lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

ピアノの調律

2013年03月27日 | 音楽

少し先の4月4日は「ピアノ調律の日」だそうですが、

昨日は家のピアノの調律の日でした

小さい手、大きい手、泥んこの手、優しい手、・・・普段いろんな手で弾かれている今のピアノは、子供の時から三台目になる、ヤマハC5ですが、

もう25年もお世話になっている調律師さんが、

半年に一回、ていねいに見てくださいます。

 

ピアノの屋根を開けると、230本もの弦(一つの音に1~3本です)、

そしてそれを響かせる88のハンマーがずらりと並んでいて、

これを一つずつ、音のピッチ、鍵盤タッチも調整して、もっともこのピアノが弾きやすい状態にしていく作業は繊細で大変そうだけど、

調整された音が、一つずつきれいにそろっていくのを聞くのが好きです

私の弾き方と、やはりピアノを弾く娘の弾き方がけっこう違うため

どう折り合いをつけるかも考えて下さるようです。

(でも、ちょっと私寄りにしてくださるよ(^_-))

 

調律が終わったあと、知らないお話を伺えるのも楽しいです。

いろんなピアノに触れるのが楽しいとおっしゃっていて、それは、

いろんな人に会う感じなのでしょうか

さあ、軽やかになったピアノで、どんな曲を弾きましょうか。

 


のんちゃんに会った日

2013年03月22日 | 教室の風景

うんと前のお話です。(ごめん、長くてつまらない話だけど、この季節になると思い出して

 

学校を出て2年ほど勤めてから、新米主婦になった私でしたが、

ちょっと挫折したピアノとはいえ(そのお話はまたいつかするかもしれないし、できないかも知れません・・・)

それは自分にとっては大切な幹の部分で、

勉強は一生続けていこうと思っていました。

その日私はたまたま用事で、最寄りのバス停に行ったら、

そのベンチにランドセルを背負った小さい女の子が座っていて、笑って話しかけてきます。

「どこにいくの?

「えっと、~~だよ

(考えたら知らない人に声かけちゃいけないけど、まだ時代がのんびりだったなあ)

学校の帰り道、休憩しているらしいその子は、続けて、

「お姉ちゃん、私の名前、わかる?ヒントはこれ

と、ぴかぴかの名札の上半分を見せてくれました(だめだよ

その苗字から思い浮かぶタレントさんの名前があったので、つい、

「~~ちゃん?

と答えたら、その子はおどろいた目をして

「あたり~!なんでわかるの?のんちゃんだよ。じゃあお姉ちゃんの名前は

と言うのです。その後もお話してからバイバイってして、なんだかその日は楽しかったなあと思いました。

 

・・・数日して、玄関チャイムが鳴って、出てみると、その子とお母さんらしい人と、うちのお隣の奥さんがにこにこ立っていて、

「うちの娘が言うので探したらご近所で、ピアノを弾かれてるみたいだと伺ったんです。この子がピアノ習いたいって言うんでお願いできますか

とおっしゃってきて、今度は私のほうが・・なんでわかるの?と驚く番でした。

それから、上手でもない私は、ピアノの先生と呼ばれ今もそうなのです

あの時の小さな出会いが、

今こうしてピアノを一緒に弾くことにつながっています。

(この前のホルンのコンサートも、そういえば小さなきっかけが音のリレーになっていくんだったなあ)

長い年数が経った今も、

今目の前にいる子たちと、向き合っていくことを忘れないようにしたいなあ。

楽しいことも、時にはつらいこともあるけれど

 

 


無言歌 作品19の1 「甘い思い出」 メンデルスゾーン

2013年03月20日 | 音楽

無言歌 作品19の1 「甘い思い出」 メンデルスゾーン

やわらかい雨ふりの春分の日となりました。

昼夜の長さが同じ日のことだと思っていたら、それは三日前だったそうですね

・・・知らないことはいっぱいです

行ったり来たりしていた季節も、ここで一つ深呼吸して、

進んでいくのでしょう。

 

今日は友達のお子さんが、親元から離れて、新生活をスタートされる日です

おめでとうございます!自分の夢に向かって進んでいかれますように

子供が育ち、巣立っていく日は、親にとっても新たなスタートの日

そしてその日は、いずれ私にもやってくるんだなあ・・・

 

メンデルスゾーン(先日書きました、ファニー・メンデルスゾーンの弟ですね)の「甘い思い出」は

「無言歌集」の一番初めに収められています。

音という言葉で綴られた歌たち。

全48曲のうち、作曲者本人が題名をつけた曲は「ヴェニスのゴンドラの歌」など5曲のみで、

この「甘い思い出」の曲名も、また後世につけられたものです。

ソプラノの部分に歌と、左手の低音部にもベースなだけではなくて、向かい合う歌を感じ、

2つの声の間には、やわらかいアルペジオの中声部が入ります。

この曲は、曲集の一番らしく、柔らかななかにも、凛として、

春浅い季節の空気のように、きゅっと引き締まる思い、

そして、未来へのあこがれや希望がつまっているかな、と感じるのです。

新しく旅立っていく人達に向けて・・・

すてきな思い出を胸に、すばらしい出会いがありますように!

