なんとも芸のないタイトルですみません。
お花見に行った時に撮った写真を眺めて色々特集を考えたのですが、目まぐるしく花が咲いてくるこの時期にぐずぐずしてはいられない!
えーい、道草記録の生態園バージョンやぁ!
とばかりに、並べ立てることにしました。
(単に手抜きと言うウワサも・・・)
すでにご紹介した花は除いて、今回写真を撮った花を基本五十音順に並べますね。
例外で、同じ仲間の花は近くに並べました。
また、スミレの仲間が色々咲いていたのですが、今年の目標は「スミレの見分け方の勉強をする!」なので(今決めた)、
名前が分かってからご紹介したいと思います。
1回で全部載せてしまうつもりでしたが、案外種類が多かったので、2回に分けますね。
ということで、前編トップバッターはこの花です。
イチリンソウ(一輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)
まだ早かったようで、咲いていたのはこの2輪だけでした。
北海道以外の日本全国に分布する・・・そうですが、私はまだ野生のイチリンソウを見たことがありません。
お次はこれです。さて何でしょう。
そう、オドリコソウ(踊子草; シソ科オドリコソウ属)です。
ここのオドリコソウはピンク系が多いのですが、野生では白い花も見かけます。
昔は地元にも普通に雑草として咲いていたのですが、最近はめっきり見かけなくなりました。
花が踊っているように見えることから「踊子草」。
全体像はこちら。生態園の旬はこれからです。
つづいてこちら。カテンソウ(花点草; イラクサ科カテンソウ属)です。
小さいけれど、よく見ると花の形が面白く、何気に気になる花です。
今回はガンガン日が当たっていたので写真は撃沈。
特徴的な雄蕊も撮れず・・・でした。 宇治川にも去年は沢山咲いていたけれど、今年はどうでしょう・・・
つづいて、こちらも何度かご紹介している花、カワセミソウ(翡翠草;ハエドクソウ科サギゴケ属)。
ムラサキサギゴケに似ていますが、首が長いのが特徴。
2000年に偶然京都でムラサキサギゴケの群れの中から見つけられたそうです。
ちなみに、桜林の下にムラサキサギゴケも咲いていたので、比較のために載せますね~
こうやって見ると、首だけではなく、全体の雰囲気もがっちりしていますね。
つづいてイカリソウの仲間を2種類。
最初は、キバナイカリソウ(黄花碇草;メギ科イカリソウ属)
キバナというわりには、クリーム色で優しい感じです。イカリソウの名前は花の形が碇に似ているから。
近畿以北~北海道の日本海側に分布しているそうです。
次もイカリソウの仲間で、トキワイカリソウ(常盤碇草; メギ科イカリソウ属)です。
トキワという名前は、冬でも落葉しないことから。
「東北〜山陰の日本海側の多雪地の山野の林内」に生えるとありましたが、確かに11月新潟旅行に行ったとき、弥彦山で沢山葉っぱを見かけました。
春は綺麗だろうな~
お次は、寺社の林などで一面に咲いているのをよく見かけるシャガ(射干;アヤメ科アヤメ属)です。
結構あちこちで見かけるので有り難味がないのですが(失礼!)、よく見るとすごく美しい花です。
こちらは古い時代に日本に入ってきた帰化植物だそうで、なんと今全国でみかけるシャガはどれも同じ遺伝子を持つそうです。
人為的に広がったと考えられていますが、可愛い顔をして、すごい繁殖力ですよね。
本日ラストはこの2種類。
前回行ったときにご紹介したモミジチャルメルソウ、チャルメラおじさんが刷り込まれた~という声も聞こえましたが、
今回は、普通のチャルメルソウ(哨吶草;ユキノシタ科チャルメルソウ属)を初めて見ることができました。
・・・とはいえ、超しょぼい写真なので、サンプルにもなりません。
それでも載せる(笑)
全体はこちら。名札がないと分からない・・・
ちなみに、モミジチャルメルソウも数は減ったものの、まだ咲いていました。
こちらの方が綺麗です。
これで半分。
明日は続きを載せますね~
〔撮影:2019/4/6 京都府立植物園〕