なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2022年8月

2022-08-31 06:00:48 | 道草日記

令和4年8月の道草日記です。
8月は月の初めから中ごろまでは7月に見た花が細々と残っているだけでした。
それも草刈りや暑さのせいでだんだん減ってきたなと思ったとき、連日の断続的な雨。
それが功を奏したのか、下旬になって秋の花が突然咲き始めました。
相変わらず、月の終わりにバタバタとしましたが、今月もなんとか投稿にこぎつけました。
どうぞご覧くださいませ。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)    107
☆印は8月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で、野生化していたら載せています。


・アオツヅラフジ 
今月も咲いていたので撮ってしまいました。また雄株です。雌株が見たい!


・アキノノゲシ ☆
葉だけのときは「キク科の雑草」としか思えない大型の草ですが、蕾で分かりました。
月末には開花!優しい花です。(左が蕾、右が花)
 

・アカツメクサ
・アキノエノコログサ

・アメリカアサガオ(花) ☆

月末少し朝夕すこし涼しくなると同時に沢山咲き始めました。
 

・アメリカオニアザミ
・アレチヌスビトハギ(花)☆:まだまだ葉が主流ですが、気の早い株が花をつけています。
・イタドリ
・イヌガラシ
・イヌタデ
お盆をすぎるとあちこちで咲き始めた気がします。


・イヌビエ
・イヌホオズキ

ほんっとに花期が長いですね~


・イヌムギ
・エノキグサ(花)
・エノコログサ(穂)
・オオイヌタデ

・オオスズメノカタビラ
・オオニシキソウ(花)☆
どうしても「大西来そう」に聞こえます。
花は小さいけれど結構可愛いです。葉は朝夕律義に閉じます。


・オオバコ
・オシロイバナ
完全に草刈りされた場所にひと月もたたない間に伸びて花が咲きました。
 

・オッタチカタバミ
・オニタビラコ
・オヒシバ
・オモダカ
先月より少し近い場所で見つけました。やはりイネの隙間に生えています。


・カタバミ
・カヤツリグサ
・カラスウリ 
前に投稿してから何度か行って、咲き始めから満開までの写真を撮りました。
そのうち並べて投稿しますね~


・カンナ(逸)
この場所の花は下旬に咲き終わりました。もう一か所はまだまだ咲いています。

・キュウリグサ ☆:多分迷い裂きでしょう。驚きました。
・ギョウギシバ
・キレハノブドウ
・クグガヤツリ
・クサネム(花)☆:上旬に咲いた花が次々と実に・・・
・クルマバザクロソウ ☆
街路樹の下の土に沢山咲いたザクロソウ、よく見たら葉が輪生。
クルマバザクロソウのようです。


・クワクサ(花)☆
超地味な草ですが、花がちゃんと咲いていました。
かすかにつんつん飛び出しているのが見えますが、これが花柱です。


・コセンダングサ
まだ葉が主流なので、咲いているとつい撮ってしまいます。


コニシキソウ(花)
家の前の溝蓋付近・・・
似た種類が多いので、コニシキソウかどうか自信ありません。

・コマツヨイグサ
 
・コミカンソウ
今年はコミカンソウが豊作。家の庭にも生えてきたので、裏向けてパチリ。
すごく小さい花が咲いています。
 

・ザクロソウ
目が慣れるとあちこちで咲いているのが分かります。


・ジュズダマ(花)
・シロツメクサ
みんな暑さで元気がありません。花が小さくなっています。


・スズメノカタビラ
・スズメノヒエ ☆:イネ科は難しい~
・ストロベリートーチ(逸) ☆:赤いのでよく目立ちます。
・スベリヒユ
今月も元気に咲いていたのでついつい撮ってしまいました。


・スミレ(閉鎖花)
・セイバンモロコシ
・セイヨウカラシナ ☆
こちらも完全に迷い咲きでしょう。キュウリグサの隣にありました。ここだけ春!?