 


石けんデコパージュ

2013年03月19日 | トール・クラフト

午前中は猛練習・・・しないで、たいていぼんやりして過ごしています(なんでも夜中になるな

先週も、近くのホームセンターに、トールの絵の具を一本買いに行ったら、

おまけの買い物のほうがいっぱいです。(ああ、トール作品はいつになったら完成するのか

 

ちょうど春休みになるので、となりにあった、デコパージュのコーナーがにぎやかに。(トールコーナーはいつも静かだな)

さっそくその時に材料を買っておきました。

そして、今日は・・・実は去年3つも買ったのだけど、

あまりにもカタツムリのにおい(違うのかな?)が気になって、

そのままになっていた石けんを・・・

<材料>

石けん

お好きな柄の紙ナプキン

デコパージュ用の糊(私の買ったのはケマージュという商品でしたが、ほかのメーカーのものもあります。)

平筆

はさみ・鉛筆

 

<作り方>

(簡単な説明だけですが、ごめんなさい。所要時間30~40分)

1・ペーパータオルを、貼りたい石けんのサイズに合わせてカットして、

何層かになった一番上の紙だけはずしておきます。

2・石けんの片面に、デコパージュの糊を、平筆で薄く均等に塗ります。

3・石けんと先ほどの紙ナプキンを中央から空気が入らないようにそっと押さえて貼り合せます。

この時、直接ペーパーにふれると破れやすいため、ポリエチレンの袋をあてて押さえると作業がスムーズにいくそうです。

4・乾く前に、この上に再び糊をぬります。

やぶれやすいので、紙の繊維に逆らわない方向に(そう、私はやぶってしまった

5・乾いたら、もう一度糊を塗ります。ラメを散らすと、きらきら華やかだし、シワをごまかせるのかな

6・乾燥したらできあがりです

石けんを使っている間も、模様は最後まで楽しめるそうですよ。

 

ああ、ひよこさんの上のほうに、別のひよこさんの足がにょきり

そして、変身したカタツムリ石けんの香りはそのままカタツムリ

 

さあ、片付けたらまもなく元気にレッスンです!

 

 

 

 

 

 


お好み焼きとホルン

2013年03月16日 | 音楽

昨日は楽しい音楽会に行ってきました

お好み焼き屋さんでのホルンとピアノによるライブコンサートです。

モノレールの駅を降りて5分ほど歩いたそのお店は、

毎週末にいろんなコンサートをされ、中にはオペラ公演だってあるので、

お好み焼き屋さんといってもホールみたいに広いのかな???と思ったけれど、

着いたら、やっぱり普通にお好み焼き屋さんです


でも、このお店はもともとイタリアンのシェフだったマスターが、 転業されたそうで、

豚玉やイカ玉のほか、

チーズポークだのトマトベーコンだの個性派お好み焼きに、

後から知った、パスタをゆでているという、焼きそば・・・マスターのこだわりいっぱいの素敵なお店です!


8時からの演奏前に、コース料理として、

イタリアンな前菜、おでん、お好み焼き、

残念ながらドルチェはありませんが、居酒屋さんのような楽しさです!

そして開演です。
(そうだった、音楽会に来たんだったよ
    <プログラム>

・オペラ椿姫より「乾杯の歌」(ヴェルディ)
・亡き王女の為のパヴァーヌ(ラヴェル)
・アルプホルン(シュトラウス)
・「森のおとめ」のロシア舞曲の主題による変奏曲(べートーヴェン)
・二本のホルンのための協奏曲(ハイドン)

~休憩~

・サウンドオブミュージック(ロジャース)
・アイ・ガット・リズム(ガーシュイン)
・流れの上で(シューベルト)
・ノクターン・ボサノバアレンジ(ショパン/鈴木奈美)
・ふるさとの四季(源田俊一郎)


演奏中にマスターがドライアイスによる演出をして下さり、 

しかし、店内はせまいため、出演者が通る際、そばにあったトレイのようなものでしょうか、が

盛大な音とともにひっくり返るというアクシデントもありながら、

場内は終始温かい雰囲気のコンサートでした。


今回が709回目だというこのクラシックライブ、きっかけは、

いつもお店の決まった席に座るお客さんがおられ、

 ある日、

ここでクラシックギターを弾かせて欲しい、とおっしゃって、

でも、マスターはその時、いやな顔をしてしまったそうです(うん、わかるような


それでもともかく楽器を持ってきてもらったら、

とても上手で、OKして、後ほど著名な奏者だったのがわかったそうで、

そこからずっと音楽がつながっているということでしたクローバー

・・・なんだか感動していたら、

またも最後にアクシデントが!

 
それもまたライブの楽しさ(*^^*)

どきどきしましたが、お好み焼きと一緒で、ほかほかするライブでした!


