会場 岩手県公会堂
この公会堂は内丸の東警察署の前にある大正時代の何ともレトロな建物です。県民会館ができる前はここでコンサートやら民謡舞台、公開放送もしていた文化の発祥の地でした。
少年の頃に歌手のリリー(私は泣いています)のコンサートを聞いたのが最後になりました。
最近はレトロな建物が見直され様々なイベントに使われていたりします。
その講演に先立ちオープニングイベントに大槌町向川原のゆうそうな虎舞があり復興に向けた意気込みにあふれた舞いが見られました。
震災後にロンドンでも公演したようで言葉が通じなくても伝わる物があったと思われます。
講演 「犠牲なき社会をめざすために」
~被災地から、基地問題と原発、平和を考える~
東京大学大学院教授・九条の会講師団 高橋 哲哉さん
自己の利益のために他人に犠牲を強いいる事が許されるかが今回の原発事故では問われているようです。 それは電気の恩恵は受けるが原発事故の放射能汚染は福島にすべて負わせるではあまりにも無責任でありこれは沖縄の基地問題にも言えることのようです。
自身の行動が誰かの犠牲において成り立っていないかを考える時ではないでしょうか?
東京電力の鉄塔をはじめて見たのは岩手県二戸市と青森県田子町との県境でした。それはそれは見るからに男前の立派な鉄塔でした。
それは何故か?青森県東通村に東京電力の原発があることを知りその電力を運ぶ送電線の鉄塔でした。
これは岩手県の北上高地を通り抜けはるか彼方の東京のコンビニやら歌舞伎町を照らしています。青森県には電力の恩恵はありません。
しかし立地に関しては地元に対し膨大な補助金が使われているのは福島と同じで東京都民などの犠牲を強いている面を見逃す事はできません。
さらに原発より危険性の高い核燃の処理施設が六ヶ所村にあります。青森県は核のごみすて場にしないと国との協定を結びました。 国は既成事実を立てに青森県を最終処分地にしようとしていて青森県知事は国に撤回を求めています。 果たして青森県以外で核燃の廃棄物を受け入る自治体が現れるでしょうか?負担の軽減から津波で町を流された自治体が狙われいるのもまた事実のようです。 お話したい事は負担の原則から原発を推進、再稼働をしたいのであればその原発からでる核廃棄物はその原発を抱えるそれぞれの自治体、電力の恩恵を受ける地域で責任を持つべきことと思います。
直ぐには脱原発は無理としてもこれが正しい方向であるような気がしまします。
俺が子供の頃はコンビニはなく自動販売機すらまだまだ珍しかったです。この便利なことをすべてとは言いません少し手放しその不便さを受け入れた社会の方がおしゃれでカッコ良いよ!
俺など一地方都市に住み自動販売機の使い方など忘れてしまい缶コーヒーなど飲んだこともなく(見たことありますけどねぇ…)てもこんなに楽しい生活をしていますけどねぇ…(笑)