・セイヨウタンポポ
こちらも結構花がみすぼらしくなっています。でも咲いています。


・セリ
・タカサゴユリ ☆
道草にはないかと思っていたら、やはり進出していました。


・タカサブロウ ☆
人の名前のような名前ですね。セイヨウタカサブロウとの区別があまり付きません。


・タチスズメノヒエ
久しぶりにパチリ。最近は完全にスズメノヒエを追いやっていますね。


・タマスダレ 
・ダンドボロギク
・チチコグサモドキ
・ツタバウンラン
・ツユクサ 
あれば撮ってしまう花のひとつ。
 

・トキワハゼ
・トゲヂシャ(花)
縮尺は違っても、アキノノゲシの花に似ていると思われませんか?


・ナガエコミカンソウ(花)
・ナツフジ
先月と同じ場所です。次々と咲いている模様。


・ナルトサワギク
・ニガカシュウ(蕾)
去年もそうでしたが、なかなか「花」が見られません。


・ニラ(花)
花が可愛いです。


・ノアサガオ(花)
花はもう少し涼しくなってからでしょうか。月末少しだけ咲いていました。
 

・ノアザミ
迷い咲き?咲き残り?


ノゲシ

花期の長さは尊敬に値します。


・ノコンギク
同じ場所なのに、つい撮ってしまいます。


・ノブドウ ☆
アメリカアサガオに交じってひっそり生えていました。


・ハキダメギク
・ハゼラン
・ハマクマツヅラ
・ハマスゲ
・ヒナギキョウ
・ヒメクグ 
やたらと増えていました。丸い穂が可愛いです。


・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ
まだ一部咲いていますが、花の色がいまいちです。


・ヒメマツバボタン
先月見たのと別の場所でも見つけました。


・ヒメムカシヨモギ
・ヒルガオ
コヒルガオは草刈りでなくなりましたが、ヒルガオは元気。


・ヒレタゴボウ(花)☆
田んぼの真ん中にぐんと伸びて、黄色い花を咲かせています。


・ブタナ
・フヨウ ☆
木本ですが、なんど草刈りにあってもたくましく生えてきます。
ピンクと白がありますが、こちらは白。


・ヘクソカズラ(花)
・ペラペラヨメナ
新たに発見した群生場所、下旬には草刈りでつるつるに・・・


・ホソバツルノゲイトウ
・ママコノシリヌグイ ☆
毎月チェック
していたのに見つけられず、今月になり突然花を2か所で見つけました。
 

マメアサガオ(花)☆
ついに咲き始めました!しかもピンク、白とも複数個所で。
 

・マメグンバイナズナ
マルバツユクサ
・マルバルコウ(花)☆
下旬になってあの燃えるような濃いオレンジの花が咲き始めました!
 

・ミントの仲間(逸) ☆
最近あちこちに逃げ出しているミント、ついに地元にも進出です。

 
・ムラサキシキブ
・メドハギ(花)☆
先月葉をみつけましたが、下旬に花が咲きました。


・メヒシバ
・メマツヨイグサ
・メリケンガヤツリ
・ヤナギバルイラソウ(花)
花はもう終盤でしょうか


・ヤブカラシ(花)
・ヤブマオ(花)
・ヤブラン ☆
大雨の後しばらくして行ってみたら、マルバヤナギの木の下に沢山咲いていました。
なんと初見です。
 

・ユウゲショウ
ほんとに花期が長いですね~
 

白花も見つけました!


・ヨウシュヤマゴボウ(花)
・ランタナ
今回もついついパチリ


・ワルナスビ

〇葉、芽のみ   32種類
・アカカタバミ
・アカザ
・アメリカセンダングサ(葉)
・アレチヌスビトハギ
何度も草刈りに遭うのに、この繁殖ぶり・・・空恐ろしいです。


・イシミカワ
・イノコヅチ(葉)

・オギ
・ガガイモ
・カニクサ
・カラムシ
・クズ
・ゴキヅル
・コセンダングサ(葉)
・サデクサ 
・スギナ

・スミレ(葉)
・セイタカアワダチソウ
・センニンソウ
・タチツボスミレ(葉)
・ツルニチニチソウ(葉)
・ツルマンネングサ
・ハナタデ(葉)
・ヒシ
・マメアサガオ(葉)
一部花も咲き始めましたが、まだまだ葉が主流です。


・ミゾソバ(葉)
・メキシコマンネングサ(葉)
・メリケンカルカヤ ☆:ことしも沢山生えてきました。いったん根付くと根絶が難しいです。
・モリムラマンネングサ(葉)
・ヤハズソウ
葉の先を引っ張ると、葉脈に沿って矢筈型に切れます。


