「きみは誤解している」佐藤正午 2000岩波書店
- 「きみは誤解している」 野生時代1994年11月号
- それって、「誤解」じゃないし!彼女は本人以上に理解しているし!わはは!
- 「遠くへ」 野生時代1995年5月号
- 女流、ギャンブルには姿勢が大事なんですよ・・・という人もいるだろうね。
- 「この退屈な人生」 野生時代1995年8月号
- ギャンブルを楽しめない男、金に執着心なさすぎ。独り。
- 「女房はくれてやる」 野生時代1995年11月号
- 競輪選手にね
- 「うんと言ってくれ」 野生時代1996年2月号
- 競輪と女子高生と、その才能と恋愛と金
- 「人間の屑」 書下ろし
- 車券を買わない競輪ファン
野生時代という雑誌を読んだことは無いのですが、これまでにも見かけた作品も含めかなりやばそうですね。(いい意味で)
いやあ、競輪を題材にして佐藤正午の筆が走っています(?)ははは。
車券を買わない競輪ファンというところまで行った。ならば、その先の【引退、撤退】する人々は描けないもんですかね。でも、それは業界から圧力がかかりそうだし、佐藤正午ファンを裏切る行為かもしれない。できないだろうな。きっと。「この退屈な人生」がそれに一番近いんだろうけど、勝ち組という意味での憧れの存在であるし、やめることは考えられないから違うよね。
教訓みたいな形で、実際の知人に読ませるならば「遠くへ」を薦める。「人間の屑」もいいけど。やっぱり冷静になってもらいたいから。ギャンブルにはまる人は、何度でも客観的な視点に立ち返る機会を増やさないとね。