「ネコヅメのよる」町田尚子 WAVE出版 2016/5/15
ある日、その猫は気配を感じました。
「あれ?もしかして…」
その夜
「間違いない、今夜だ。」
猫は家をそっと家を抜け出し出かけていきます。
あっちの家からも、そっちの路地からも、
ねこ ねこ ねこ!
そしてみんなが山の中で見たものは…
猫だけが知っている秘密
まず、表紙の猫のこの不敵な笑み!
何が起こるんだろう
そして、ページをめくるごとに、
猫の好きな人なら思わずくすっとするような
猫のいる家ポイントがちりばめられて
不思議な出だしからクライマックスへ進む
ストーリー自体も目が離せませんが、
猫たちの描写がほんとにすばらしくって、
作者の猫への思いが伝わってきます。
思わず、自分のとこの子は?と探したりもするし
読み終わっても何回も見たくなったり
昭和レトロな民家の風情も猫たちにとけこんで、いい感じ。
猫好きの人にぜひおすすめの絵本です。
この絵本を知ったきっかけは、
町田さんの原画展を観に行った息子が持っていた
クリアファイルを見たことでした
こちらが表の面で↓
裏側の面ではこうなるの↓
先月のパンダに続いて
猫たちの秘密も知ってしまった
もしやもしや…
みかんが以前、夜の窓辺に立っていたのも?
なんてね
(2015年3月の写真より♪)
この絵本の表紙、すごいインパクト
こういうのを舌なめずりというのかな・・・
思わず「ごめんなさい」してしまいます
裏表紙の猫爪のキズ・・・なんか、いろいろ思い出しました! こんなキズ、つけられたな~
みかんくんにも秘密があるのだ! きっと!
こんな楽しい絵本、見るたびにHAPPYな気分になるね
この表紙、どきっとするよね
いかにもこれから何かするよ~という顔つきにすごくリアリティーがあると思ったら、
あとがきを読んで、この子は町田さんの飼っておられる元保護猫の「白木ちゃん」だと知りました
出てくる猫たちのノラっぽい模様も、みんな個性豊かなのも納得です
タイトルの「ネコヅメ」からミステリアスですが、私なんか、これは猫がいっぱいだから「猫詰」なのか!?と思って読み始めた(*_*)
裏表紙の猫爪のキズ、もりっちゃんには思い出すことがあるのですね^^
うちの床にも、そして私にも盛大についているこの三本ヅメ私もいつか思い出すだろうな
もりっちゃんちの猫ちゃんはどの子に似てる?^^