・ヨシ  
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ  21種類
・アオゲイトウの仲間
・オッタチカタバミ(実)
・カタバミ(実)
・カモジグサ
・クサイ(実)
・クサネム(実)☆
はやくも少し大きめのマメ科の実が生っています。


・スミレ(実)
閉鎖花から実った実があちこちで沢山みられます。
(左は閉鎖花そのものかも)
 

・チチコグサモドキ(実)
・ドクダミ(花後)
・ニゲラ(実)
・ノゲシ(綿毛)
・ヒメムカシヨモギ ☆:あっという間に小さい綿毛に。ベージュではなく純白ならいいのに~
・ブタナ(綿毛)☆:花より綿毛をよく見かけます。
・ヘクソカズラ(実)
・ヘラオオバコ(花後)☆
・マメグンバイナズナ(実)
・ムラサキシキブ(実)☆
・ヤブガラシ(実)☆
小さいオレンジの花が受粉すると、緑の丸い実ができます。のちに黒く熟します。


・ヤブマオ(実)
・ユウゲショウ(実)
・ヨウシュヤマゴボウ ☆
黒光りする実と、紫色の花柄が綺麗です。
 

・ランタナ
花が咲いた後、どんどん実が・・


・ワルナスビ(実) ☆
珍しく実を見つけました。毒です。


以上、のべ160種類。
先月見た数が159種類でしたので、ほぼ同じです。
咲いていた花の数もほとんど同じでした。
でもよく見ると、新たに咲き始めたもの、咲き終わったものが結構あります。
葉が減って花になり、花が一部実になったような感じです。
冒頭にも書いた通り、秋の花にだんだんと置き換わっていますね~
この変化、フォローしていきたいと思います。

※7月は外来種と在来種の区別を斜体で付けていたはずなのに、保存されていなかったようです。
四半期に一度くらいやってみる予定ですので、来月をお楽しみに!
※写真の後に名前をというご希望もありますが、従来通り「名前・写真」の順でお許しください。
(すべての写真を載せているわけではないので)

【撮影:2022/8  宇治市】

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わたしのお庭は先客万来、ハチ、チョウ、トンボ

2022-08-30 05:30:36 | 自然

8月のお庭の花はとても貧弱・・・
先月見ていただいた花以上の花はほとんどありません。
そんな真夏の昼間、わが家のカクレミノの横を通ると、なんだかブンブン飛び回っている・・・
あれ、知らない間にカクレミノの花が咲いている!
ということは・・・


動きが早いハチですが、なんとか雄花に止まっているハチの姿を捉えることができました。
ニホンミツバチです!


一昨年観察したときには、ニホンミツバチ以外にスズメバチやアシナガバチも来ていました。
そのせいで、じっくりミツバチの写真を撮れず。
今年のお客さんはミツバチメインだったので、落ち着いて撮れました。
こちらトリミング写真ですが、結構目が細長く、和風?(笑)


おや、いないと思っていましたが、他の蜂もいましたね。
こちらはアシナガバチでしょうか。
今年は何回も巣を作られて、何度も退治してしまいました。
ごめんなさい。


この真っ黒なハチはだれでしょうか。クマバチ?
ミツバチよりずっと大きいハチも熱心に蜜を吸っていました。


他にも、ハナムグリの仲間などもよく来ています。
私は朝型なので、早朝に写真を撮りに出かけることが多いのですが、ここは真昼間が一番人気。
炎天下、写真を撮るのが大変!

さて、今年は例年来ない虫のお客さんが多かったです。
こちらをご覧ください。


トンボですね!
あまりに落ち着いているので、反対側に回り込んで撮ってみました。
シオカラトンボのメスでしょうか。
私の場所よ!と思っているのか、近づいても全然動きません。


で、オスはというと、うちの町内あちこちを飛び回る姿を何度も見かけました。
そして、とある夕方、疲れたのかじいちゃん庭の蓋つきゴミ箱で一休み。


確かに近くに水路はありますが、絶えず水が流れていて産卵には適しません。
じいちゃん庭にはカメの家がありますが、週に一度は完全に水を入れ替えます。
たんに通りすがりにしては、見かけすぎなんですけど。

他にもいます。
こちら、少し前の写真になりますが、オレガノの花の蜜を吸っているヤマトシジミです。


センニチコウにも毎日来ています。
ひょっとして同じ個体なのでしょうか。私のレストラン!と思っているのかも。


人間が近づくと逃げますが、すぐに戻ってきます。


センニチコウは大人気で、他にもイチモンジセセリが来ています。


やっぱりお目々が可愛いです。


そして、「あ~今年も生まれたんや!」のオンブバッタ。
毎年こちらのプランターに現れます。
あ~あ、これで「イネ科雑草の草むしり禁止令」がまた星夫から出されてしまいました。
バッタの餌にするため、抜かずに残しておくようにと言われるんです。
おかげでわが家のプランター、草ぼうぼう・・・


自分で原稿書いていて、ほんまに虫ばっかり・・・と笑ってしまいました。
でも8月も下旬になって、2種類新たに花が咲きましたよ!
ひとつは、じいちゃんの庭にあるノシランです。


相当沢山生えていて、今年も花が咲きました。
蕾のような花が多いですが、


たまに開いている花もあります。下を向いているのでうまく撮れないです。


そしてほんの数日前に咲いたのがデュランタ・タカラヅカ。
枝の先に咲くので、花の姿がどんどん悪くなります。
かといって、不用意に切った枝からは花が咲きません・・・


8月のお庭特集、無理だと思っていましたが、虫たちに助けられました(笑)

【撮影:2022/8  自宅】

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今年もツル・つる・蔓~宇治川散歩2022/8下旬 (3)

2022-08-29 05:30:43 | 植物

天ヶ瀬ダムの放流を見に行くのが第一の目的だとしたら、第二の目的がこちらでした。
白虹橋のたもと、右岸よりのフェンスに絡まったこちらの蔓・・・



この写真では分かりにくいですが、真ん中の方、何かぶら下がっているのが見えると思います。
こちら、近づいて見てみると・・・


オニドコロかと思いきや、オレンジ色の花が沢山ぶら下がっています。
葉をみると、オニドコロがハート型なのに対して、ゆるく三裂しているように見えます。
こちらトコロはトコロでも、カエデドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)です。


オニドコロ同様、雌雄異株で、こちらは雄蕊が見えているので雄株です。
葉に切れ込みがあるので「カエデ」という名前が付いたそうですが、カエデのイメージとは違いますね。

そのオニドコロ、カエデドコロの10倍以上沢山生えていました。
花はクリーム色で、こちらの雄花はカエデドコロとよく似ています。


雌雄異株のときいつも思うのですが、雄株の方が多いように見えます。


オニドコロもその例に漏れず、雄株ばかり目立ちました。
一つ一つの花に6枚の花被片と6本の雄しべがあるそうです。
おや、この写真雄花のように見えますが、もう雄蕊が落ちたのでしょうか、雄しべが見えません。


すぐ近くにあったのがこちらの雌株です。もう受粉も終え、実ができ始めていました。
実は上向きに付き、3枚の翼があります。


こちらも雌株です。まだ咲き始めなのか、実はできていません。


この隣には、全部実になった雌株もありました。
時間差なんですね。


去年の秋にはヤマノイモのむかごを見つけたのでヤマノイモも生えているはずなのですが・・
今回は見つけることができませんでした。

さて、つる植物はヤマノイモの仲間だけではありません。
もう何度も見ていただいている花ばかりなので、復習クイズにしてみますね。



花は地味ですが、色とりどりの実が生り、目を引きます。
ただ、この色は虫が寄生したときだけ付くと言われており、元々の色は白なんだそうです。
ヤブガラシと同様ブドウ科で、花は虫たちのレストランになっています。


はい、答えはノブドウですね!

