先日、岡崎の京都市美術館に、4/2~5/19まで開催中のゴッホ展「空白のパリを追う」を観に行ってきました
現在この二つの美術展が開催されています。
共催の「リヒテンシュタイン・華麗なる公爵家の秘宝展」は、
会期も長いので、時間的に次の楽しみにしました。
混んでいると覚悟していましたが、
会期前半の平日で午前なので、意外にも待ち時間なく入場できました!
入り口で音声ガイドも借りて、準備OKです
それでも館内は、特に入り口すぐは混みあい、
「中ほどは空いていますので、そちらからもご覧下さい。」
と、係の方の案内もあり、そうしようかと思ったけれど、
人の波に逆行して戻ってくるのも大変かも知れない。
そして、何重にもなった作品の前で順を待つも、
前になったかと思うと、また後ろになるのは仕方ないなあ^^;
周りを見ると、オペラグラスを持った人もおられ、
私も次回は用意しようと思いました。
中ほどになると混雑がましになったので、ちゃんと作品の前に。
ロープが張ってある前に本物のゴッホの描いた絵が
うれしくて、かかんで下から見上げたり、
うしろにぐーんと下がってみたりして、筆の跡を見るのでした。
今回は、晩年のうねりのある、よく知られる作品群までの、
主にパリ時代のの作品の公開。
うん、過程って大事ですよね。
正解のないものを追求するのには終わりはないし、
生き方がまた作品につながっている。
それぞれの作品のそばには、関連した絵のパネルや他の画家の作品、
たとえば、作中の鳥のはく製の展示だとか、
よく似た弟のテオとの見分け方を解説してあったり、
X線撮影での、下にある絵のことにふれたり、
ゴッホを他の画家が描いた作品と比較してあったり、
初心者にもわかりやすいような工夫がされていて見やすかった。
また、木材に描かれた作品には、思わず友達と、「トールペイント!」と言ってしまいました!
今回8点出ていた自画像のゴッホは、描き方はさまざまですが、
30歳半ばには見えないほど人生がつみ重なっているように思えます・・・
音楽家も画家も、人生の残り年数を知っていたような作品なのは、
不思議な事に思いました。
音声ガイドで流れてくるのは、絵画の印象派より少し後にやってくる、
フランス印象派の音楽で、これも良かった。
絵葉書やゴッホの解説の本などおみやげ(なんとゴッホぬいぐるみがあった!)を買い込んで、これで復習を
じっくり見ていたら帰りのの寄り道はできませんでしたが、
明るい日差しに新緑のきれいな時でしたよ