 

 

 

 


エオリアン・ハープ♪ 

2013年03月14日 | 音楽

エオリアン・ハープ♪ イングリット・フジコ・ヘミング より

昨日は、〇回目の結婚記念日でした!

 

結婚式の時、友達が演奏してくれたショパンのエチュードop.25-1、

春の風のようなアルペジオの広がるこの曲は、ショパンの演奏を聴いたシューマンの言葉から

「エオリアン・ハープ」の名前で親しまれています。

私は長らく、この楽器を、グランドハープやアイリッシュ・ハープのような

ある程度大きな、音律のそろったものと想像していました。

ずい分経ってから、それは、

細長い木の箱のような胴体に、弦を張り、

自然に吹く風で音を鳴らす楽器だったのだと知りました

 

私も弾くことがありますが、ずい分強い風を吹かせていたかも知れないなあ

風とともに歌い、また止まったり・・・

この日になると思い出す曲です

 

 


ファニー・メンデルスゾーン (一年・12の性格的小品集)

2013年03月08日 | 音楽

 とっても日差しが明るくなった一日です。

こんな日は部屋でピアノを弾いているのがもったいなく思えますが、最近さぼりがちなピアノもちょっとはがんばろう

お師匠先生にこんな曲があるのよと教えていただいて今弾いている曲 

ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847)の  “Das Jahr. 12 Charakterstücke” (一年・12の性格的小品集)。
 
「真夏の夜の夢」や「ヴァイオリン協奏曲」などで知られる、フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)のお姉さんの作った、
 
 
「一月」に始まり、「十二月」までと「終曲」の14曲(六月が2曲)からなる小曲集です
 
作曲者ファニー・メンデルスゾーンは裕福な家庭に育ち、
 
弟のフェリックス・メンデルスゾーンとともに、当時の最高の教育をうけました。
 
24歳で、宮廷画家のヘンゼルと結婚してからも、音楽活動は続けていたものの、
 
当時のドイツで、裕福な家庭の女の人が音楽を職業にするのは今日より理解されにくい事だったため、
 
才能を発揮できる機会は限られていたようです。
 
 
最近はテレビ番組などでも取り上げられるようになってきたものの、
 
それでもまだ比較的演奏されることが少ないですが、
 
弟のメンデルスゾーンとやはり似たところのある、歌のある美しい曲です。
 
・・・といっても、まだ「二月」でつまづいているのだった
 
けっして音域が広かったり超絶技巧の曲ではないのですが、
 
つかみにくい和音、弾きにくいパッセージが出てくるので、
 
声部ごとに丁寧に楽譜を読んでいって、今年中に一年分を弾くことを目標にしよう。
 
 
  
 
当時彼女が持っていたこの曲の楽譜は、月ごとに色が違う、とても美しいものだったようで、
 
残念ながら、私が3年前に梅田で買った楽譜は全ページ白ですが
 
それでも見つけてうれしい!(上下巻で1万4千円と、私にしたら高かったわ!)
 
表紙の彼女の肖像画は、夫のヘンゼルによるものです
 
 

バウムクーヘン

2013年03月06日 | 日記

知り合いの人から、お土産にバウムクーヘンをいただきました

これって、お取り寄せで人気のお店のかな?

バウムクーヘンはドイツ語で木のお菓子、という意味だそうで、大好きなお菓子です!

わくわく箱をあけてみると、きれいなたまご色のバウムクーヘンが

いただきまーす

 

湯山昭さんの「お菓子の世界」というピアノ曲集の中の「バウムクーヘン」という曲も、生徒さんに人気があります。

のびやかなメロディーはゆるやかな曲線をえがいたり、あるときはスキップしたり

ちょっと立ち止まったり、

そして回転しながら、

少しずつ大きな円になっていき、

・・・やがては年輪の入ったずっしり重みを感じるバウムクーヘンが出来上がるのです(*^^*)

 

近年改定された版では、曲の表示速度が見直され、ゆっくりになっています。

前の速さの、あどけない素直な感じも、私は好きです

 


トラットリアPIANO

2013年03月05日 | 食べ物

先日奈良に行った時こんなかわいいお店を見つけました

 

昭和のなつかしさがった商店街のはしにある、

トラットリアPIANOというイタリアンの新しいお店でした

店内にもピアノが

お腹いっぱいになったのは、その前によもぎもちの食べ歩きもしたのもあるなあ

 

ナイフレストにもシカさんが

 

ここに長居してしまったので、肝心の用事が

 


はじめまして

2013年03月03日 | 日記

はじめまして

京都府南部の自宅でピアノ教室をしていて、

毎日のレッスンで、いろんな生徒さんと接し音楽のある時間を楽しんでいます


ですが、こちらでは、仕事の事ではなく、

レッスン中の子供たちの声や、好きな音楽、思い出のある曲のこと、

趣味でつづけているトールペイントのことなど、

日々の楽しかったことを、のんびり書き綴っていけたらと思っています。

ハンドルネームのlemonは買っている手乗りインコのレモン君からです

パソコンは不慣れで間違いだらけ、のんびり更新になりますが、

どうぞよろしくお願いいたします