次はブロック塀の斜面からぶら下がっていたこちらです。


この写真には何種類か植物が写っていますので、この写真でご覧ください。


特徴的な蝶型花。クリーム色でこの時期に咲いているのは・・・


答えはナツフジ(マメ科フジ属)です。

お次はつい最近投稿したばかりなので簡単ですね。


花のサイズがとても小さく、5ミリくらいしかありません。
それでもこれだけびっしりと咲くと壮観・・・といいたいのですが、遠目には全然目立ちません(笑)


はい、こちらはコカモメヅル(キョウチクトウ科カモメヅル属)です。
この間も満開と思っていましたが、ますます沢山の花が見られました。


お次はこちらです。え~まだあるの?でしょうか。
写真は1枚だけ。ヒントは雌雄異株、こちらは雄株・・かな?
ほとんどまだ蕾・・・


答えはアオツヅラフジ(ツヅラフジ科アオツヅラフジ属)です。
意外と市街地などでも生えていることがあります。

最後はこちらの花で・・・


簡単ですね~
答えはセンニンソウです。キンポウゲ科センニンソウ属。

ということで、この時期の川辺はツル植物が花盛りです。
一見地味ですが、よく見ると魅力的な花ばかり。
ぜひ探してみてください。

【撮影:2022/8/20  宇治川】

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花と虫たち~宇治川散歩2022/8下旬 (2)

2022-08-28 06:01:42 | 植物

天ヶ瀬ダム放流中の宇治川散歩、見たのは川だけではありません。
ちゃんと咲いている花も見てきました!
と言いたいのですが、今の時期は悲しいほど花は少ないです。
それでも、この数日少し気温が落ち着き、雨も降ったので、いくつかの植物が元気を取り戻していました。
たとえばこちら。



何にも珍しくないツユクサなのですが、ご覧の通り青色がとても濃く、生き生きしています。
こちらは白虹橋のたもとでみたのですが、左岸の山裾にも・・・
山科川で空色のツユクサの大群を見た記憶が新しかったので、この濃い青がとても新鮮でした。

赤い花もありました。
こちらは外来種のベニバナボロギクです。
攪乱地にいの一番に進出してきて、今や地元の低山の山すそで普通に見られます。
(やんたんなどでは群生していますね~)


花はこんな感じでよく見ると可愛い。しかも色がとても鮮やかです。


他にも、ヤブランと


ヤブミョウガのヤブヤブコンビ♪


最初の頃に咲いた、ヤブミョウガの実はもう黒光りしていました。


わりと年中咲いているクサノオウ。
この花は遠目でもよく目立ちます。


この奥、今年見逃したトキワツユクサの群生する場所にある小さい滝です。
雨が多かったので、結構しっかりと水が流れていました。


さて、このあたりから生き物が出てきますよ~
最初はこちら。え、これって陀羅尼助似のアカメガシワの実でしょ。
はい、その通りなんですけど、赤いのは何?


トリミングしてみました。
う~ん、前にここに沢山いたのがヒメホシカメムシ。
ひょっとして・・・と調べてみたら正解!ヒメホシカメムシの幼虫でした。
食草はアカメガシワだということですので、間違いないです。


さらに進むと、ヘクソカズラ(ここに咲く花はヤイトバナの風情ですね)。


イチモンジセセリが蜜を吸っていました。やっぱり可愛いです。


こちらはノブドウの花ですね。
スズメバチなどが来ることもありますが、この時はアリさんのレストラン。


吊り橋に戻ってきました。
トウコマツナギの花期は結構長いですね~
コマは駒で、馬のこと。虫ではないですが、生き物つながりで・・・
え、無理がありすぎ?(笑)


朝のシンデレラとしてはここで帰るのが正解なのですが、どうしても見たかったので・・・
右岸を下流方向に急ぎます。
やっぱり!現れの滝に滝が現れていました。


どこに滝があるねん!ですか?(笑)
上の方をズームで写してみました。分かりにくいですが、細い水の流れがあります。

下の方はもうちょっと分かりやすいです。
結構雨がふったのでしょうね。


はい、滝も確認できたので、急いで戻ります。
あちこちに小さい流れができていました。


最後に、駐車場所の横で見つけたガです。
地味なガですが、こんな緑の葉にいたら、目立っていました。
シャチホコガの仲間でしょうか。


ということで、この日のシンデレラ散歩は7時から8時50分で終了。
9時の門限に間に合いませんでした・・・

【撮影:2022/8/20     宇治川

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木々と激流~宇治川散歩2022/8下旬 (1)

2022-08-27 05:25:15 | 植物

お待たせしました。
やっと日本で一番危険なダム、天ケ瀬ダムの放流シーン大公開です。
・・・ってこれまで何回も載せとるがな!

