なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

わたしも見て!森の花たち~桃山御陵(後編)

2019-04-25 05:21:41 | 植物

御陵の森のオドリコソウに目を奪われましたが、じつはそれ以外にも色々な花が咲いていました。
決して珍しい花ではありませんが、今の時期しか見られない花ばかり・・・
宇治川の山肌でみかけた花と同じ花も結構ありましたが、咲く場所が違うとちょっと雰囲気が違って見えたりもします。
そんな花たちをご覧くださいませ~

その1 ムラサキケマン(紫華鬘;ケシ科キケマン属)



ヤエムグラに囲まれ華麗に咲いていました。
個体数で言えば、オドリコソウに次いで多かったのではないでしょうか。




その2 シロヤブケマン(白藪華鬘;ケシ科キケマン属)

最近ムラサキケマンのあるところ、セットのように咲いているようです。
宇治川ほどの数は見られませんでした。




その3 セントウソウ(仙洞草;セリ科セントウソウ属)

ミニサイズ特集でも出した花ですが、御陵の森ではかなり成長した姿を見ることができました。
何度見ても、ピンクの蕊が可愛いです。 茎に毛はありません。
こちらも個体数はかなり多かったです。



全体はこんな感じです。・・・って葉が写っていませんでした。




その4 ヤブニンジン (藪人参;セリ科ヤブニンジン属)

どう見てもセリ科、一瞬ヤブジラミかと思いましたが、茎に長い毛が沢山生えている・・・
どうも、ヤブニンジンのようです。
松江の先生の図鑑によると、中央に8個の雄花、その周りに6個の両性花が位置するようですが、数は若干少ない気がします。
両性花の方はもう実になってきていました。
つんつん突き出た雄蕊が魅力的♪




その5 クサイチゴ(草苺; バラ科キイチゴ属)

こちらも先日宇治川畔の植物として投稿したばかりですが、御陵の森でも沢山咲いていました。
最盛期を少しすぎたところらしく、花弁の落ちた花も多く見かけました。




その6 キンポウゲ(金鳳花;キンポウゲ科キンポウゲ属)

独特の光沢のある黄色い花と、ゆらゆら揺れる姿は春の風物詩です。




ここからは青~紫系の花を4種類連続で・・・

その7 キランソウ(金瘡小草; シソ科キランソウ属)

こちらも宇治川畔の投稿で出したばかりです。別名の「地獄の釜の蓋」の由来もそちらに・・・
あちこちで地面にへばりつくように咲いている姿を見かけるようになりました。




その8 カキドオシ(垣通し; シソ科カキドオシ属)

茎が地を這って伸び、時に垣根を越える・・・ということから名付けられたそうですが、咲き始めらしくそこまで蔓延ってはいませんでした。
お人形さんがぶら下がっているような花が可愛いということに、初めて気付きました。




その9 オオイヌノフグリ(別名 星の瞳、天人唐草など; オオバコ科クワガタソウ属)

言わずと知れた、青い瞳。
子供の頃から大好きな花ですが、この時期まで咲いているとは思いませんでした。




ラストはこちら。
その10 タチツボスミレ 目玉焼き添え・・・違うか(笑)



タチツボスミレは溝蓋の隙間にまで生えてくる、繁殖力の強いありふれたスミレですが、森の中でみる美しさは格別です。
写真をサムネイルでみたとき、なんでここに目玉焼きが落ちてる!?
って真剣に悩んだのですが(ウソ)、ツバキの花が落ちていたのでした。

なんだか、道草図鑑みたいになっちゃいましたね。
今までこんな素敵な場所に気付いてなくて、もったいないことをしました。
石垣があって腰より高い位置に生えているので、写真も撮りやすく、これからもちょくちょく行ってみようと思います。

〔お知らせ〕

昨日のコメ欄でお知らせした通り、明日から少しの間投稿をお休みします。

コメント (5)
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