一昨日、母と娘と私の三人で、京都国立博物館で開催中の、「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展に行ってきました

母とこの博物館に来るのは、なんと私が中学生の時「エルミタージュ美術館展」を観て以来のこと。
冬の曇り空と煉瓦の建物はこないだみたいなのにな。(・・勉強もこんなふうに覚えていたらなあ
)今度は、秋の深い青い空です。

開場時間より少し早い9時10分に着くと、もう長い行列が。
テントの内側に貼られたパネルを見ながら、待ち時間が45分。
ここでは前期の展示も観られて、待つ間の工夫がされてあるのですね

入場できた最初の部屋は、鳥獣戯画を所蔵する高山寺に関する展示です。
ゆっくり観ていたら、母はとうに次のコーナーへ
この後、鳥獣戯画のコーナーの前に、またも40分ほどの行列
ここでは、入り口で借りた音声ガイドのボーナストラックを聴けるようになっていて、
やはり待つ間の工夫がされています
そうして、わくわく待ってから、いよいよ鳥獣戯画。
教科書で見たことのある、うさぎとカエルが目の前に!
原画は筆致が見えて、こんなにすてきです
それから、犬や鳥や、ゾウや人間も、生き生きと軽快に描かれていて、
実物に出会えてよかったな

こうした絵を観ることのできる後ろには
絵の修理をされ、次の時代へ残して行かれる方達の、
気の遠くなるような細やかな作業と思いがあるのですね
新聞屋さんにチケットをもらったんよ
と、久しぶりのお出かけでうれしそうな母でした
建物から出てみると、またびっくりしました

並んでいる中には年配の人も多く、しんどくなられませんように。
これから行かれる方も、待ちやすい靴や寒さの対策など、気をつけてくださいね。

建物の外にもところどころ動物のパネルが

噴水に虹が。園内の桜も紅葉してきています。
後ろの建物が平成知新館。こちらでは記念展「京へのいざない」開催中で、同じチケットで入場できます。
午前中だけのお出かけですが、鳥獣戯画も、楽しそうな母の顔もうれしかったなと思いながら帰り道につきましたよ