と一人で乗りツッコミする関西人なつみかんです。
その前に・・・車をいつもの駐車場所に止め、白虹橋に向かう途中に必ず見るこちら。
志津川です。予想通り、宇治川本流に流れ込みにくく淵のようになっています。


こちらがその川に流れ込む地点。勢いよく流れる宇治川・・・


そう、ちょうどここに立って、左右を眺めています。


白虹橋から眺めるとこんな感じですね。
右上方向から流れ込んでいるのが志津川、手前の川が宇治川です。
これも同じような場面を前に投稿しました。


白虹橋から下流方向、天ケ瀬つり橋を遠くに臨みます。


そしていよいよ、上流方向の天ケ瀬ダムの放流です!
右手のトンネル出口、これが稼働したらダム決壊のリスクはなくなるでしょう。
いつ完成なのでしょうか・・・宇治市民としては気になるところです。


3か所の吐水口から勢いよく水が噴き出しています。


もっと寄って・・・
この日の放流量は毎秒約680立方メートル。


こうやってお知らせしてくれます。


300m3/秒程度でも3か所使いますが、その時はこんなおどろおどろしい水しぶきは立ちません。


手前の方でもこんな感じ。落ちたらひとたまりもありませんね。


ということで、ダムの放流を堪能したので、いつもの通り左岸を歩きます。
結構色々見たので、今日はまず川辺に生える木とこの激流のコラボ写真を選んで載せてみます。
狙って撮ったわけではないのですが、家に帰ってみてみると結構な種類がありました。
折角なのでninbuさん風に、木の名前は写真の後で書くことにしますね。
最初はこれです。


初めてこれを投稿したとき、「実」と書いたら「蕾ですよ」と教えていただきました。
全体はこちら。
黒っぽく見えているのが実です。葉っぱが結構大きいです。


もうお分かりですね!キリです。
5月頃に咲く花ですが、もう夏に蕾ができているとは驚きです。

お次はこちらです。簡単ですね。


アカメガシワの雌木です。
この写真では分かりにくいですが、まるで陀羅尼助のような黒光りのする小さくて丸い種が沢山付いています。
今年は少し早い気がしますが、この種は小鳥たちの大好物です。

お次、ドングリというのはすぐに分かると思いますが、なんのドングリでしょうか。


答えはアラカシです。
この写真ではとても分かりにくいと思います。
というのも、実ができ始めたばかりで、最終形ではないからです。
葉もちゃんと見えていませんし・・・
帽子が縞模様のドングリにはアラカシ、シラカシなどがありますが、葉の幅が広い方がアラカシです。

次はどうでしょうか。
花や青い実の時に載せたことがあります。
なんだか赤っぽく見えますね。


赤い柄に黒い実がついているようです。
写真では真っ黒ですが、肉眼で見たときにはまだ少し緑がかった実もありました。


こちらはクマノミズキです。
よく目立つ葉脈も参考になりますね。

次の木は難しいでしょう。というのもクズに取りつかれているからです。
でも、よく見ると隙間から頑張って葉を伸ばしていました。
この木はアキニレなんです。


水に沈んでしまった木・・これもアキニレっぽい。
なんだか不遇ですね。


この辺りが一番流れが強くなっています。
川底の地形なども影響しているのでしょうね~


さて、最後の木です。
緑色の実が沢山ついています。


実より葉で分かる人の方が多いのでは・・・
ナンキンハゼですね。
この実は真冬になったら弾けて、蝋で包まれた白い実が露出します。
冬場の栄養に、ヒヨドリやムクドリなどが「美味しくないな~」と言いながら食べています。

川沿いには歩道が整備されており安心して歩けます。
これだけ増水していても水面はかなり下の方です。



最後は定番の天ケ瀬つり橋の様子をば・・・
このくらいの放流量では通行禁止には全然なりません。
おそらく既定の最大量の800m3/秒でも閉鎖はされないと思います。


つり橋の真ん中から、上流方向


下流方向


私も懲りないですね(笑)
何度も同じような写真を見てくださって、ありがとうございました。

【撮影:2022/8/20  宇治川】

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