍堂、斎堂と続きます。



 鐘楼前にかけられている木の板は巡照板。



伽藍堂です。




先に進んで向こう側から斎堂(食堂)を見たところ。




こちらは雲版。青銅製で、朝夕の食事と、朝課の際に打つものだそうです。



この木製の大きな魚は「開梆」(かいぱん)。
腹の部分を打って、日常の行事や儀式の刻限を知らせるそうです。
こちらはとても有名です。

これでまだ半分も進んでいません。
とても広い境内、のこり2棟の国宝はまた明日!

【撮影:2025/2中旬 宇治市】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めまして!ガガイモの実

2025-02-24 05:22:47 | 植物

寒波に次ぐ寒波・・・例年下旬になると早春の野草が咲き始めるのに、今年は全然。
あーあ、今月の道草日記は貧弱になるな~と思いながらいつもの池のほとりを歩いていると・・・
あれは何?



わーおー!



こ、これは・・・
絹糸のような綿毛が干からびた実から噴き出してる!
なんて綺麗な綿毛なんでしょう。



ここは夏にガガイモの花が沢山咲いていた場所。
ということは、これが有名なガガイモの実!
あれだけ沢山咲いてもめったに実が生らないので、ちゃんと綿毛が入った実を見るのは初めでです。
あ、見ているうちに1つ実が外れて飛びだし、茎に引っ掛かりました。



こんな小さい実に山ほど実が入っているそうで、うっかり家の中で弾けさせると惨事になるそう。
それでも持って帰りたかったのですが、探してもこれ1個しかありません。
家を綿毛だらけにするより、ここで風に乗って飛んで行くのが幸せでしょう。

あ、あちらにもある?



あらら、ガガイモではなくてカマキリの巣でしたわ。
全体はこんな感じなので、よく見つけたな~と我ながら思いました。



ガガイモは、キョウチクトウ科ガガイモ属。
以前はガガイモ科でしたが、キョウチクトウ科になってから、毒がある草のイメージが・・・
ところが、調べてみたら、若芽は食べられるそうなんです。
8月下旬~9月上旬にかけて、モコモコの毛が生えた花が沢山咲きます。
折角なので、その様子もアーカイブで・・・



つる性植物なので、こんな感じで広がります。



集散花序に星型の花が咲きます。



色は白~赤紫色ですが、周りが白っぽく、中央が赤紫色になるのが一番多いかな。



ガガイモの古名はカガミあるいはカガミグサ。
実の内側が鏡のようにピカピカ光るからなんだそうですが、ちゃんと見たことがない~



こちらの実は宇治川畔で見た実。綿毛はすっかり飛んでしまっています。
日本神話では、少彦名の神が「天之蘿摩船(あまのかがみのふね)」に乗ってきたと言われています。
そんなに小さい神様なのですね。
つーか、そんな昔から有名な草!?



こちらが赤紫が濃い花。緑色のクモがとまっています。



これくらい咲いていたら壮観です~



白いガガイモの花。中央から柱頭が飛び出しています。
雄蕊は合着して根元に固まり、蓋があるので、どこに葯や花粉があるのか全然分かりません。



最後は、ガガイモ科に群がる虫・・・
苦手じゃない人はクリックしてくださいね。→ 
ガガイモ科の植物を食草にしているカメムシの仲間がいるそうです。

ということで、ガガイモの記事はここまで。
いや~、道草咲いてくれ~

【撮影:2025/2下旬 宇治市】

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする