長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『トライアングルな夜』

2021-03-09 | 映画レビュー(と)

突然なんですけど、僕、ミッサンデイが好きなんですよ…。
ゲースロ(註ゲーム・オブ・スローンズ)でデナーリスの通訳をやっていた彼女です。美しいアフロヘアに、知的で清純かつセクシーなルックス。最終シーズンであんな事になった時は「オマエらの血は何色だ!」とTVに向かって怒り狂ったもんです、ハイ。

 そんなミッサンデイことナタリー・エマニュエル主演の現代劇となれば見ないワケにはいかない。
弁護士夫婦のノエルとオードラは結婚して久しいが、子宝には恵まれなかった。そんなある日、オードラの大学時代のルームメイト、ホリーが泊まりにやって来る。疎遠になっていた理由を聞けば、なんと2人は付き合っていたというではないか!果たして現れたセクシーなホリーを前に、ノエルは気が気じゃない一夜を過ごすことになる。

 ちょっとおカタいノエルとオードラ夫妻の価値観を揺るがす人物として登場するホリーは、早朝にやって来たかと思えば夜まで爆睡、仕事はマリファナスイーツ作りで、性的にも自由奔放というキャラクターだが、清純派ナタリー嬢は押しが弱く、“招かれざる客”コメディになり切れないのが惜しい。とはいえ、ファンなら見て損はないだろう。脚本兼任ジョシュア・フリードランダー監督も、小気味よい作品に仕上げている。


『トライアングルな夜』20・米
監督 ジョシュア・フリードランダー
出演 ナタリー・エマニュエル、ブリット・ロウワー、ジョシュ・ローソン、ロン・リビングストン、エリン・ヘイズ

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